2月24日 曇り時々晴れ
『人生を100倍楽しく生きる方法』
その一、新幹線にただで乗れる方法
解答:新幹線の運転手になる。
その二、マラソンで1位になる方法
解答:1人でマラソンを走る。
その三、絶対に交通事故に合わない方法
解答:家から出ない。
その四、絶対に死なない方法
解答:この世に生まれてこない。
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夕方、公私に渡りお世話になっているお客様でもある方の訃報を聞いてご焼香だけでもさせてください、とお通夜に参列させて頂きました。
上記の「人生を100倍楽しく生きる方法」というのは通夜勤行を執り行われたご住職が読経後の説教の中で引用されたもので、ご住職のお子さんが持っていた本の内容にあった文章とのことです。
「そんなもんあたりまえのことばっかりやないか!」
と、ツッコミを入れながらも、結局それはお釈迦様が言われていたことも同じことだと、人はこの世に生を与えられた時から人は必ず死に、土に帰ることが決まっている。と、聞く人を和ますテンポをとり、やさしくもながらも厳粛な口調で説かれました。
そして、残されたものは大事な人の死に直面して今自分が何をなすべきか、残された人生をどう生きるべきかを考えるべきだ。と、十分に頭ではわかっているはずが、しかし一向に腹には落ちていないこの世の摂理を改めてご教示いただきました。
考えてもみれば、ここ数年は毎年数回、葬儀に参列するようになりました。
いつの間にかそんな年齢になってきたと言うことなのでしょうが、、
あの世に旅立たれる方をお見送りするたびに人の命の儚さと自分もいつ逝くかわからないという逃げ様の無い現実を目の当たりにします。
いつ終わるかもしれない自分の人生、真摯に懸命に、今を精一杯生きよと、忙しい日常にかまけてつい忘れてしまいがちな真実に向き合わさせていただく機会を頂いているような気もしています。
F様、あまりにも早すぎる幕引きにお悔やみを申し上げるとともに、ご冥福を心よりお祈りいたします。
お世話になりましてありがとうございました。安らかにお眠り下さい。
「最後に」とご住職が読み上げられた蓮如上人が書かれた「白骨の御文章」を備忘録として書き留めておきたいと思います。
結局、私たちが出来る事は念仏を唱えることくらいということ、だと。
株式会社 チューリップ企画さんのHPから拝借しました。