商品事故後の対応と説明。

古い話ですが、平成16年11月の新聞やテレビで、シート式床暖房メーカー製の床暖房で2004年以降、床を焼く事故が全国で約70件起きていたと報じられました。
この事故は床暖房を設置した床上に保温性の高い布団などを置いた箇所が長時間の連続運転によって床面のこげ、変色が発生したというもので、(取り扱い説明書には禁止と書いてはあるのですが・・。)幸いユーザーのやけど等の被害、発火・炎上等はなかったようです。
ジェイ・ビー・エイチ株式会社という会社の商品なのですが、フローリングの下に敷く、フィルム形状の製品で、厚みが0.25㎜と薄く、施工性が良いと共に、温水式に比べて環境的にもクリーンなこともあり、弊社でも推奨し、実際に工事で採用しておりました。
本日、やっと、その製品を採用頂いたお施主様宅の点検、説明、制御盤の交換作業が、終了致しました。床暖房ということで、冬以外は使用しないので、秋口までに、と、日程の調整をしていたのですが、それにしても、事故が発覚してから、かなりの期間が過ぎてしまいました。
大体、メーカーからの連絡があったのが、今年の夏前のことで、H.Pに書いてある事故に対する報告文と、不雰囲気が少し違う感じでした。
それは、発火事故といっても、使用上の注意事項を守って使用していないのが原因で、基本的には使用者または、施工店の説明不足に責任があるという考え方が、言外ににおわす対応だったと思わずには居られませんでした。
なにかしっくりしない所もありましたが、今日メーカーから来ていただいた技術の方は、しっかりと説明、検査、作業をして下さいました。
お客様も、一応の納得を頂き、安心してご使用頂ける様になりました。
今回のように、一応、メーカー側が責任感のある対応をして頂ければ良いのですが、
もし、そうでなければ、当然ながら、全ての責任と、事後処理、保障を私共で負わなければなりません。下手をすれば、人の命に関わることもあります。
新製品、新技術は次々と発表されますが、お客様へお勧めしても大丈夫か?の検証を、慎重に行わないと。と、気持ちを新たに引き締めるメーカーの技術さん同行の半日でした。

帰ったら、すっかり夕方、私が窓口になっていたお客様がせっかく来店して頂いたのに、打ち合わせは、ほぼ終わっておりました。  すみませんでした。
今日のECO=いくら仲良くして頂いているとはいえ、お客様に渡す図面のコピーに
裏紙を使った!K社長すみません!裏は弊社のイメージ広告ですので、
良かったら読んでみてください。

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