3月17日 快晴
やっと、待ちに待った春がやってきたという感じの朝でした。
いつものように(アイドル犬)チャックと散歩に行ったら、心なしかチャックもうれしそうにしていました。
みんな、あったかいのが嬉しいんですね。(笑)
今日は一日、とっぷりと(たまにはね、)実務の日。
朝からクライアント先に現場の精算に行ったり、店舗の改装工事の現場を見に行ったり、中央卸売市場の着工前の打ち合わせに行ったり、神戸市の管理局に工事申請に行ったり、新築工事のご契約を頂いて来たり、事務所に帰ってきて会計事務所の月次決算の報告を受けたり、(DIY支援)のプチリフォーム現場の完了と掃除に行ったり、最後に集金に伺ったり、、、
皆様、ありがとうございました。
とにかく、工務店のオヤジのあるべき姿を実践。(笑)
充実した一日でした。
さて、お題目はニュースで少し話題になったマクドナルドのホームページに掲載されたニュースリリースのこと。
実は私、数年前までは週に4回はドライブスルーする程の●クドナルドのヘビーユーザーでした。
それが今では別人になった様に、全く口にしないようになっております。
明確な理由があるか、というとそういうことでもなく、離れてしまった理由は、何となく違和感があり、気持ち悪いから。
私がまだ子供の頃、●クドナルドのハンバーガーは決して安いものではなくビックマックなどはどちらかと言うと高級な食べ物でした。
それが今では値下がりが常態化しており、しかもキャンペーンと称しては安売りを繰り返します。
そしてそれを支えているのは、グローバルなマーケットから常に世界で1番安い食材を調達するというシステム。
大企業だから安心安全だと思い込む盲目さから目が覚めたからなのか、2年程前から違和感を覚えずには居られなくなりました。
消費者が離れていくってこんなことじゃないのかなぁ、なんて思います。
そして、この傾向はどうやら私だけでは無いらしく、この数年のマクドナルドの売上高は右肩下がりに益々拍車がかかっている状態です。
ちなみに、直近の売上げの推移はこんな感じ。
2015年3月9日更新(毎月10日前後)
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(単位:%) |
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* 既存店売上高は、少なくとも13ヶ月以上開店している店舗を対象店舗として、その店舗の売上高を当年と前年それぞれ合計して比較したものです。
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まさに、予断を許さない状況です。。
しかし、少し前まで外食産業の雄と言われた同社は全くその原因をイマイチ把握されていないように思います。
新商品投入、キャンペーン、安売りを繰り返し、挙げ句サクラの行列の演出をしてみたりと、本質的に消費者が離れている問題から目を背けているようにしか見えません。
ネットの上で頻繁に叫ばれている食品添加物の多さや、原材料の調達の危なさについて一切のフォローをすることなく、旧態然の方法論で売り上げを戻すことに注力しているように思えてなりません。
と、そんなことを思っていた折りに見かけたのがこちら、
「お客様対応プロセス・タスクフォース」の
中間フィードバックを受け、新たな活動を決定
http://www.mcd-holdings.co.jp/news/2015/release-150309a.html
少し乱暴目に要点だけかい摘んでみると、
*****以下転載*****
<タスクフォースの中間フィードバックを受けて決定した活動>
(1) お客様とのコミュニケーションに関わるマクドナルド自主行動計画の策定
コミュニケーションのあり方についてお客様視点から見直し、4月までに「お客様とのコミュニケーションに関わるマクドナルド自主行動計画」(仮称)を策定いたします。
(2) お客様の声をダイレクトに、より多くお伺いしサービス向上につなげる、新モバイルツールの導入
お客様からのご感想・ご意見・ご要望を、その場で簡単に投稿いただけるスマートフォンの新アプリを導入いたします。
<お客様対応を改善する新しい活動>
■きめ細かいお客様コミュニケーションのため、店舗と本社から直接ご連絡します
お客様には店舗を通じてのご連絡が主でしたが、調査の状況を把握している本社からもお客様にコンタクトさせていただき、きめ細かい対応を目指すものです。
■より厳しい基準で、お客様サービス室の技能を常に向上していきます
スタッフの技能を伸ばすため、お客様サービス室以外の社員が匿名で電話をかけ、その際の対応を評価してフィードバックするチェックを組織的に開始しました。
<安全なお食事と、より良い店舗体験のご提供に向けた活動>
商品への異物混入の撲滅を目指し、全国のマクドナルド店舗で実施した一斉清掃が完了したことを受け、第三者機関による抜き打ち訪問、チェックが始まっています。2月から5月にかけ全店舗に訪問しますが、3月5日(木)現在、約3,100店舗中、795店舗のチェックが完了しました。
一斉清掃後のマクドナルド全店を訪問し、キッチンの中の異物混入防止策や保守管理が適切か、第三者の専門的な視点で確認していただくことで、安心・安全な商品をご提供できる環境を整えます。
日本マクドナルド株式会社
******転載ここまで*****
売り上げが下がり続けるだけでニュースに取り上げてもらえる今が、食の安心、安全をしっかり担保して離れていったに顧客に向き合う最後のチャンスだと思うのですが、どうも対処に追われている感が否めない、と言うのが私の個人的な感想です。
どれも、(手法の違いはあれ、)元々出来ててアタリマエのことばかりなので、日本のトップレベルとも評されたしっかりとしたマニュアルを持っていると評判だった大企業のニュースリリースとしては、モノ足らないというか、根本的に何にも変わる気がないのかな、と。
顧客が離れているのは、異物混入のニュースが発端ではなく、もっとその前からその予兆があり、昨年の相次ぐ混入騒ぎで一気に顕在化した、とは、どうも思ってはおられない様に感じました。
というか、異物混入が顧客離れの原因であると主張したのかな?って印象ですね。
本当の問題は、『コミニュケーション』や『きめ細かいコンタクト』や『窓口の変更』や『投稿のしやすさ』や『電話対応』や『清掃』では無く、
企業としての『在り方』では無いのかな、なんて思いました。
天下の大企業に片田舎の工務店のオヤジが偉そうに言う事ではないのは重々承知しておりますが、子供の頃から長年お世話になっていただけに、マクドがもう一度本質に立ち返ったマーケティング手法を取り入れ、顧客の信頼を取り返えされることを切に願うと共に、これを他山の石として自らを戒めたいと思います。
頑張ってください。