3月19日 雨 蔵王にて
一年に一度だけのスキー合宿、今年は少しゆっくり目の開催となり、暖かな春スキーとなりました。
昨日は天気も良く最高!のコンディションでしたが、世の中はすべからず表裏一体、今日は朝から小雨がぱらつき、タフなスキーになりました。
スキー合宿、と銘打つだけのことはあり、今年も日中は2日間とも殆ど休憩無しの滑りっぱなし。完全に体育会のそれとなっており、大人のスキーリゾートとは全く無縁の2日間となりました。
ご参加頂いた方々は皆さん脚をパンパンに張って帰られた様子、いいトレーニングになったと思いますし、Y野司法書士は今日年に引き続きずいぶん上達されました。(笑)
私も、やっとカービングスキーの板の使い方が分かって来て、長い間すっかり忘れていたスキーの楽しさを思い出せた気がします。
夜は身体だけではなく、心を鍛えるトレーニングもモチロン行ないました。
3年前、結局最後の開催となってしまった関西ジェイ復習会で鳥内さんに来て頂いて、「ハーバード白熱教室』風のセミナーを行なって頂いた時のテーマ、利益を上げることが先か、理念を掲げることが先か、という経営者にとって永遠の大命題?について再度議論をたたかわしました。
総論、極論、各論と切り口によって入れ替わるその二つは、結局双子の兄弟であり、表裏一体のモノだと私は結論づけていますが、(私見です)結局ビジネスのステージによってプライオリティが入れ替わるという事なのかも知れません。
久しぶりに根源的な問題に思考を巡らすいい時間となりました。
もう一つは雑誌『理念と経営』の中の特集で取り上げられていた『ライフネット生命』のビジネスモデルについての議論。
「人と違う理念で戦う以外に、新参者は勝てない」
と題された、保険業界を変えようと奮闘されている出口社長の理念についてのディスカッション。
奇しくも生命保険業界から参加されている田中さんの、業界の悪い部分を革新する為にライフネット生命が取り組んで来られたことは素晴らしい、しかし、日本では住宅の次に高い買い物と言われる保険はやはりface to faceでしっかりと顧客のニーズを汲み取り、ライフプランに有った保険をしっかりとコーディネートするべきだ。と言う意見には、最近ネットでの買い物に失敗した経験を持つ私としては、大いに共感する部分が有りました。
それはそれで、「人と違う理念」であり、人を介して販売することが業界としての問題となった生命保険業界においても、ネット販売のその又先に新たなモデルとして認知されて行くのかも知れないと思いました。
少し前にオックスフォード大学から出されたレポートで、インターネット、技術革新が進み、無くなってしまう職種が半数近くにのぼると衝撃的な発表が有り話題になりました。IT化が大きく社会を変えると言われる昨今ですが、世の中はそんなに単純には出来ていないし、全ての作用には反作用がつきものであることを考えると、スパッと割り切って悲観することも、喜ぶことも慎重になった方がいいのかもしれません。
そんなことが今回の合宿の私の学び、本当にいい時間を持つことが出来ました。
ツアーのコーディネートをしてくださった池田女史には心から感謝致します。来年も宜しくお願い致します。(笑)
皆様、お疲れさまでした、素晴らしい学びの時間をありがとうございました。
おまけ、
見かけるとつい、ね。(笑)