5月15日 曇り
すみれでは今日はお給料日で現場担当の工務部の月次現場清算報告会の日。
新入社員に取っては、一生で一度きりの『初任給』を手にする記念すべき日です。
ミーティングを明日に繰り延べて、早めに退社する様に指示すると共に、立派に社会デビュー出来た事への感謝を込めて親御さんにプレゼントを買って帰る様に、と言い含めました。
いつの間にか、親の立場で物事を考えるようになってしまってます。(苦笑)
午前中、デスクワークをこなした後、今日も昼からは現場へ、
昨日に引き続いての新築の鉄筋の組み上がりを確認後、南京町と三宮の店舗工事の進捗確認。
夕方までみっちりと現場回りをこなして、夜は大阪へ、
4年程前、JACKという全国の新進気鋭のリフォーム業者が集まる会で関西ブロックの理事を務めていた頃、同じ時期に関東の理事を務められていた株式会社リアンコーポレーションの五嶋社長がこの度、処女作を上梓されて、その出版記念講演を全国で行なわれておりまして、モチロン本も買って読ませて頂きましたし、せっかく関西に来られているのだから、と応援がてら行ってきました。
http://www.sinkan.jp/special/mechanism/interview.html
この本は4年程前に宇都宮にある五嶋社長の事業所に訪問したときから取り組まれておられた、新築事業のビジネスモデルを研ぎ澄まし、完成度をあげられて、営業担当一人で61棟もの受注という素晴らしい成果を残された、ノウハウ公開というカタチをとっておりながら、実は業界全体の意識を根底から変えるべきだ、という深い示唆というか、提案がなされていました。
講演でも『感動こそビジネスの原動力』と何度も繰り返し口にしておられましたが、アタリマエの事をトコトンまでやり切ると人は感動する、『丁寧』を『おもてなし』の領域までブラッシュアップすることで自社の強みとして他社との圧倒的な差別化を図るというのは、確かに誰でも出来る事ではなく、確固たる理念と覚悟が必要です。
セールスのプロフェッショナルでありながら、目先の利益ではなく、住宅を取得されてからの顧客の幸せにコミットして、顧客にとって人生の一大事業である家づくりを感動を与えながら進め、それを携わる全ての人達と共有する、その五嶋社長の想いが全ての根幹にあるのが改めて良く分かりました。
そんな熱いお話を聴きながら、セールスのバイブル、と云われる『影響力の武器』の中にあるセールスノウハウは理屈では合っているが、なんだかしっくり来ない、なんて思っていましたが理念をしっかりと持って、セールスを『おもてなし』のレベルまで引き上げる事によってマーケティングと合致するのだと、新たな気付きを頂きました。
五嶋社長、素晴らしい書籍とご講演、ありがとうございます。
(同じ志しを持つ者として、)今後、益々のご活躍を期待を込めて祈念申し上げます。