5月18日 曇り後雨
このところ、月曜日はいまいちぱっとしない天気が続きます。
そのかわりでは無いですが、日曜日は最高に気持ちの良い青空が続いているような、、
相変わらず、ツイテマス。(笑)
そして昨日は神戸まつり。
中国からの実習生、張くんのリクエストにお答えして日曜日のジョギングをハーバーランドからhat神戸の港を走るコースにしたついでに、2人で神戸まつりにもふら~と立ち寄ってみました。
子供の頃はとても楽しみにしていた神戸まつり。
フラワーロードのパレードや、東遊園地のステージを見るのは一体何年ぶりなのか、前に来たのがいつか思い出せないぐらい遠い記憶です。
参加することに意義がある、市民祭ならではの大勢の人の笑顔に通りがかった程度で参加した程では有りませんが、楽しい気分を感じる事が出来ました。
さて、お題目はジョギングのついて?に立ち寄ったもう一つ、今月末で展示が終わってしまうのでどうしても行きたかった兵庫県立美術館で行なわれている『ガウディ×井上雄彦展』
曲りなりとも建築の世界に住むものとして興味を持たずにはいられない、世界で最も有名といっても過言ではないガウディ。その世界観、人生をバカボンドで一世を風靡した漫画家の井上雄彦がストーリー仕立てにして表現されておりました。
ガウディの業績と共に人生をなぞりながらあの有機的な建築デザインの根源を垣間見せてもらえた気がします。
建築の学校に通いながら職人の世界でモノづくりを学んだというガウディ、実際にモノを作る工程を自ら体験する事で、独創性に富んだデザインと共に、機能性も追求したと言います。
展示の説明の中で「職人と共に」という言葉が何度も出て来たのが印象に残りました。
そんな中、一番心に突き刺さったのは、これ。
ビジネスにおいて、非常に重要な要素の一つに『USP』と言われる“自社独自のユニークなウリ”を見いだす事、と云われます。
しかし、特別な才能や技術を持っている人はそうそうどこにでもいる訳ではなく、誰にもまね出来ないサービスを作り出す事は簡単ではありません。
私もこれまで、長年考え続け、悩み続けてきた大命題なのですが、その答えの一端がこの言葉に有るような気がしました。
1852年6月25日、ガウディはバルセロナの南に位置する田舎町で生まれました。子供の頃の愛称はトネット。体が弱く内気なトネット少年は、友達と屋外で駆け回って遊ぶよりむしろ自然の動植物をじっと観察する時間が長かったといいます。16歳になり、家族でバルセロナに移り住むと建築学校に通うガウディですが、学費を支払うためにアルバイトに明け暮れる日々・・・。
ガウディのあの動植物を思わせるオリジナルティー溢れる有機的なデザインは身体が弱かった子供の頃に親しんだ自然の造形美を自分自身の起源として取り入れていたのか、と得心すると共に、自分自身の起源をしっかりと見直す事で、見えて来るものが在るのではないか、と感じた次第。
建築デザインだけではない非常に深い示唆をもらえる非常にいい展示でした。
開催は5月24日まで、まだ見られていない方はお早めに。(笑)