5月29日 曇りのち晴れ
今日は朝から農業研修。
いつもお世話になっているキャルファームさんへ4月入社の新人の2人と、事務所メンバー2名、そして私の5名でキャルファームさんの畑に行ってオクラなど、夏に収穫できる野菜の種まきを行いました。
新人さんたちにとっては、初めての畑での仕事となり、いかにも不慣れな、ぎこちない感じで土を掘ったり種をまいたりしておりましたが、天気にも恵まれて、それなりに楽しかったようです。
ただ、子供の頃に遠足で行った芋掘りと同じような位置付けになってないかしら、と少し不安になって、建築会社が業務の一環として農業に関わる意味あいを説明しておきました。
【建築会社が農業に取り組む理由】
一つ目は、創業当初から私たちが合い言葉として意識して来た、『アタリマエのことをアタリマエに」行なえる様にその原理を体験すること。
普段の業務の中で私がしょっちゅう口にする原理原則論、種を撒きそれを育てることによってしか成果を手にすることができない。出会ったお客様に対して『満足』という種を蒔くというで未来の売上げが出来て来る、といったことを身をもって体験してもらいたいから。
今日蒔いた種が育って、1粒が千粒、千粒が万粒になる様を間近に見て、その実を食して、自然の偉大な力やその摂理を体感することで、原因と結果の法則等の原理原則に沿った思考や行動を身に付けて貰いたいと思います。
二つ目は、健康に対する意識の喚起と実際に健康になってもらいたいという事。
現在は少量の堆肥を利用はしておりますが、キャルフェームの大西さんにご指導頂きながら将来的には無肥料、無農薬の自然農法で作物を作ってみたいと思っており、自然の力だけで育まれた命をカラダに摂ることにより大地のパワーを身体に取り込んでスタッフの皆、またその家族に健康になってもらいたい、同時に、食への意識を高めて欲しいという想いです。
まずはスタッフやその家族の身内からではありますが、育てた野菜を御世話になっているお客様にも出来るだけシェアして行きたいと思っていて、定期的にお客様を交えたイベントとして収穫祭を開催しています。
次回は7月、沢山のお客様に喜んで頂ける様に安心できる安全な野菜づくりをしていきたいと思っています。
【在り方こそが信頼構築の鍵】
スタッフに対して口を酸っぱくして言い続けており、たぶん耳にタコが出来ていると思われますが、私たちは住宅を建てることを生業にしておりますが、実はそれは単なる手段です。
本来の目的とは、私たちが工事をして引き渡した後の『暮らし』であり、それを支える環境を整えるのが私たちの仕事です。だからこそ、電磁波対策を施したオールアース工法を採用していますし、EM珪藻土や無垢材のフローリング等、自然素材の内装仕上げを提案したりする訳です。
『暮らし』が始まってから、お客様と私たちすみれとの本当のお付き合いが始まると思っています。
その在り方を真摯に見てみると、やはり住環境の提供だけではモノ足りません。
健康で安心な暮らしを考えれば食のことに無関心ではいられませんが、私たちはあくまで建築業、その立場で出来る事を考えた時に、自然農業に自分達でコツコツと取り組むことでお客様に伝えれることがあると思うのです。
そんなことを考えて、農業に取り組んでいるんだぜ、と新人二人には説明をしておきました。
おいしい野菜が沢山出来て皆さんの収穫祭で多くの方の笑顔を見れます様に☆
7月の収穫祭に向けて皆で力を合わせて頑張ってみたいと思います。
おまけ、オープン間近の現場、佳境に入って来ております。
ご苦労さんです、がんばって!