志。

6月9日  曇り

曇天の伊川河川敷
曇天の伊川河川敷

チョットしたトラブル、というかうっかりでスケジュール帳を失ってしまっておりまして、この2日間、先の予定が立てれない、と言う難儀な状態に陥っておりましたが、その手帳、今朝無事に帰還してくれました。

帰って来た手帳
帰って来た手帳

先週末に滋賀から帰って来る電車の中で集中して仕事をしすぎたせいで、手帳を置き忘れてしまった訳ですが、忘れ物がサクッと見つかって帰って来る日本って国の素晴らさを改めて再確認。

JR宝殿駅(なぜ?)の駅員さんにはお手間を取らせてしまいました、ありがとうございました。

この機会にクラウドスケジュールへの書き込みは1ヶ月ごとではなく、随時、決まっているものは全て書き込む、という方針に転換したいと思います。

失敗は成功の元、ヒヤヒヤすることがあればそれを学びに変えないと、です。(苦笑)

 

 

【志のドラマ】

昨夜は溜めに溜めたNHKの大河ドラマ『花燃ゆ』を一気に片付けました。

西欧の植民地支配の魔の手が伸びるアジアにあって、それを何とか防ぎ、日本を守ろうとした幕末の志士たちが苦渋の選択を重ね、試行錯誤しながら大義を成すと奔走する姿、特に、攘夷の火ぶたを切ったにも拘らず、孤軍奮闘、一瞬にして米英艦船に壊滅された長州藩の失意の様子は映画やドラマでもあまり描かれている記憶が無いこともあり非常に胸をうたれました。また、吉田松陰の遺志を継いで無謀とも思える行動の末命を落として行く若者の姿には思わず胸が熱くなりました。

志に死ねるか?

今の時代にはナンセンスな質問なのかもしれませんが、自分の人生を何のために使うかを考えることは古い新しいに拘らず問題でなく、永遠のテーマだと思います。

 

 

【志は周りの助けを得ればこそ】

今日は月に1度のコーチングの日。いつものようにここ最近、足元の振り返りと共に、長年取り組んで来た私の志を元にした仕組みづくりが漸く形になってきたことや、それが時代のニーズと合致して来ていると感じるようになった事を報告したり、今の問題点の解決の方法論を探ってみたりと非常に充実した時間を過ごしました。

すみれでこの10年取り組んで来た大工の内製化と育成は自分自身が職人をしていた時に抱えていた将来への不安や畏れにつきまとわれた経験から、職人が人並みの安定を得ながら安心して働ける環境を作りたい、と想い取り組んで来た事です。

その当時、(というか今でも、)ビジネスモデルとして成り立つ訳が無い、「ばかじゃねーの」と云われながら必死になってやって来た事の結果、成果が出始めていることを、その当時からコーチングをしてもらっていた四辻コーチにも自分の事のように喜んでもらいました。

今振り返ってみると、何度も挫折しそうになったのをなんとか耐えて来れたのは、コーチのサポートがあってこそ、継続出来たのかも知れないな、なんて思い、今更ですが、と感謝の言葉を伝えました。

 

【志とは】

昼からは姫路の工務店の雄であり、山を守り、アグレッシブに街の工務店としての存在の確立を突き進められている山弘の三渡社長が来社されました。

自社ブランドへの取り組みも素晴らしく、地域に根ざす工務店にして大手住宅メーカーがひしめき合う『総展』(住宅総合展示場)への出店を果たす等県下でも注目を集める工務店さんで、その志は高く、活動は自社の取り組みだけに留まらず、『地球の会』という全国の工務店ネットワークの大工育成部会の部長をされておられ、喫緊に迫る大工不足問題に対しての取り組みを始められており、これからの大工育成についての情報交換や、私が考えるその為に必要な事などを長時間に渡り話し込みました。

大工と言う職業に魅力が無くなった原因、市場の変遷、時代の移り変わりによって工務店として対応しなければならない事、そして守るべき大工は守られるべき大工へと変わらなければ、成り立たない事など、熱く語り合う時間は、同じ志を持つ工務店経営者が近くにいてくれる事の心強さを感じると共に、自分達の志をもっと世に広め、問うて行かねばならない、と感じる事になりました。

幕末の志士のように志の為に死ねるか?と聞かれると、なかなか即答するのは難しいですが、せめて、志を持って仕事をしているか?と云う問いに対しては、胸を張って「している。」と答えれるようにありたいと思うし、少なくともこの10年はそう思って事業に取り組んできました。

そして、志を持っているか?という問いは、それが世の為、人の為になるのか?と云う問いとセットです。

昨夜に『花燃ゆ』を深夜まで観続けた影響なのか、『志』を強く意識する、志を貫くことで、世の中に価値を生み出す仕事をすみれのスタッフと共にこれからも目指して行きたいと強く感じる一日となりました。(←だいたい影響されやすい、笑)

どうも不人気、低視聴率との評判を耳にする『花燃ゆ』ですが、(私からすると)全然悪くないし、今の時代だからこそ、幕末の志士の志や熱情を改めて見返してみるべきだと思います。

これからいよいよ明治維新に突入、目が離せませんよ。(笑)

 

おまけ、夕方からはTOTOリモデルクラブの勉強会、『リモデル大学』でした。

先月に引き続き、新入社員の若い大工見習いに、とコミュニケーションスキルを磨く研修を行い、私も参加。

TOTOリモデル大学コミュニケーション研修
TOTOリモデル大学コミュニケーション研修

これからの大工に求められるのはコミュニケーション力!
玉利先生、ありがとうございました。^ ^

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