6月30日 曇り後雨。
今年も今日で半分がおしまい。
歳をとるごとに、年々時の流れが速く感じるようになっていますが、今年もやっぱりあっという間に半期が終わってしまいました。
人老いやすく、光陰矢のごとしと、はうまく言ったものです。
ただ、時間の流れが速く感じれば感じるほど、一日を丁寧に生きないと、と思う想いも強くなる様で、自分自身の中で歳を追うごとに少しずつその意識は高まっているように思います。
人生に残された時間が徐々に少なくなってきたと感じているからなのかもしれませんが、、
人生がうまくいく法則
最近、よく思うのは、この世の中にはいくつかの真理や法則があり、自分が素晴らしいと思える人生を生きていくと言うのは、それらに1つずつ気づき、そして体得していくことではないかな、と。
一応、無宗教ですが、人生は魂を磨く為にある、と思っている派なので。。
それは古代の哲学者が発見したものもあれば、宗教の中にあるものもあり、身近な自然の営みの中で見いだせるものもあります。
50歳を前にして私もやっとこさそれらが少しずつわかってきた程度で、真理をつかんだと言うには程遠い状態ではありますが、自分自身の経験を振り返った時、「確かにあった!」と、いくつかの法則に気付く事があります。
振り子の法則
その一つが「振り子の法則」
科学的な言い方をすると作用と反作用になるのかもしれません。
物体が運動するときはその方向と逆の方向に同じだけの力が作用する。子供の頃に数学の時間で習った法則は今考えてみると、人生のあらゆる場面に真理として存在していたような気がします。
すごく悪いことがあれば、その後にすごくいいことがやってきて、それはまた逆に触れたりぶり返したりを繰り返すというあれです。
迷信のように言われがちですが、あながちそんなことないよなと私自身は思ってて、自分の人生を振り返ると結構振り子の法則に当てはまっていたりします。
子供の頃、勉強をしなさすぎた反動で、大人になってからずいぶん勉強することになったりとか、
同業者から「あほちゃう」と言われるビジネスモデルが今ではメディアに最先端と取り上げてもらったり、
時の流れが早いと感じるほど、いちにちを丁寧に過ごさねばと思う感情が芽生えるのもその一つかもしれません。
あたりまえすぎる自然の摂理
その他で毎日の仕事の中で特に留意しているのは、種をまかずに芽は出ないということ。ゴクゴク当たり前の自然の摂理のそのままですが、目先の忙しさだけにとらわれないようにして、緊急性がないけど重要なことを意識して行うようになってずいぶんと仕事のやり方が変わったのを実感として持っています。
こんな当たり前の簡単なことさえ理解して実践できるようになるまで50年近くかかるんですから、数多くあるこの世の真理をすべて理解し、手に入れるのは到底無理な話ではありますが、身近なところから1つずつ体得していくことが人生において非常に重要な意味を持つと最近思うようになりました。
そして、できることならば、若い人たちに一日も早くその法則や真理に気づいてもらい、すばらしい人生を送る糧にしてもらえればと思いますし、出来れば微力ながらもその手伝いが出来れば、とも。
しかし、、ありふれた日常の中の随所に潜んでいる真理や法則に気づくか気づかないかが人生にとって大きな影響を与える事は間違い無いのですが、残念なことに、煩雑な毎日を送っていると、大事なサインもつい見逃してしまいがち。
と言うよりも、そこに人生の真理や法則が『存在する』ということを知っているかがまず問題です。
自宅のリビングに赤いものがいくつある?と聞かれて、答えられないように人は意識をしていないものに対して認知をしないという習性があります。
車を買おうかな、と思ったらその車がやたら走っている(ように思う)というあの現象です。
教育とは人生の真理を知ってもらう事。
教育こそが世の中を、国を、世界を変えるとよく耳にしますが、今学校教育で行われているカリキュラムよりも、日常の中に素晴らしい学びや真理が隠れていることを認知してもらうことのほうがずっと大事な教育ではないのかな、なんて思います。
ま、私が子供の頃に全く学校になじめなかったからなのかもしれませんが…。
要は、先人の教えを知る事、伝える事であり、そんな学びの場を持つ事。
それが難しければ分かりやすく書いてある読書を奨めるのでも良いと思います。
とにかく、日常を通して学ぶべき事がたくさん有り、それらは真理や法則に繋がっているという認識を持ってもらう事だと思うのです。
7月1日
明日は今年の後半戦の始まりの日であり、すみれの創立記念日でもあり、娘の誕生日。
そんな想いをたまには父親ぶって娘に伝えてみようと思います。
とにかく明日から今年の後半戦、気持ちを新たにして、またすぐに年末がやって来る事を覚悟しつつ、日々丁寧に生きることを意識しながら過ごしたいと思います。
「キモっ」って娘に言われて終わってしまいません様に。。(苦笑)