アタリマエに出来ないのがあたりまえ!?

9月9日 台風接近 雨のち曇り

関東地方は記録的な大雨とのこと、近年、何十年に一回と言う規模のの大きな災害が毎年の様に起こっているように感じますが、気のせいでしょうか、、

自然災害が起こる度、大自然の強大な力の前に人間の力のちっぽけなさを感じずにはいられませんが、とにかく、大きな被害にならない様に祈りたいと思います。関東の皆様、お見舞い申し上げます。

八条側からの京都タワー
八条側からの京都タワー

 

今日は京都へ。

FPグループという工務店団体の研修会に講師としてお招き頂いて、同業の経営者さん達に僭越ながらマーケティングについてのグループコーチングをさせて頂きました。

事務局様はじめ、参加者の皆様には講師として呼んだのに、コーチング?と言う疑問があったかと思いますが、大先輩の経営者さん達が私ごとき若輩者の話をただ聞いたところで、そんなに為になる事など大してありません。

すみれの自社社屋で行なっている勉強会も同じですが、忙しい中、学ぶ為に割かれたせっかくの時間なので少しでも気付きを持って帰って頂きたいと思っています。それには私が一方的に理論を話すよりも、私たちの提言についてご自身の事業に照らし合わせ、考えて頂く事でなにか少しでも役に立ちそうな事を拾ってもらえればと思い、質問を投げかけては考えてもらうというグループコーチングのスタイルを取る様にしています。

FPの家 京都支部研修会
FPの家 京都支部研修会 杉浦社長のFBから無断で拝借

ビジネスモデル構築って、

本日の内容は、『職人起業塾』でいつも行なっているマーケティング理論の総論と、ビジネスモデル構築の為の9つのステップに対する参加者の方それぞれの考え方や意見をお聴きして皆様の事業のマーケティングマインドを浮き彫りにするという少しヘビーな内容となりました。

若干、時間切れ、というか最後のまとめまで辿り着けなくて申し訳なかった感も否めませんが、大枠で私たちが提唱している職人的マーケティング理論はご理解頂けたと思います。

事業を発展させる、もしくは持続させる為にはビジネスモデルの構築が不可欠です。

そして、ビジネスモデルとは理論構築とその理論を実践出来るシクミ作りに他なりません。

まずは理論的な整合性をしっかりと持つ事から全ては始まると言って過言ではありませんが、これがなかなかどうして簡単ではありません。

こうした方がいいのは分かっている。この様にするべきだ。もしくは、これが正しい。と思う事を全て実践するのは並大抵のことではなく、「せなあかんのはわかっとうけど、、」と、様々な理由を付けて『しょうがない』と、在るべき姿に目をつぶってしまう事は煩雑な日常の中ではありがちです。

 

『あたりまえ』って、

楽天の三木谷社長がその昔、記者会見で「当たり前の事をするのがなにより難しい」と言っておられたのを見て、あんなに急成長した大企業の経営者でも私たちと同じような悩みを持っているんや、と思った覚えがありますが、考えてみると、理論構築とはまさしく当たり前の事の積み重ねであり、当たり前の事が出来ない=理論破綻を引き起こすとなってしまいます。

事業を安定させて、発展、継続出来るようにする為にビジネスモデルを作り上げるべきだ、とよく耳にするのも、言い方を変えると、事業としての理論構築をしっかりと整えることであり、それは全て当たり前のことがあたりまえに出来る前提となります。

そんな風に考えると、あたりまえの事が出来ない=理論破綻を起す=ビジネスモデルとして成立しない、となり、中小企業が安定した事業を組み立てる事が如何に難しいかが垣間見えるようで、まさに、パラドックス。

中小零細企業の前にはどっかりとあたりまえに出来ないのが当たり前になってしまっている現状が横たわっている様に思います。

 

あたりまえの根源。

以前、職人起業塾で『あたりまえ』の定義を考えた時の答えは、

  • 自然の摂理
  • 原理原則
  • 法遵守
  • 人の道(良心)に背かない事

だと結論づけました。

そして、あたりまえの理論構築を事業の一部に例えてみると、

顧客に安心、信頼してもらうにはまず、将来に渡って事業を安定させなくてはならない。

将来の事業を安定させるには人を育てなければならない。

人材育成には労働環境を整備するべき。

労働法を遵守するには、業務効率を上げて利益を確保出来なければならない。

スタッフ全員の業務効率を上げるには、全員が高い意識で同じ方向を見ていなければならない。

スタッフと意識、方向性を共有するには経営者は人としての『在り方』をまず正すべき。

例えてみると、こんな感じでしょうか。

 

結局、在り方を見直す事から。

この例は、マーケティングの根幹は、企業として、人としての『在り方』にある。というコトの根拠を指し示している様に思いますが、この中のどこか一部でも実践出来なければ全体の論理的破綻を起して、顧客からの信頼は損なわれると考えると、あたりまえの事を当たり前にするのは非常に難しいことがよくわかります。

 

とはいえ、兎にも角にも、行動するのは今日しか無い訳で、、
一日いちにち、未来をしっかり見据えながら自らの『在り方』を正して、日々の努力を積み重ねるしかないってことですよね。

やっぱり、人生って修行ってこと、、(苦笑)

朝のラジオ体操の代わりにアタリマエ体操でもやろうかな。。

ま、ガンバロ。

 

 

おまけ、

久しぶりの祇園、やっぱり何とも言えない風情は最高でした。

中澤社長、ありがとうございました!

雨上がりの祇園
雨上がりの祇園

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