神様は、どんな人にも役に立つ才能を与えて下さっている。

10月29日  今日も快晴。

神戸はいい天気が続きます。

昨夜はお誘い頂いたゴルフコンペの打ち上げ&懇親会&表彰式に参加したところ、あろうことか(スコアはガタガタだったにも拘らず、にゃんと!)優勝してしまうというサプライズがあり、(また)夜中遅くまで勝利の美酒?を痛飲、若干寝不足で朝をむかえました。
アルバトロスChapterの皆様、大変御世話になりました、ありがとうございました。(笑)

秋空@明石
秋空@明石

今日の午前中はいい天気の下、事務所のテラスでひなたぼっこをしているアイドル犬チャックと、アイドル猫にゃろを傍目に見ながらデスクワーク、明日でもう10月も終わりということで、月が変わるまでに手を付けておきたいタスクに向き合いました。

明後日からもう11月、ふと気付くと年の瀬が近づいて、新年の声もそろそろ聞こえて来る頃。それにしても、時の流れの残酷なまでの早さにはいつもながら驚いてしまうのと同時に理由のない焦りの様なものを感じずにはいられません。

グランフロント大阪 ナレッジサロン
グランフロント大阪 ナレッジサロン

『理念と経営』を考える経営者の会

夕方からは大阪へ。

グランフロント大阪にあるナレッジサロンにて、もう9年程、毎月欠かさず参加し続けている『理念と経営を考える経営者の会』なる勉強会に参加、今回は新しいメンバーさんを迎え、10名もの人数で賑やかに理念経営の根幹の部分に触れる設問に対する答の発表や他のメンバーさんの意見を聞きながらディスカッションを行ないました。

雑誌『理念と経営』に取り上げられている卓越した業績を挙げられている企業事例を読み込んで、そこから抽出したキーワードを自社、もしくは自分自身に当て嵌めてみるという、なかなかハードりの高いこの会、参加し始めた当初は、頭を抱え込む様な難しい質問にずいぶん悩んでおりましたが、継続して参加し続ける事により、自分の中の答がまずはすんなりと見つかる様になってきました。ま、本当はそこからの掘り下げが重要であり、難しいのですが、、(笑)

 

驚異の日本理化学工業株式会社

今回取り上げられた企業に『日本理化学工業株式会社』がありました。
ダストレスチョークのトップメーカーであり、日本で最も企業訪問に来られるという超有名企業です。経営学者坂本光司教授が上梓された『日本でいちばん大切にしたい会社』の冒頭で紹介されている事でもその知名度は大きく広がったこの企業はなんと、全社員の8割近くが知的障がいを持っている驚きの雇用形態を行なっておられます。

『神様は、どんな人にも役に立つ才能を与えて下さっている』と題された大山泰弘社長のインタビュー記事は、参加されていた尊敬する経営者の真田明子社長が言われた、「挑戦と覚悟と愛」に満ちた素晴らしい内容で、大山社長の『利他の歩みこそ、より大きな自己実現の道』という座右の銘と共に心を動かされずにはいられませんでした。

 

振り子の法則の実体験。

その日本理化学研究所の大山社長の記事に対する設問は“当時は逆境だと思ったことが今はより大きな自己実現に繋がっている”ような体験はありますか?というものでした。

自分自身を振り返って考えた時に、(自己実現が出来ているとまではいきませんが、)ロクに学校にも行かず、落ちこぼれ、もっというとドロップアウトしていた自分の若い頃の経験が今の事業の根幹になっているのだと気付きました。

学歴社会と言われる今の日本で、学校になじめず若くして社会に出てしまう若者がおかれる環境は非常に厳しいものがあります。狭い選択肢の中で選べるのは、肉体労働で稼ぐ建設業界や運送業界、夜中遅くまで働く事を余儀なくされる飲食店等、一般的な社会保障も整っていない業界に身を置くしかない現状は将来に対する夢や希望を持ちにくいのが現状です。

そんな中で生きて来て、「なんとか安心して暮らせる様になりたい」「なんとか家族を守りたい」「一緒に働く仲間を人並みの暮らしにしたい」「いくら頑張っても拭い切れない未来に対する漠然とした不安を解消したい」という想いが、私が事業に打ち込んで来た根っこの部分であり、自分の安心から周りの人の安心、そして業界全体の改革をしたいと思う様になった根幹です。

 

全ての人には必ず独自の才能がある

『神様は、どんな人にも役に立つ才能を与えて下さっている』という表題どおり、建設業は日本の産業の土台を支える非常に重要な役割を担っており、それは実際に『現場でモノを作る人』がいて初めて成り立つもの。そこでは今の社会で重要視される学校での成績等なんの役にも立たず、強い身体と、キツい作業を乗り越える強い精神力、そして隠れて見えなくなる作業を誠実にこなす強い良心が求められます。これって、やっぱり才能だと思うのです。

今まで、社会の底辺の職業だと思われて来たといっても過言ではない、私たち職人の仕事は実は非常に重要な社会の一翼を担っていると、学歴社会になじめなかった、しかし、全く別の才能を持っている若者に誇りと希望を持ってもらえる様に私たち世代の経営者が業界を変えて行かなければならないと改めて強く感じた次第です。

いつも、素晴らしい学びの機会を頂ける事に心から感謝致します。

心謝。

グランフロント大阪 ナレッジサロン
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