TEDxKyotoにて。

11月9日 曇りのち雨

どんよりとした空が続きます。

ま、週の立ち上がりの月曜日はしっとりと落ち着いてデスクワークに向き合いたいと思うと悪くは無いのですが、せっかく暑くも寒くも無い良い季節、出来れば青空が見たいものです。

昨日は雨の京都にて、

土曜日は長岡京市への(女子限定!)職人起業塾出張セミナーの流れのまま、なかなかホテルが取れない京都市内のホテルに何とか宿泊、日曜日はいつもの習慣ということで、京都の街をお寺巡りしながらランニングをすべくシューズを持っていき、張り切って朝早くから起き出しました。

が、しかし、、朝目覚めてみると残念ながら雨。
昨シーズン参戦した(土砂降りの)淀川寛平マラソンで雨の中走る事にトラウマを持ってしまった私としては、スパッと諦めて再度ベッドに潜り込んで至福の二度寝を堪能しようかと思いましたが、(雨脚がそんなに強く無かった事もあり、)意を決していつもより若干短めのジョギングに出掛けました。
まだそんなに寒い季節でもないし、雨も小降り?やったし、久しぶりに東寺の境内や塔の周りを走れたのはなかなか良かったと、トラウマに打ち勝った自分を褒めてあげました。(笑)

TEDxKyoto
TEDxKyoto

TEDxKyoto

雨の中のランの後、ホテルでシャワーを浴びて向ったのは、京都外国語大学森田講堂、
昨年のTEDxKOBEに続き2回目の参加となるTEDxでした。

今回も、京都ならではとか、日本全国からとか、世界中からとか、多彩なスピーカーによる素晴らしいアイデアに満ちあふれたプレゼンテーションを聴かせてもらい、大きな刺激と気付き、そして社会は成熟に向っているという流れを感じさせて頂けました。
非常に素晴らしいイベントに参加出来て幸せをかみしめる時間となりました。

イベントの内容はこちら。
http://www.tedxkyoto.com/events/tedxkyoto-2015

TEDxKyoto
TEDxKyoto

最も印象に残ったスピーカー

(あくまで私個人の意見ですが、)今回のTEDxKyotoで最も印象に残ったプレゼンテーションはなんと小学生でした。

ニュースでも取り上げられずいぶんと話題になっておりましたが、おじいちゃんの仕事を楽にさせてあげたい、という優しい気持ちが特許取得出来る様な発明に繋がったと言う話を生の声で聴けたのは正直、感動してしまいました。そして、小学生の明日香ちゃんの我々大人に対するメッセージがこれまた秀逸。
『やってみないと分からない』そして、『やればなんとかなる。』
力強く、そして純粋に言い放たれた真理に満ちたメッセージは日本の未来は思っているより明るいかも知れないと唸らさせられました。(笑)
以下、紹介文を転載します。
神谷 明日香

神谷 明日香

小学生 / 発明者
あなたが「彼らは子供に過ぎない」と、言ったり思ったりしていたら、改めなくてはならない。我々は、大人だけが革新や行動を起こす世界に住んでいない。地域や地球規模で、世界をより良いものにしようと、行動を起こす若者が増えている。愛知県に住む小学6年生で12歳の神谷明日香は、今日の若者の輝ける見本である。昨年、明日香は夏休みの宿題に自由研究が出されたときに、祖父のことに思いをめぐらした。毎日のように、祖父が管理している自動販売機の外側に山積みに捨てられたアルミ缶とスチール缶の分別を祖父がしているのを見ていた。そこで、祖父の仕事を楽にしようと、缶自動分別ゴミ箱を作って祖父を助けた。彼女は今、日本で特許を持っている若者の一人となった。明日香のこの行動は、未来への鍵は、新しい世界を創造する中にだけでなく、今ある世界を新しい視点で見る中にもあるということを、気づかせてくれる。TEDxKyoto HPより抜粋。

TEDxKyoto
TEDxKyoto

最も大きなヒントを与えてくれたスピーカー

私たちの様に地方都市に住まい地域に根ざした仕事に携わる者として、地域産業の再興、創成は非常に大きなテーマです。私たちすみれは住宅事業を通して自立循環型の生活の提案を行なっておりますが、それは個人だけがすれば良いのではなく、街全体を包括して地域ぐるみで循環型モデルを目指した活動を行なっていかなければならないと常々思っています。

地球の資源が有限であり、成熟した社会は膨らみ過ぎた人口を資源とバランスがとれるように着地する事を考えると、地域における役割の重要性はこれから益々高くなって来ると思っています。
そして、イギリスの産業革命を凌駕すると言われる現在社会に起こっている情報化革命はその変革を成す為に生まれて来たのではないかとも。
それは単にインターネットで情報が伝わるだけではなく、その手助けを得ながらリアルに人と人の関係性を広げ、固い絆を作り上げることが容易になるのだと考えています。
そんなぼんやりとした私が持っていたイメージを見事にプロモートした若い女性が発案した、デニムパンツに地域の人の物語を刻み込んでメディアとして発信すると言うアイデアは素晴らしいという言葉が陳腐に聞こえるほど、卓越したものでした。

以下、紹介文を転載します。

小川 香澄

小川 香澄

コミュニティ オーガナイザー
物語は、われわれの身の回りにあふれている。本のページ上や映画のせりふの中だけではなく、われわれが出会った人々、訪れた場所、さらには纏う衣服の中にも物語は宿っている。ONOMICHI DENIM PROJECTの小川香澄は、百年にもわたる備後地方でのデニム製作の歴史と、尾道の美しさ、そこに住む人々を結びつける。漁師、農民、建設作業員といった尾道の人々の生活が、この丈夫な生地の中に長く息づいてきた。デニムパンツは厳しい仕事を物語る。たとえば漁師が魚網を強く引っ張り上げるときにできる塩分による脱色や建設作業員の道具ベルトが当たってできた擦り切れ等。なかにはそれらを不完全なものと見る人々もいるが、それらの個性が、決して意図して創れるものではない味であり、履く人の人生が刻まれた世界に1本しかないデニムなのだと、小川は自負心を持って宣言する。TEDxKyoto HPより抜粋。

建築が人生を変える、手塚氏によるプレゼンテーション。

今回のTEDxでも紹介されましたが、過去に京都で行なわれた中で、私が最も素晴らしいと思っているのは、建築家の手塚貴晴氏による幼稚園の設計コンセプトの説明のプレゼンテーションです。
建築の持つ力は子供達の人生を大きく変える可能性を秘めている事を時にはユーモアを交えながら話す姿は同じ建築業界で設計に携わる者として深い感銘と大きな責任、そして勇気とも言えるやりがいを感じさせて頂きました。

ついでにご紹介しておきますので、是非ご覧になってみて下さい!

今、ここにしかない出逢い。

そして、なんと言ってもTEDxに参加する醍醐味は、素晴らしい出逢い、ご縁を頂ける事、今回は一人ぼっちでの参加ではなく、女性経営者さん2人に挟まれて、見知らぬ人にはあまり声をかけるタイミングがありませんでしたが、一緒に素晴らしい空気感を堪能した者同志での会話の中には自分が気付いた事をより深く理解するヒントが多く隠されています。
堀口社長、春名社長、御相伴頂きまして誠にありがとうございました。
そして、今回のTEDxKyotoでお知り合いになれた皆様、ご縁を頂けた事を心から感謝致します。

それにしても、、いつもながら凄い人が気軽に知り合いになってくれるものです。。。(驚)

心謝。

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