読書のススメ。@喜多川泰ファンの集い

11月10日 曇天

秋の伊川河川敷
秋の伊川河川敷

昨夜は定時に退社して、不定期ながらも継続して開催(というより寄っている?)している読書を通じて同じ様な世界観を共有する方々との食事会でした。
ひょんなきっかけで知り合えたエグゼクティブライフプランナーに喜多川泰さんの著書を紹介頂き、今まで手に取った事が無かったジャンルの本を読む機会に恵まれて、その内容の素晴らしさをこのブログで紹介したところ、共通の友人を交えて是非一緒に食事をしながらその世界観について語り合いましょう、という運びに成り、今回で3回目となる『喜多川泰ファンの集い』なる会に集いました。

共通のパラダイムを持つ人達との時間。

本を読んで著者のメッセージを受け取り、それを単なる楽しみとしてではなく、自分の人生の糧として生かし、そして誰かの為に出来る事を探す。そんな想いを共有するメンバーさんとの時間は忙しく走り回る日常を離れ、心に一服、涼風が吹き込む様な心地よい時間であると共に、大きな気付きと学びの場でもあります。

昨夜も、人の在り方、生き方について話が展開していく中で、リーダー格(笑)のS氏から心に残る言葉を紹介されました。

********ここから引用させて頂きます。*******

「安定」と「不安定」

最近「安定」を求める若者、保護者が多い。 勢いよく回るコマは一本足にもかかわらず静止して見える。 誰かに意図的にはじかれても、偶然何かにぶつかっても、別の場所で自立し回り続ける。こういう状態を「安定している」という。 ところがこんな生き方をしようと思うと、毎日、毎日、勢いよくコマを回さなければならない。それがしんどいと感じる人は回さなくても安定しているコマを手に入れようとする。コマの足を三本足してしまう。これは静止ではなく停止。 いざコマを回したいと思っても回らない。 人生は「これをやれば将来安泰」「この職業なら一生安定」なんてものは存在しない。 頑張らなくても安定してお金がもらえる状態が続くと、自己重要感が満たされない生活がを続き、結果として自殺してしまう人がたくさんいる。 子供達には、「安定できるもの」探しではなく、毎日情熱を持って、勢いよく回るコマのような生き方ができる人になってほしい。 「金銭的安定」は「精神的安定」の上にあってはじめて意味あるものになる。多くの人は逆だと思っている。これは大きな間違い。 お金はあるけど不幸な人はたくさんいる。 逆にお金はなくても幸せな人もたくさんいる。 子供達が将来幸せになるためには、精神的安定を得られる人になることが大切。
毎日情熱を傾けて生きることができる人になることが何よりも大切。
手に入れるべき本当の安定とは、物でも、地位でも、職業でも、お金でもない。

                   by喜多川泰

*********引用ここまで**********

ローリングストーン、転がり続ける石の様な生き方をして来た私にとって改めて心に響き、同じ価値観で物事を見る、パラダイムを持つ方が身近にいて下さる事に感謝と勇気をもらえました。

読書から得たものを多くの人に知ってもらいたい。

この会に集う4名に共通した事の一つに、自分が味わった感動を人に伝え、出来る事ならそれを体験してもらいたい、という願いがあります。
S氏はその為の活動をライフワークとして取り組みたいと言われていますし、私はコツコツと人に紹介したり、このブログで拙い書評めいたものをアップして、少しでも多くの人にきっかけを持ってもらいたいと考えています。

ちなみに、これまでこのブログで紹介した喜多川泰さんの著書はこんな感じ、、

君に会えたから・・・

福に憑かれた男

手紙屋〜蛍雪編〜

書斎の鍵

「また、必ず会おうと」誰もが言った。

母さんのコロッケ。

上京物語。

どれも非常に読みやすく、それでいて人生を歩んでいく上での真理に満ちあふれています。
私など、上京物語などは手紙を添えて是非とも読んでみて欲しいと娘にプレゼントした程ですし、新入社員にも課題図書として手渡したりもしています。

本の力。

ロクに学校に通っていない私が、曲がりなりにも社会人としてまともな社会生活を送れているのは間違いなく、子供の頃から本を読み続ける環境を与えられてからだと思っています。
毎週、土曜日になると父親が本をプレゼントしてくれていた事をおぼろげな記憶の片隅に覚えているのですが、その度に本の中に繰り広げられるいわば空想の世界に遊び、本の主人公のドラマティックな人生を間接的に体験して来た事は今の私を形作る根っこの部分であることは疑う余地がありません。
私の歩んで来た人生が良かったか、悪かったかは別として、本には人生を変える大きな力があると思っています。

世の中に、人生に良い影響を与えてくれる良書は星の数ほどあると思いますが、喜多川泰さんの小説はその入口にモッテコイだと思いますので、まだ手に取った事が無いなー、と言われる方は是非御一読される事を強くおススメします。

それにしても、、ご縁は不思議で素晴らしい。

偶然の出逢い、必然のご縁に心から感謝致します。

心謝。

「読書のススメ。@喜多川泰ファンの集い」への1件のフィードバック

  1. 高橋社長
    いつもお世話になっております。
    ブログを拝読させていただきました。
    感動で胸がいっぱいになりました。
    時間を共有させてもらえるだけで有り難いのに、こんな言葉までいただけるなんて。
    高橋社長の在り方、生き方を目指し一つ一つ実践していきたいと思います。
    ご縁は素晴らしい!
    ご縁は有り難い!
    ご縁に感謝!

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