11月17日秋晴れ快晴
1週間の立ち上がりの月曜日神戸は気持ちの良い青空となりました。
秋空の下の農業研修
絶好の農作業日和ということで今日は朝からいつもお世話になっているキャルファームさんの農場へとスタッフと一緒に農業研修に向かいました。
もうそろそろ1年を越した頃だと記憶していますが、毎月スタッフと一緒にプロの農家さんに農業を教えてもらっているのは会社の研修事業の一環です。ずっと前からナチュラルハーモニーの河名社長や、岡山のわらの船越さんの影響もあって食と農業への関心が高まると同時に自分の手で安心な食べ物を作りたい、それを家族や仲間と共有したいと言う思いが強くなり、あれこれ試行錯誤を繰り返した挙げ句、近所で農家を営まれている大西さんに相談して農業体験の研修事業を行って頂く事になりました。それも気付けばそれももう一年以上前の事。
おかげさまで、スタッフもですが、お客様とも一緒に畑で収穫祭を行ない盛り上がったりする事もスミレの中で当たり前の行事になり、畑やオーガニックな野菜をすっかり生活の中に溶け込ます事が出来るようになりました。非常にありがたく思っています。
大西さん、キャルファームの皆さん、いつも本当にありがとうございます!
新しい農業の取り組み
今後の農家のあり方として国が推奨してるのは6次産業化としての農家です。
6次産業化とは、
作る(1次)× 加工する(2次)× 販売する(3次)=6次産業
という事の様で、畑で作物を作るだけではなく、加工して製品化したモノを直接消費者に届けることで新たな価値を創造するという考え方でして、実際に新しい産業として根付き、地方経済の活性化に繋がっている事例もいくつもあります。
しかし、「餅は餅屋にまかしとき、大事なのは効率化やろ、」的な賛否両論もあるのも確かですが、私は非常に大きな可能性を持っている考え方だと思っています。
それがこの大西さんかかると更に進化して、業界では誰も行なっていないレベル(多分)新しい価値を付加されて農業を10次産業として全く新しい挑戦をされ、また早速結果を出されています。
今日の農業研修ではそんな噂を聞きつけたテレビ局が取材にこられておりました。
私も(一応)取材を受けましたが、いつものように大きくカットされてしまうと思います。。(苦笑)
さて、キャルファーム大西さんの、どの辺りが先進的かと言うと、
作る(1次)× 加工する(2次)× 販売する(3次)× 共有する(4次)=10次産業
という新たな取り組みとして国が指し示す方向(6次産業)を飛び越えて、それらの体験をソフトとして研修事業を行なったり、収穫を通して婚活や子供や家族のふれあいの場を提供されています。
今まで作物を作っていただけの畑を自然とふれあえる体験、研修の場としてシェアして、そこを『楽しめる場』『安心出来る場』に変えてしまった事です。
本物の時代。
また、情報過多といっても過言ではない今の時代、人々の関心が安心で安全な食生活に向いているのは確かだと思います。本物、100%信頼できる情報というのはインターネットの中にあるのではなく、やっぱり人と人との繋がり、信頼関係から生み出されるもの。そんな時代の流れを考えると、実際に畑に行き、作物を育て、収穫したモノを口にする、これ以上確かな事はありません。
しかもそれを『楽しみながらやりませんか?』と提案されているのは、時代の流れとマッチした素晴らしいビジネスモデルだと思いますし、だからこそNHKが取材に来られたのだと思います。
ちなみに、キャルファームさんではすみれの農業研修の様に企業に大きな負荷をかけずに、出来る範囲で社員と一緒に農業を学びながら、収穫した野菜をシェアできる研修事業の参加企業の募集を行なっておられます。随時事業者向けの説明会を行なわれておりますので、ご興味がある方はお気軽にお問い合せ下さい。
また、少し急ですが明日の10時からもキャルファームさんにて合同説明会が催されるようですよ。
HPはこちら→http://www.calfarm-kobe.com
地域創生は地域に住む人々の参加から。
畑で学べる事は非常にたくさん有り、私としては常日頃口にし続けている『原理原則』を実体験として身体と心に浸透させる効果があると思っています。おまけに美味しい野菜が食べれるし、まさに良いことずくめ。(笑)
大きく時代が変わろうとしている今、これからは間違いなく地域の時代です。
地域の時代とは地産地消に代表される、各地の小さなコミュニティーで自立循環出来るシステムが構築出来る事に他なりません、それはやはり、食に直結する農業、漁業などの一次産業と切り離す事は出来ません。そして私たちの様な地域の企業や地域の住人が一緒になって初めて10次なる新しい価値の創造が出来ると思うのです。
地域と共に10次産業への参画、強くおススメします!
御一緒に如何でしょうか?(笑)