新春のご挨拶。『叶うから夢』

1月1日 元旦 日本晴

2016年、新しい年が明けました。

全ての方に素晴らしい一年になることを心から祈念致します。

大神神社 申
大神神社 申

いつもと違う年越し。

今年の年越しはいつもと少し勝手が違いました。
娘は念願の、いや悲願とも言うべきジャニーズの年越しカウントダウンライブに参戦する為に単身東京に出掛け、私と妻もそれに対抗?した訳では有りませんが、ビルボードライブ大阪のカウントダウンライブにてスタイルカウンシル?のシブーい音楽とシャンパンとクラッカーで新年を祝いました。

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ビルボードライブ大阪
ビルボードライブ大阪

夜中から、毎年恒例の初詣に奈良の大神神社にいつもより早く向い、昨年の無事に対する感謝と、今年一年の家内安全、商売繁盛を少しばかりの賽銭でお願いして来ました。
夜中に参拝したお陰で、いつもの森正さんでの煮麺にはありつけませんでしたが、松明の神事を見ることが出来て大満足。

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大神神社 松明の神事
大神神社 松明の神事

初めて見る夜中の大神神社も荘厳で非常に良かったです。

大神神社 
大神神社

ご来光。

電車に乗り込んでうつらうつらと居眠りしながらJR明石駅に帰って来たのは朝の7時前、雲一つない晴天にはっと閃いて、そのまま大蔵海岸に初日の出を見に行くことに。
なんと、結婚して初めて見る初日の出となりました。(笑)

2016年初日の出
2016年初日の出

いつもの行動パターンを変えてみるって良いことがたくさん有るものです。(笑)

 

穏やかな元旦。

爽やかに初日の出を拝んで帰宅した後はいつものルーティーンをこなして、暖かい、というより麗らかと言った方が良いくらい暖かな陽射しの下、義父さんの入所している介護施設にご挨拶にいったりとゆっくりした一日を過ごしました。

獅子舞に噛まれて無病息災
獅子舞に噛まれて無病息災

年頭に当たり、とお客様や取引先様には年賀状の代わりにニュースレターをお送りしました。
毎年、年越しの度に思うことを年頭のご挨拶としてコラムに書きましたので、賀状をお送り出来ていない方にもお届け出来ればと思い、以下に転載しておきたいと思います。

 

******ここから転載******

叶うから夢なんだ。

新年あけましておめでとうございます。

旧年中は大変お世話になりありがとうございました。4名の大工職人の集団から始まったすみれもおかげさまで今年で16期目を迎えられることが出来ました。
皆様からご縁と温かなご支援をいただき、今年も新しい年を迎えられたことを心より感謝申し上げます。本年も引き続きすみれを宜しくお願い致します。

新年を迎える度に頭をよぎる出来事があります。それは2012年の1月3日に突然聞かされた訃報です。三箇日、親戚一同集まってお屠蘇気分で食事をしていところ、突如かかってきた勉強会仲間からの電話で知らされました。
亡くなられたのは私がずいぶんとお世話になっていた先輩経営者で、当時駆け出しの経営者と言うより、職人に近い状態で右も左も分からずに闇雲に突っ走っていた私に、経営の要諦を教えてくれ、一条の光が射す方向に気付かせてくれた師匠の様な方でした。

その年の正月は非常に重苦しい気持ちで過ごしましたし、毎年元旦を迎える度に思い出しては暗い気分になることもありましたが、今年4年目を迎え、漸く自然体で事実として受け入れる様になった気がします。

そしてそれと同時に、その先輩経営者から過去に頂いた恩恵が、種から芽を出し、茎を伸ばして花が咲き、この4年間で多くの実を結びました。
ここに来て急逝されたことの悲しみよりも、いただいたご恩に対する感謝の気持ちが勝ってきたのかも知れません。

その先輩経営者から亡くなる直前の2011年の最後に送られてきた葉書には、「あえてシンプルに締めくくりたい、『夢は叶う』『叶うから夢なんだ』全ての人の夢が叶いますように・・・」と記されてありました。今も私のデスクの前にその葉書は飾ってあり、この4年間ずいぶんとその言葉に励まされて来ました。

そして、昨年ついに、私の目指して来た夢は2つ叶いました。いずれも、大工職人から起業した際に集まってくれたスタッフに「なんとか安定した暮らしを実現してもらいたい!」と取り組んで来たことが認められ、創業以来掲げて来たすみれのミッション『職人の社会的地位の向上を果たす』を全うするスタートラインに立てる出来事です。

1つ目は、すみれ本社で毎月開催しているマーケティングの勉強会の内容が厚生労働大臣に日本初の現場実務者に対する認定研修事業として認められたこと。

2つ目は、これまですみれが行なって来た大工の正規雇用と教育を行なうことで、お客様に満足頂ける工事をして、ご紹介やリピートの注文を頂けるシクミを作る取り組みが書籍となり、商業出版として発売されたこと。

この2つは日本中の大工の働き方が、やりがいと将来への希望を持てる様に変わり、若者が全く入職してこない現在の職人不足問題の根本的解決に一石を投じられる事になったかも知れません。

どちらも4年前には想像もしていなかった成果を昨年手に入れることが出来たのは、私にとっては小さな夢が叶った出来事でした。

そして、この新年を迎えるにあたって、まず脳裏に浮かんだことは、先輩経営者が残してくれた、『叶うから夢なんだ。』という言葉です。

新年早々、湿っぽい話で恐縮ですが、新たな年を迎えるにあたって気持ちを新たに今年の目標を立てられた方、おめでたい初夢を見られた方もいらっしゃるかと存じます。今年、皆様の全ての夢が叶いますように心から祈念して新年のご挨拶とさせて頂きます。

本年もすみれをどうぞ宜しくお願い致します。

叶うから夢なんだ。

高橋剛志拝

******転載ここまで******

すこし湿っぽい文章にも拘らず、長文にお付き合い頂きましてありがとうございます。

今年もコツコツとブログを更新して参りますので。お付き合いの程宜しくお願い致します。

どなた様も幸せなお正月をお送り下さい。

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