1月20日 水曜日 雪のち晴れ
またまた乗り過ごし、でもラッキー☆
「えっ、一体ここはどこ?私は誰?」という感じのちょっとしたパニックに陥りました。(笑)
ああそうや、と思い出したのは昨夜大阪からの帰りにJRに乗り込んで(いつものように)ぐっすりと寝込んでしまい、気づけば姫路と言うパターンだったコト。(^_^;)
ま、一面真っ白な銀世界の中に聳える真っ白な姫路城を見ることができたのはちょっとしたラッキーだと喜びながら帰宅しました。(^_^;)
10年後の売上げを作る会議
今日は水曜日ということですみれ事務所は定休日ですが、半年に1度の協力業者さんに集まっていただいてのプロジェクト会議の開催日で、すみれスタッフ全員揃って会議に臨みました。
今年から運営はプロジェクト会議の運営委員会が主体となり、私は一部のパートを担当させてもらいますが、基本的に参加者の立場となりました。左官の大西委員長を筆頭に開催された今回のテーマは『10年後の売上げを作る会議』です。
まずは今の利益の最大化
冒頭は見えない利益を炙り出し、協力業者の皆さんに享受してもらう効率化の取り組み、ダンドリワークなるクラウド利用の情報共有アプリの導入について。
皆さん熱心に聞いて頂き、感想も上々、スムースな導入となりそうです。
未来の売上げを作る事は重要ですが、足元がおぼつかない様では話になりません、今ある売上げの中で顧客価値を高めながら、無駄を省き利益を最大化出来る様に皆さんと効率化についての取り組みをスタートさせました。
金の卵に囚われず、卵を産むガチョウを毎日選択すべし。
その後、私の担当となり、労務リスクの話と、日々の業務においての選択についての判断基準について話させて頂きました。
社内でも何度もしている金の卵とガチョウの話、とにかく、目先の利益や時間の短縮に囚われて本質を見誤ってはならない、と自分達への戒めを込めて話させてもらいました。
これは単にお金だけの話ではなく、例えば現場で高所作業をするのに、足元を固めるべく周りを整理整頓してから脚立や足場板を組み立てるのか、その時間を惜しんで不安定な足場の上で作業をしてしまうのか、という選択でもあります。少しの時間を惜しんで足場から落下、怪我をしては文字通り元も子もない訳ですが、現場では常にそのような選択肢が溢れています。
常に、ガチョウを育てる意識を持って作業に当たって欲しいとお願いをしました。
次世代を担う若者を育てる為の大きな課題。
休憩の後、メインテーマである10年後の売上げを作り上げる具体的な取り組みについてのディスカッションです。それは、ある時のいつも忙しい忙しいと言っている大西左官と私の会話をきっかけに始まりました。
私「そんなに忙しいって、仕事がいっぱいあるなら、若衆を育てなあかんやん、」
大西「そやねんけど、いつ暇になるかもわからんしなー」
私「そんなこと言いつつ、もう何年も忙しいままやろ、仕事切らした事無いやんか」
大西「そやねんけど、若い子雇ったら、責任重大やしなー」
私「10年くらい先まで売上げが見通せる様にしたらええんか?」
大西「そやね、それやったら責任もって若衆育てられるけど、そんなん無理やん」
私「ムリなことないやろ、皆で力を合わせて取り組んだら出来るんちゃう?」
建築業界にどっかりと横たわる根本的且つ、巨大な問題は、将来の展望が見えにくいこと。偶然の積み重ねで毎年、毎月の売上げが上がっている訳ではないのでしょうが、一件ずつの単価が大きく、しかもリピート注文までには長い年月がかかることから、先の売上げの確定は非常に難しく感じられます。国全体として大きな問題となっている少子高齢化、また、住宅ストックの供給過多の問題は市場の縮小を避けられず、しかも単価の大きなビジネスほど消費増税等の外部環境に大きく左右される事もあり、先行きに不透明感を感じずにはいられません。
答えは当たり前(原理原則)にあり。
しかし、実は先の売上げが確定していないなんて、どんな業態でも変わらずある問題で、街の行列が絶えないラーメン店でも明日来店される人の名前が分かっている訳ではありません。しかし、提供するサービスの本質を守り、当たり前の事をアタリマエに真摯にやり切れば、人気は衰えるどころか、徐々にファンを増やしていくことが出来る筈で、売上げ=顧客数×単価×購買頻度の方程式になぞらえて考えた時、将来に渡っての安定が手に入ると思っています。
今日の会議で大勢の協力業者さんとのディスカッションから導かれた答えも結局、そんなこと、当たり前の事を真摯にやり切る!というところに一致団結したコミットメントを出来たのは大きな成果だと思います。
大西委員長、委員の皆様、お疲れさまでした。
非常に良い会になったと思いますし、何より参加された皆様が楽しかった、勉強になったと嬉しそうな顔で言って下さったことは、すみれの顧客接点が強化されたと実感を持てました。
ありがとうございました。
皆様、10年先は私は多分引退しておりますが、その先までの長いお付き合いを宜しくお願い致します!
心謝!