1月29日 雨
寒波が過ぎ去り、寒さも少し緩んだと思ったら、今度は天気が崩れて雨。週末にかけてぐずついた空模様が続く様です。寒いのも苦手ですが、冬の雨もあまり得意ではありません。と言いつつも、これも無くてはならないもの、天恵だと思って感謝の気持ちを忘れずにいたいと思います。
職人起業塾@京阪神木造住宅協議会と喜多川泰ファンの集い
今日は終日研修へ参加。すみれ本社で毎月行なっている勉強会から派生した京阪神木造住宅協議会を事業主体としての職人起業塾でいつもは講師ですが、今日は受講生に混じってABS(アクティブ・ブレイン・セミナー)を受講しました。私自身はかれこれ5年程前にナカジュンという勉強会仲間の誘いを受けて受講しており、今回は再受講です。久しぶりに脳を高速で使いまくってクタクタになりましたが、160個のランダムな単語を覚える等、自分自身の脳の健在振りを再確認、非常にいい時間を過ごす事が出来ました。
研修が終わった後、夜は(不定期の様で実は、)定期的なこじんまりとした集まり、『喜多川泰さんファンの集い』にて心易くも刺激的なメンバーと美味しい食事とお酒を頂きながら読書談義、人生論に花を咲かせました。メンバーの皆様、ステキな時間をありがとうございました。
次回は喜多川先生の講演会の懇親会でご一緒出来ればと思います。宜しくお願い致します。
これね→http://www.event-search.info/events/KGZ8VzdVzEn5sB/
ABS(アクティブ・ブレイン・セミナー)がカリキュラムに組み込まれている理由
実は、今も少し頭がというよりも脳に痛みを感じています。本日再受講したABS(アクティブ・ブレイン・セミナー)の影響なのですが、右脳と左脳を同時に使って記憶するワークは非常に疲れます。個人差があると思いますが。(私の場合)セミナーが終わったらもうクタクタです。
そんな所謂記憶術と言われるこのセミナーを工務店の実務者向け研修事業のカリキュラムに組み込んでいるのにはいくつかの理由があります。
一般的には、建築の実務と記憶術では関係が無い様に思われがちですが、全くそんなことはなくて、むしろ絶対に必要不可欠だと思っています。その理由は大きく分けて3つ。
「出来ない、」を「出来るじゃん!」に
可能思考、という言葉があります。人は出来ない、と思った時点でチャレンジをやめて自分自身を出来ない人間に追いやろうとしてしまいます。何か問題に向った時、「やってみる」とか「出来る様になんとかする」とか、チャレンジをする思考を持って立ち向かい、1つずつのハードルを越えていくことを繰り返せる様になると人が変わった様に大きく成長出来るのは教育、研修事業に携わる人達に取ってはいわば常識となっています。なので、多くの研修でははじめに「やるか、やらないかと聞かれたら、ヤル!と答える!」と可能思考を叩き込まれる事が多いのですが、無理やりテンションを上げられて、「やります!」とコミットしたところで、そんなテンションは長続きする筈も無く、研修を終えて普段の生活に戻ると元の木阿弥になる事は珍しくありません。
しかし、このABSだけは、「ランダムに書かれた脈絡のない100個の単語を覚えなさい」と、普通なら絶対ムリなコトを、脳の使い方を教わる事で1日で可能にしてくれます。それが実生活に役立つかどうかはさておき、「絶対に出来っこ無い」が「え、オレにも出来た!」に変わる体験は人の心にじんわりと可能思考を浸透させます。まず、この思考を受講生に持ってもらう事が研修事業のスタートには欠かせない最も大きな理由です。
「ややこしい、難しい、」を「簡単じゃん!」に
次に、研修を通して実現すべき事に『問題解決』があります。職人起業塾の研修カリキュラムは座学だけではなく、OJTもふんだんに組み込んでおり、研修で学んだ事を現場で実践して結果を出す事に目標を置いています。それは実は問題解決の繰り返しであり、マーケティング(=自然に顧客が集まってくれて売り込みをしなくても売上げが上がり続けるシクミ)の構築は多くの問題を解決した先にあるのです。受講生の皆さんにはその問題を解決してもらう役割を担って頂かねばなりません。
これまで、経営者でも解決出来なかった難しい問題をこれから従業員さんに解決してもらうのですから、生半可な事ではありませんが、それもコツさえ覚えれば実はそんなに難しい事ではありません。
非常に覚えにくい薔薇の薔という漢字を覚えるには、草冠、土、人×2、口×2に分解して1つずつ覚える事によって簡単に覚える事が出来る等のABSのワークを通して、絶対ムリ、と思う様なややこしい事も分解して小割りにする事によって簡単に出来る様になる事を脳に理解してもらうコトが出来るのです。その上でマーケティング構築の為に小割りにしたステップに1つずつ取り組んでもらい、結果を出してもらおうという魂胆です。(笑)
脳にOSをインストールする効果。
3つ目は長期に渡り覚え続ける技法を身につける事によって、絶対に忘れてはならない重要な事を常に思い浮かべてもらえる様に出来るコト。
絶対に忘れてはならない事とは、「人としての在り方」「技術者としての矜持」「許認可業者としての法律の遵守」「従業員としての会社のルール」等々、業務の中で判断基準になるOSとでも言うべき『理念』や『行動基準』です。
顧客接点において、社員は企業の代表であり、そこで下す判断は経営者と同じモノで無ければなりません。担当者によって対応がバラバラでは顧客の信頼を得る事は難しい事を考えると、会社としての判断基準は何か?を常に頭に叩き込んでおき、些細な出来事でも判断を迫られるときは常にそのOSが起動して自社の事業の目的の方向性に沿った判断をするべき。
覚えている、決して忘れない、が必要な以上、ここでも記憶術のメリットが最大限発揮されるという事です。
行動が人生を変えるかも、
今日、受講生の皆さんが2日間のABSの講座を終えられて、ほっとした様な、そして晴れやかな面持ちになられておりました。今回の研修を通して、「自分はまだまだ出来る」「難しい事も分解したら簡単や」と早速日々の業務においてバリバリと問題解決に取り組んで頂きたいと思います。
私が研修や勉強会の終わりにいつも話すのは、いくら良い勉強をしても、気付きを得ても、行動に移せなければなんにも変わる事が無い、今までの時間は単に無駄になってしまう。という事。
そして、よしやるぞ!と気合いを入れて行動に移したとしても3日坊主、継続する事が出来なければ、せっかく行動に移したとしても、なんにもしないのと五十歩百歩、大した違いはありません。
それでも、まずは行動に移さなければなんにも始まらないのも事実なので、とにかく自分が潜在的に持っていた能力に気付いた今、早速行動に移して頂きたいと思います。
受講生の皆さん、(宿題も含めて、)がんばっていきましょー!(笑)
ABSの公式ホームページはこちら、http://www.oda-abs.com
おまけ、
職人起業塾のテキスト本が発売になり、第一期生には特別に一人一冊ずつ進呈させて頂きました。川西先生の悪ノリで、慣れないグダグダのサイン書き、失礼しました。(笑)
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