理念無くして経営無し。いや、人生無し。

3月2日 快晴

3月に入ってもまだ寒い日が続きますが、今朝の神戸は日本晴れ、爽やかな青空が広がりました。

水曜日ですみれ事務所は定休日、私は溜まりきったしかも期限に追われるタスクをなんとかせねばと人気のない事務所で電話番をしながら一日中、PCに向き合っています。(笑)

さすがに電話が鳴る数も少なく、落ち着いて集中する事が出来ました。本来は毎年恒例のオッサンスキー部の合宿で朝から北海道に飛ぶ予定でしたが、諸事情あり中止、(もしくは延期?)となり、正直少しホッとしたというか、やっぱツイテルなーなんて勝手に思ったり。(笑)

 

卓越の歯科医師の件つづき

さて、昨日、一昨日のブログで凄い歯医者さんの事をポロポロと書きましたが、まだ書き足らないのでもう少し続けます。

一昨日のブログでは技術力が凄いと書きました。
とにかく、奥歯に金属を被せるのに、一発でドンピシャ。
歯に金属を被せると少し窮屈な感じがするのがアタリマエだと思っていた私は、今まで装着した事が分からないほどピッタリな治療を受けたコトがありませんでした。しかも早い!
「あれ、もうついてる?」と、つい口走ってしまった程です。これこそまさに職人技です。

 

歯科医師の卓越の戦略

昨日のブログでは頼みもしないのに噛み合わせを直してくれていて、気がついた時には口の中のストレスが無くなりスッキリしていたという驚愕の体験を書きました。
咬み合わせ治療というオブションメニューがあるにも拘らず、保険対象の治療の中で淡々とその技術を使っちゃうのは普通はあり得ません。治療に行く度にあまりに口の中がスッキリして行くので、さすがに鈍感な私も気がついて、

「ひょっとして、咬み合わせ直してくれました?」

と訊ねてみたところ、

「せっかく歯の治療をしても咬み合わせが悪ければ直ぐにダメになりますからね。」

と、さらっと言ってのけられました。驚愕です。

そしてその効果は更にあります。
親知らずに押されてガタガタになっていた奥歯(抜歯した歯の隣で次の治療で入れ歯かブリッジで頼るべき歯)が使えるか使えないか微妙だったのが、咬み合わせを修正して頂いたお陰でしっかりとして、なんと!まだまだ使える様になったのです。さらに驚愕です。

 

 

垂水の歯医者さん | 森本歯科医院 | 歯と全身はつながっています – 神戸市

この歯医者さん、尋常じゃない。と気がついて(ここまできてやっと)HPをチェックしてみました。そこに書かれてある文章を読んでみて、なるほど、と納得しました。

以下(無断でスミマセン、)転載させて頂きます。

 

______ここから転載_________

医院紹介

私と咬合治療(恩師藤井佳朗先生との出会い)

実は私は幼少のころから、アレルギー体質でアトピー性皮膚炎や鼻炎、花粉症などに悩まされてきました。 特に昔はステロイドの危険性が知られていなかったので、幼児のころから長期間使い続けてきました、特に大学ではかなり重度になりましたが授業を休めないので塗り薬だけでなく内服もしていました。

 

無事大学は卒業しましたが、このままではいけないと思い切ってステロイド断ちをしたのですが、リバウンド(かなり激しい)で仕事を半年間も休まなければいけませんでした。

それからも、体調が良くなったり、悪くなったりを繰り返していました。

もちろん色々な治療を試しましたが(漢方、水療法、健康食品、・・・)、確かにある程度効くものも有りましたが、決め手にはなりませんでした。

 

そのうちオーリングを使い診察している医院で、口の中の金属が良くないといわれました、しかし自分が歯科医でも本当に口の中の金属がアトピーと関係が有るとは信じられませんでした、しかしいろいろ調べていくうちに関係性があるとわかり、これは自分自身で治療を受けて見ようを思いました。

 

そこでお世話になったのが私の師匠でもある藤井佳朗先生でした、そして一年がかりで口の中の金属を全て私に合っている金属に代えたり、かみ合わせや歯の形態の調整をして行きました(咬合治療)、それからはアトピーの方はかなり良くなり、花粉症や鼻炎はほとんど無くなりました、ただ皮膚炎の方は、季節の変わり目や、食生活や生活習慣が乱れると顔に出てきます、しかし仕事を休むほどではありません。

これを縁に藤井先生に藤井式咬合治療を教えてもらっています。

 

私の体験でしたが、全て咬合治療で治る訳ではありませんが、口の中に何割かの原因が有れば、治療でその分良くなるのではないでしようか。

診療方針

当医院では、単に虫歯の治療をするだけでは無く、全身を考えたホリステック(総合的)な治療を目指しています。

 

当歯科医院は、保険医療機関ですので保険治療を診療していますが咬合治療等、保険が効かない治療もございます。

一人5分診療ではなく30分かけて、ゆっくり治療しています。
また治療回数を減らしたい短期集中治療希望の方は一度ご相談下さい。

 

_________転載ここまで_____________

 

ご自身の厳しい体験を元に歯の治療だけではなく、身体全体、患者の健康に焦点を当てて統合的医療の観点にまで立って施術を行なわれているという姿勢は、私に言わすとマーケティングの基本をキッチリと守っておられる、となりますが、実際に治療されている姿を見ている私には既にマーケティングという言葉自体が陳腐に感じてしまう、それくらいの迫力があります。

更に、以前から耳にしていた歯科治療の保険適用の是非についても非常に分かりやすく書かれています。

______ここから再度転載_________

保険の金属について

私の歯科医院では、患者さんの希望により、 アマルガムや体に合わない金属を除去して 患者さんに合った金属に代えていく治療(咬合治療)をしているのですが、残忍ながらこの治療には保険が効きません、 それは治療に使う金属が保険の適応外の金属だからです。

治療に使う金属は、金の含有量が高く、パラジュウムなどが含まれていません、そして12種類のサンプルの中から一番合う金属を決めているのです。

いまの保険の適応金属は以下の経緯で採用されました。

『1960年頃、戦後の厳しい経済情勢下のわが国の歯科界では、低廉な「銅亜鉛合金」を代用金属として保険適用にも採用しようとする動きがでてきた。金属の腐食の点から見ると、きわめて過酷な環境の口腔内に使用する金属は、化学的、生物学的に安定した金、ないしは貴金属合金でなければならない。日本補綴歯科医学会は銅亜鉛合金が歯科用として採用されることを阻止する為に、「歯科用金属企画委員会」を設置し、歯科用合金の規格とテスト法ならびに各種合金の評価を行った。こうした学会の活動によって、銅亜鉛合金の歯科臨床への導入は避けることができた。また同委員会は、歯科用合金としては金合金を使用するのが本筋で、総医療費や日本の経済力から見て、代用合金の使用もやむをえないが、その際でも、金銀パラジウム合金をもって代用金属の許容限界とし、しかもできるだけ早い時期に金合金に移行すべきであることを、委員会報告書で発表した。』
「GPの為の金属アレルギー臨床」井上昌幸監修より

これで解るように、金銀パラジュウムではなく、経済復興したら早期に金合金に変えるべきだと 60年代から分かっていながら、政府はいまだ代えていないのです。
それで咬合治療に使う金属は保険適応ではないのです。

 

__________転載ここまで_____________

 

在るべき姿を追い求める姿

現状の業界、国の方針に対しても疑問を唱え、在るべき姿を明確に提示されています。
しかも、実際は決して自分の考えを患者に押し付ける事無く、淡々と情報提供のみをしながら顧客の立場に立った治療を心がけておられるのが治療を受けていてヒシヒシと伝わってきます。

本当に素晴らしい、てか、もう今後一生、森本先生にお願いします。と心に決めてしまいました。

「そら、三心五観の藤本さんも日本電磁波協会インストラクターの青山さんも胸を張って紹介してくれるはずや、」と改めて納得です。

  

理念無くして人生無し

紹介者の一人である青山さんはご尊父が歯科医師であり、そのご尊父はご自身の理念に従って保険外の治療しか一切しないとの事です。青山さんは子供の頃から『理念無くして経営無し』というご自身の人生哲学を厳しく叩き込まれたとの事で、(たぶん)その大きな影響を受けてビジネスとして成り立つかも分からない、日本で唯一人の『専業電磁波測定士』への棘の道を歩まれたのだと思います。日本の住環境の問題を正したいと言う強い想いがあったのではないでしょうか。

たった一度きりの人生、目先の金、一瞬の楽しさ、贅沢なんかより理念、哲学の方が重要だとジレンマに満ちた(高額なサラリーがあったであろう)医療機器販売の会社をやめて起業されたその選択には心から尊敬の念を抱きますし、私に出来る事は微力ながらも精一杯応援したいと思い、お付き合いをさせて頂いています。

ま、最近は私が応援してもらっている事の方が多い気もしますが、、、(苦笑)

とにかく、理念無くして経営無し、いや、人生なし。

そして、たった一回切りのこの人生、出来うる限り正しいものを追い求め、自分なりの哲学をつくり上げてから終えたいものです。

それにしても、この世の中には凄い人がたくさんいるものです、オレも気張らんとね。

 

告知です。

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■工務店経営者の為の職人起業塾ワークショップ

3月11日は京阪神木造住宅協議会にてJBNの青木会長とご一緒させて頂き、経営者の為の職人起業塾のワークショップを行ないます。JBNの会員以外の方のオブザーバー参加も受け付けてくれると思いますので、ご興味があれば問い合わせを頂ければ幸いです。

お問い合せはこちら→http://keihanshin-mokuzou.jp/news/2015.html#n160311

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