3月14日 雨
荒れ模様の月曜日
昨日までの晴天続きから一転、大荒れの空模様の週明けとなりました。
朝から降り続いた雨はまーまー本降り、しかも気温までドンっと下がって六甲山の山頂付近では降雪が見られたとか見れなかったとか。。昨日のサンデーランニングでは満開になった梅の花を見て、春の訪れを喜んでいたのに、今日とのあまりに大きなギャップに戸惑ってしまいました。
シーズン緒戦は土砂降りから、、
そんな、暖かな事務所に引き蘢ってデスクワークに勤しみたい様な一日でしたが、こんな日に限って、3ヶ月近く冬の間休んでいたゴルフを再開、毎年恒例となっている取引先商社の大松社のゴルフコンペに招かれて参加してきました。
久しぶりにクラブを握ってみたものの、今回も例によって例の如く、天候に負けず劣らずスコアも土砂降り。。(涙、)
継続無くして上達無し。とは良く言ったものです。
ま、ラウンドの最後には雨もやみ、日本一美しいと、ジャンボ尾崎氏が言ったとされる最終ホールでは薄日も差してくれたし、恨み言ばかり言うのはやめておきます。(笑)
話は変わって、、
以前から、ずっと疑問に思っていた事がありました。
それは、爪楊枝の根っこの方についているくびれは一体なんの為にあるのか?ということ。
最近、念願だった歯の治療を再開して、詰め物が取れていた歯の治療や抜歯した部分の入歯を作ってもらう過程で咬み合わせの調整をして頂き、口腔内の環境がいかに大事かを大いに実感することとなり、このところ熱心に爪楊枝を使います。
爪楊枝で歯間を一生懸命掃除をしていると、その根っこのくびれがポキっと折れる事が頻繁に有り、その度にゴミは出るは、爪楊枝本体は短くなるわで、なぜこんな加工を施してあるのだろうか?と不思議に思っておりました。(せいぜい)耳かき代わりに使えるように、という風にも考えてみましたがどうもしっくり来ませんし、、
意味が分からん。。
私はもともと職人上がりだけに、モノの形状を見るとそれがなんの為のカタチをしているのかが分かるという特技?の様な鑑定眼的な視点を持っており、故障してバラバラになった機械等も(簡単なものは)元通りに組み立て直せる事が自分の強みの1つだとずっと思ってきました。
その私を以て爪楊枝のくびれは全く意味が見いだせず、このところ毎日の様に爪楊枝を使う度に、『ポキっ』そして『イラっ』を繰返してきました。
O社長のベストアンサー
今日のゴルフコンペの会食の最後にオッサン3人で爪楊枝を咥えるタイミングでふとその事を話題に出したところ、(意外に博学の)O社長が直ぐにベストアンサーを披露してくれました。
「このくびれはぽきっと折って、箸置きの様に爪楊枝置きとして使うねん」
との事。同席していたK社長と共に「へーーーっ」と感心してしまいました。(笑)
しかし、食事後に爪楊枝を使い、それを一度テーブルに置いて、また咥える事ってそうそうあるシチュエーションでもないよなー、と思い直し、(決して疑う訳ではありませんが、)帰ってからGoogleさんを通してYahoo知恵袋さんに聞いてみたところ、、
どーでもいいような事が気になって質問した人が既におられまして、(笑)
爪楊枝の製造過程で焦げて黒くなってしまう事から、「こけし」に似せてごまかすために入れられたものだそうです。 出典:Yahoo!知恵袋
がベストアンサーとなっておりました。
やっぱ、意味ないじゃん。
真偽の程は分かりませんし、これ以上調べを続ける程の興味はありませんが、(こんなくだらない事を)調べてみた私的な結論は、「やっぱ、あんまり意味ないじゃん」って事です。
いつも爪楊枝をぽきっと折って爪楊枝置きを利用する方には叱られるかも知れませんが、私はそんな事はしませんし、製造過程で端部が黒くなるからと言ってこけしに似せるというのも、ユーモアがあって悪いとは思いませんが、使いにくい、余分なゴミが出る事を考えるとやめた方がずっとましだと思います。
この世の中に私と同じ意見を持つ人がどれだけいるか調べてみて、そのような意味の無い加工をやめる様に爪楊枝メーカーに進言してみたいくらいです。
自分達は大丈夫か?という疑問
と、そんなどーでも良い事を考えていて「はっ!」と気付いたのは、自分達の仕事、サービス、商品でも、良かれと思い手をかけて、時間を使い顧客に提供したり提案したりしている中で、顧客にとって全く価値を感じないものが果たして全くないと言い切れるのか?という疑問です。
「時間かけている意味無いじゃん、」と顧客に思われる様な事は無いか?と。
実際に、ご迷惑をおかけしてしまっている現状。
来年に増税する予定となっている消費税の煽りも有り、今年になって工事のご依頼のお声掛けが急激に増えて、現場もですが、設計部は特にてんやわんやの状態が続いています。
工務も設計も残業だけでは足らず、皆が休み返上で頑張ってくれているのですが、それでも追いついておらず、一部の顧客にご迷惑をおかけしたりもしてしまっております。
「お待たせしてしまっている皆様、誠に申し訳ございません。」
このところ、図面作成や見積りの提出の遅延で顧客にお叱りの言葉を受ける事が多く、体制を整えるべくあれこれ手を尽くしてはいるのですが、元々少人数で運営している私達のこなせるキャパは知れており、スケジュールだけをお伝えして、少々お待ち下さいと平謝りすることもしばしばです。
例えば、建築工事の見積書。
そんな状態で皆が必死になって作業している中で、最近私が良く口にするのは、「何十ページにも及ぶ詳細な見積書を作るのは悪く無いが、まずは少々の振れ幅があっても概算の費用を早い段階でさっさと示す様に、」ということ。
顧客にとって細かな内容も重要ですが、まずは大まかな費用を把握して全体的な資金の計画を立てる事の方がずっと重要であり、その為に見積りの依頼をされている、という事です。
顧客に長い時間お待たせするだけ待たせて、やっと出して来た分厚い見積書の提示金額が顧客が予定していた予算と大きくかけ離れていたら、表紙をめくって総額を見ただけで即、商談は打ち切りとなります。
まさに、爪楊枝のくびれです。(涙)
爪楊枝のくびれを他山の石とする。
我々が勝手に重要な事、価値があることだと思い込んでいて、顧客にとってはなんの意味もないこと、価値を感じて頂いていない事って、良く気を配って探せばもっと沢山あるのではないか、とゾッとしました。
スタッフとは今一度、しっかりと顧客の視点に立って自分達の仕事を考えなおしてみることに(まずは概算見積りの作成手順から)取り組んでみたいと思います。
みんな、宜しく頼むよー。
おまけ、
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早速のプランと概算見積、ありがとうございます。
概算段階で既に予算オーバーしてるので、詰めていきたいと思います。
社長の言われる通り、お客さんと自分達の重要度にズレが生じることは多々あります。
それを如何に汲み上げて、すり合わせしながら要望に答えると、信用・信頼に繋がりますよね。
これからもよろしくお願いします。
首藤様、コメントありがとうございます。
業界内の常識、アタリマエがお客様にとって違和感を感じる事って少なく無いと分かっておりつつ、つい思い込みをしてしまう事がまだまだあり、気をつけようとスタッフと日々話しています。
将来に不安を残さないベストバランスの家づくりをサポートさせて頂きたいと考えておりますので、引き続き宜しくお願い致します。