論理と気合の親密な関係。

4月19日快晴
神戸は昨日と打って変わって雲1つない爽やかな青空が広がりました。  

朝の気温は少しひんやりしておりましたが日中はポカポカ陽気、これが昨日の淡路島ライドの日だったらどんなに良かったろうと、今更どうしようもないことに対して少し恨めしく思ったりもしましたが、気持ちを切り替えてとにかく今日のお天道様に感謝です。(笑)

 作業場ではスタッフさとー君が増築工事の刻み、コツコツと地味な作業に勤しんでおりました。スタッフにも感謝ですね。

  
 

理念と経営

昨夜は自転車で100キロ走った後の疲れた体を引きずったまま、大阪で月に1度の勉強会に出席しました。
理念を明確に打ち出してその実現にコミットし、卓越した業績を上げられている会社の事例に学び自社を振り返る重要なしかし全く緊急じゃない時間です。

(毎回ではありますが、)今回もいつも通り大きな気づきをいただき、何か胸の中がすっきりするような一種、爽快な気分を味わうことができました。

 

 

伊藤忠V字回復の舞台裏。

様々な学びの中で特に印象に残ったのは、元伊藤忠会長の丹羽氏と東レの佐々木元社長の対談記事です。
その記事の中で、丹羽氏が伊藤忠の社長時代、4000億円もの不良債権を単年で処理してV字回復を遂げた有名な話の裏側やそのバックボーンを明らかにされておりました。
そこに書かれていたのは、経営者としての精神性であり、古くは論語などの古の先達に学び、多くの社員のトップとして行うべきことを当たり前に実践することの重要性と、その難しさです。

 

論理性と気合い。

対談の中で、丹羽氏は経営には「論理性と気合が必要である」と言われておりました。

当たり前のことを当たり前にするには気合や根性と言う日常的には使わないエネルギーが必要だという論調は、随分と意識しなければ当たり前の事は出来ないという事であり、私自身が「思い通りに行かない」と長年悩み、もがき苦しんできた、気合と根性だけじゃだめ、仕組みを作るだけでもダメというジレンマとも言うべき大命題の答えを示唆して貰えた気がします。

 

 

理論、シクミ、実践。

持続継続出来るビジネスモデルには理論が必要であり、それを実践に結びつけるには仕組みの構築が不可欠であるのは誰もが認めるところです。そしてそれも実践が伴ってこそであり、しかも短期間ではなく長きに渡って継続出来て初めて仕組みとなり得ます。

非常に残念ですが、根本的な問題を解決する仕組みを考えて成果に結びつける事が出来る人や事業所はそんなに多くなく、どんなに素晴らしい学びを得ても実践を継続するという覚悟を決めて、気合いと根性を持って向き合わねばならないという厳しい現実に直面し挫折します。

 

 

世の中すべからく表裏一体。

今回の勉強会で学び直した、全く正反対の様に思われがちな論理と気合がワンセットであるという概念は薄々感じていたといえ、かなり新鮮な気づきをいただけたように思います。
そして、それを支える長く続けるための強いモチベーションの根底には「志」が必要なのだと改めて強く感じた次第です。

立志を以て万事の源と為す。

やっぱりここ、志を掲げて、当たり前の事をあたりまえに、気張ってこ。

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