二頭波に学ぶ。

4月23日 晴れ後曇り

今日は岐阜のホテルからスタート。

ホテルのベッドで腹筋100回、その脇で腕立て伏せ50回のいつものルーティンをこなしてから朝食を摂ってからチェッックアウトの時間までデスクワークに勤しみました。

帰神してそのままお客様宅に打ち合せに行く予定だったのですが、調べてみると2時間程時間に余裕があることが分かりました。

せっかく初めての岐阜やし、憧れの稲葉山改め金華山は目の前やし、時間にも少し余裕があるし、と色々と理由をかこつけながら(笑)、珍しく『ザ・観光』に岐阜城を目指しました。

 

天下布武発祥の地

昨日、このブログで御紹介した書籍『国盗り物語』は全4巻の前半は斉藤道三が主人公で、後半の2巻は織田信長に主人公が移ります。そして、その舞台は、『美濃を制する者は天下を制する』と斎藤道三が言ったとされる美濃の稲葉山の山城であり、後に織田信長が金華山と山の名前を変え、岐阜城と城の名前を改めたこの地であり、ここから天下布武、戦国の世に終わりを告げる信長の英雄的な活躍がスタートしたと思うと否が応でもテンションはマックスに跳ね上がりました。(笑)

 

信長が見た景色。

岐阜城自体は徳川家康によって廃城とされましたが、その後明治時代になって再建されるも、焼失したようで、今は少し残念ですが、よくあるように鉄筋コンクリート製となっておりました。

建物自体の魅力はさておき、天守閣に登って一望する美濃平野の眺めは素晴らしく、ここで天下取りを標榜した信長と同じ景色を見ているのだ、と思うとなんだか身体の芯から力が沸いて来る様な不思議な感覚に陥りました。中学生からの長きに渡って信長に心酔して来た私にとっては、ひょっっとしたらこれ以上無いパワースポットなのかも知れません。(笑)

 

下克上の星。

国盗り物語のもう一人の主人公、美濃の蝮こと斎藤道三も下克上を最も体現した戦国武将として知られます。一介の油売りから身を起こし、一国一城の主にまで上り詰めたその生涯は、私のように無一文から起業して事業を行っているものに取っては輝く一番星です☆

時流を掴み、才覚を発揮すれば大きな事を成せるかもしれない、そのチャンスはオレにもあるかも知れない、そのうちビッグになってやる!と子供心に思っていました。

結局、地方のちっちゃな工務店の経営者にこじんまりと収まってしまっておりますが、それでも小さいながら一国一城の主になっており、そう考えるとツイていたと思います。無茶な事も随分しましたが、その選択の積み重ねだと考えると斎藤道三公のお陰も少なからずあるかも知れません。(笑)

 

 

二頭波に込められた想い。

今日、岐阜城に行っての一番の収穫は、齋藤道三の使っていた家紋の話。

『二頭波(立波)』と呼ばれるこの家紋は齋藤道三自身がデザインしたとのことで、ボランティアガイドさんによると、「世の中には割り切れないものがある事を齋藤道三が家紋に表したらしいです。」と教えてくれました。

早速ググってみると、

二頭波

二頭波
二頭波

にとうなみ

古代、波は何らかの力を受けた水が、波という形になって人の前に現されたものと考えられていました。その不思議さと形の優雅さに加え、波の進退する様子が用兵の術に適っているとして武士の家紋に用いられるようになります。

「二頭波紋」は、斎藤道三が水の在り方に人生の道理を、波の動きに兵法の極意を見出し、晩年に自ら発案して用いたものです。右に3つ、左に2つある波しぶきは、世の中には割り切れるものと割り切れないものがあるという理を表しているといわれています。

出典:日本のはなし

 

 

上善如水(お酒ではない)

他にも中国の『上善如水』の故事にもなぞらえたという説もある様ですが、割り切れるものと割り切れないものの間に如何様にもカタチを変える事が出来る波(水)をおいてそれらを呑み込んでしまうような意気込みというか、凄みを感じます。大好きな『播磨灘物語』の主人公、黒田官兵衛は晩年になって如水と名を改めましたが、生き馬の目を抜く様な戦国時代にあっては、変化に柔軟に対応する事が何よりも重要だったという事なのか、なんて考えてしまいました。

大きな変化に立ち向かう心構え。

『割り切れないことへの受け入れ。』『変化への柔軟な対応。』これらは、今、戦国時代程ではありませんが、産業革命を超える大きな時代の変化だと言われている情報革命で激しい変化を迎えている現代においても、非常に重要な人生における要諦なのかも知れません。

理論だけではダメ、今の自分に凝り固まってはダメ。重々心したいと思います。

この度、憧れの岐阜にご縁を頂きました事、心から感謝致します。

心謝。

 

 

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