大峰山修験修行。

5月7日曇り
ゴールデンウィークの終盤戦。

本来はまだ熊本で復旧活動の応援をしている予定でしたが、向かった先の応急対応リストの顧客先を思いのほか早く巡回することができたのと、本格的な復旧工事、大工仕事に取りかかるまではまだもう少し時間がかかることを受けて予定を早めてに帰神したこともあり、(もともと予定していましたが)あきらめかけていた大峰山での修験修業に来ることができました。

 

妻と来ることが出来ない女人禁制の御山
妻と来ることが出来ない女人禁制の御山

ずっと以前から、経営者仲間が山に入って修行をしている様子をブログやSNSで拝見して是非とも一度は行ってみたいと思っていたので(熊本から帰っていきなりどこ行くねんて言う話もありましたが、苦笑)本当に嬉しい誤算となりました。

奈良県天川村に位置する大峯山は1300年の歴史を誇る山伏を代表とする修験者の聖地であり、日本古来の自然信仰と仏教が融合した神仏一如という独自の信仰の総本山でもあります。

今日は残念ながら、あいにくの天気で、裏行と言われる危険な崖っぷちを回る修行は出来ませんでしたし、絶景と言われる景色も霧に包まれて全く見えませんでしたが、それでも古の修験者が駆け回った山道を足早に登って行くのは非常に清々しい気分になるのと共に自分の内面に向き合う修行の場として1300年もの悠久の時を累々と刻んできた霊場の空気を感じることができ、体と心を整える修行の場にいることの少し不思議な気分を味わうことができました。

今回行ってみて初めて分かったことですが、大峰山の修行は一度行くと最低でも5年は続けないといけないらしく、どうやらこれから数年通い続けることになりそうです、また毎年恒例の行事が1つ増えることになりました。(笑)

心身ともに鍛える山岳修行、起業して間もない頃、ヤル気さえあればいくらでも働き続ける事が出来ると思い込み、休みどころか昼も夜も無く働き続けていた時に見つけた体力と精神力の地平線。
想いだけでは限界がある事を思い知らされた苦い経験を持っており、肉体と精神を同時に鍛える事の重要性というか、必要性を身を以て経験しているだけにこの度の修験修行は(予想していた通り)ドンピシャにハマりました。


素晴らしい機会をいただけたことに心から感謝したいと思います。
深謝。

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