カードゲーム に学ぶSDGsの本質。

令和元年93日晴れ

火曜日は朝活の日。

9月から新年度となった倫理法人会活動は神戸市倫理法人会の俣野会長の講話で今年度も始まりました。私の場合、あまり活発に活動できているとは言えませんが、それでも今期も役職を拝命することになり、今一度気持ちを引き締めて地道な学びと実践を継続しようと思います。

温故知新。

昨日、NPO法人ひょうご新民家の研修会で最近、徐々に認知が進み盛り上がりを見せつつあるSDGsを学ぶ機会があり、久しぶりに参加してきました。その後、懇親会で食事をしているときに気づいたのは、事務局以外で4人いた参加者のうち3人が倫理法人会の会員だと言うことで、勉強熱心な経営者は共通項が多いのだと改めて感じたのと共に、学びの場で出会う経営者さんは、最先端の情報収集と古典的な原理原則論の両方を学ぶ大事さを理解されている方が多いのだと改めて。

SDGsとは

ちなみにSDGsとはサスティナブルディベロップメントゴールズの略で国連で採択されている持続可能な社会を実現するための17の指標を明らかにしたもので、当然日本もこの宣言に批准しており、外務省のホームページを見るとトップページに大きく掲載されています。一般的にはまだまだ知名度は低いですが、すでに小中学校の教科書には掲載されているらしく、大人よりも子供たちの方がよく知っているらしいです。

さんぽうよしの世界観。

地域密着で地元の木を使った地産地消の家づくり、社員大工の若手育成など、自立循環型住宅や持続可能なビジネスモデルを模索し続けてきた私たちにすれば、SDGsに挙げられている考え方は既に取り組んできていることも多く、また、日本(特に西日本) には「さんぽうよし」と言う、自分自身も、取引先も、周りの環境を含めた世間も良くなるようにしようと言う近江商人の商売感が深く根付いており、非常にすんなりと違和感なく受け入れられる概念、と言うよりも世界がやっと日本的な共生の考え方に追いついてきたかといった感じです。

八萬の神への信仰と畏怖の念。

アメリカに代表される欧米型資本主義の源流となるフロンティアスピリッツは次々と新しい資源を開発し、経済を発展させ続ける事を是としますが、そもそも地球は有限であり、資源を永遠に開発することはできないのが自明の理です。地球環境に配慮し、共生していくことが地球上の生物の一個として重要なのを世界が認識し始めたのは非常に喜ばしいことだと思っています。日本人はあらゆるものに神が宿ると考え敬う文化を育んでおり、世界が日本的価値観によってきたのだと勝手に思っています。

自己実現と社会貢献の両立。

今日の研修会は、そのSDGsの概念をカードゲームのワークショップを通して深く理解すると言うものでした。まず初めに個人の目標設定を決め、その目標に向かいながら配られたカードに書いてあるプロジェクトの遂行を通して、経済発展、環境保全、社会保障の観点で世の中が良くなるようにとアクションを繰り返します。言葉にすると非常にわかりにくいですが、要するに個々の人間の自己実現と持続可能な社会の両立を目指すと言うカードゲームです。

ゴール、情報、コミニケーション、時間、

そんなワークショップを通して私が気づきを得たのは、まず、世界中の人たちが「同じゴールを目指す必要性」で、その達成のためには情報公開とコミニケーションが何よりも重要だと言うこと。そして、世界全体を良くしていくには必要以上に持っている 余剰資産を不足している人に与える事が必要であり、タイムリミットを決めて、時間の猶予を共有することがそのコミニケーションを活発化させると言う事実です。

目標には期限を切れ。

現代社会において時間はお金と同等の価値があるとよく耳にしますが、経済だけのことではなく、環境問題や、社会問題の解決の鍵が「時間」にあると言うのは非常に大きな気づきでした。私としてはこれまでもSDGsの指標にある取り組みを行ってきた自負はありますが、そこに時間軸の観点があったかと言うと非常に疑問で、今後は「いつまでに、どこまで」と、タスクと時間をセットで考えるようにしたいと思いました。 NPO法人ひょうご新民家の皆様、本日は以上に素晴らしい学びの機会をいただけたことに心から感謝します、ありがとうございました。


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給与 勤務時間、日数により応相談

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業務内容 提携企業の募集、調査、顧客からの問い合わせ窓口、紹介、マッチング、SNS等での情報発信

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現場価値こそが全ての課題を解決する。

令和元年9月2日曇り

9月。

暑かった今年の夏もそろそろ終わり、今月で今年の第3四半期も終了と相変わらず月日が経つのは早いもので、今年も残り4ヶ月となりました。住宅業界は来月からの消費税増税を前に忙しさもピークに達する様相で、増税が適用されない9月末完工に向けてどの会社も忙しくされているようですが、その反動での来年からの急激な需要の冷え込みも懸念されており、これからが来年に向けて今後の生き残りをかけて正念場を迎えます。

危機感と足元の忙しさ。

建築業界の経営者や経営幹部の方々は、来年以降の経営にずいぶんと危機感を感じておられるようですが、現場で働く職人さんを始めとする実務者はどうしても目の前の忙しさに目が向いてしまいがちです。実務者の方々と話したり、見ていると先の事よりも今、目の前の繁忙期をどう乗り越えるかに意識を集中しているように感じます。ま、実際、それも大事なんですが、そんな考え方が過ぎると癖になり未来を叩き潰す「今だけ、これだけ、自分だけ」の思考に陥ってしまいかねません。

全ての答えは現場にあり。

そんな9月の大事なスタートの日は、関西リフォーム業界の雄、コニージャパン社の安全大会に招かれ、短い時間でしたが一応、基調講演と言うことでトップバッターで登壇させてもらいました。今回の講演のテーマは「現場価値」について。いつもの持論ではありますが、建築会社の評価は現場にしかなく、その評価が会社の未来に直結し、売上、利益、職人不足、安全を担保する適切な工程管理、クレーム撲滅等々の建築業界におけるあらゆる課題解決は職人や施工管理が作り上げる現場の価値に全て由来すると熱く語らせてもらいました。

 

理念の実現も現場から。

私の創業以来のミッションは「職人の社会的地位の向上」であり、それは職人自らが自助の努力で掴み取るものだと思っています。当たり前ですが、職人さんたちが自分たちの価値を高めるのも、もちろん現場であり、全ての職方が意識的に取り組み、施工管理者と共にそれが実現できる事でコニージャパン社の掲げる理念、four happinessが実現され、消費税増税、人口減少、国民の可処分所得の減少、等々の問題に衰退産業とも揶揄される建築業界が抱える厳しい問題にも立ち向かえるはずだ、まずは明日、現場の価値を高める行動を一つ起こしてみませんか?と呼びかけました。
今回も私の関西弁(神戸弁)ベタベタのあまり上品では無い語りを動画に撮ってもらいましたので、以下にリンクを埋めてみます。30分程度ですので良かったら見てください!

 


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「ワレ、シバキマワスゾ」という慣用句

令和元年8月31日晴れのち曇り

イベント日和。

九州にまたもや豪雨を降らせ、佐賀県に甚大な被害をもたらした秋雨前線の影響で、神戸の週末は天気が崩れるとの予報でしたが、朝目覚めてみると青空が顔を出し、イベント日和のいい天気になっておりました。今日と明日は、年に2回、toto西神ショールームで合同イベントを開催しており、できれば雨は降らずに持ってもらいたいと思います。

建築実務の日。

今日の私は午前中にほんの少しだけイベント会場に顔を出しただけで、すっかりスタッフに任せきり、大体、すみれではイベントの担当は若手大工スタッフということになってますので。笑
昼からは15年前に新築をさせていただいたお客様のもともと住んでいた住宅の改修工事の相談に伺ったり、10年近く前にイノベーションをさせていただいた先の水漏れ等の調査、メンテナンスに行ったりと現場実務に走り回りました。

感謝と責任。

十数年間経っても事あるごとににお声がけ頂けるのは本当に嬉しいことで、建築屋冥利に尽きるなー、なんて思いながらお客様と話しておりましたが、同時に住宅は年数を経ると共に、またお客様のライフスタイルに変化がある度に手を加える必要があり、私達建築会社は長いお付き合いが出来る体制を整える義務があることを改めて思い知りました。

気候変動への適応。

夕方伺った漏水調査とその対処の現場では、以前に調査した原因だけでは無く、他にも違う原因がある可能性をお客様に指摘され、私も更なる対応をさせて頂くとお約束して現場を後にしましたが、最近の台風をはじめとする自然災害が年を追うごとに厳しくなっているのを鑑みると私達が担う責任も重くなってきているとも感じた次第。お客様に安心して暮らして頂ける様に粘り強く調査、改善を重ねたいと思います。

5時間mtg

夕方からは隔週で行なっている工務部とのmtg、先月完工した現場のそれぞれの現場精算書を提出してもらい検証を行ったり、対応のまずさをお客様から頂いた苦言を共有したり、全体の工程を共有したりといつも通りのルーティンを済ました後、場所を近所の行きつけの焼鳥屋、とりのすけに移動してなかなか会議の話題に取り上げない事柄について話し合いました。

自分たちが考えろ。

中でも、今、関連業者さんも巻き込んで全社で進めているリブランディングの話は何度説明してもぼんやりしか分からない、と言い続けるメンバーには、細分化して説いたので、少しは理解が進んだのでは無いかなんて思います。リブランディングはスタッフ全員からヒアリングした内容を概念化して方向性を定め、再度それをメンバーに返して個々が具体的に行動を起こす事で理想的な仕事が出来る環境が整うと言うのが私の理論で、勝手に会社が進めるものではないと言うことは熱く伝えておきました。(^ ^)

ワレ、しばき回すぞ!

実は、工務部(大工メンバー)と話していると私は良く怒ります。文字で書くと非常にガラが悪い感じになりますが、「ワレ、しばき回すぞ!」と(関西では慣用句なのでそんなに深い意味は無いですが、)口癖の様に言っちゃいます。私としては長い間、怒るのをやめていたのですが、「優し過ぎるのもピリッとしないので、厳しい事も言って欲しい。」と工務部メンバーに請われてから、昔のキツイパターンに戻したのですが、昨今の風潮とは随分とそぐわない気がしています。笑

パワハラばやり。

先だっても議員の秘書がパワハラの証拠だと録音した音声をTVの情報番組で流してました「なんで報告しろって言ってるのに、勝手に判断したんや!邪魔しとんか!」と議員さんが怒鳴っている声が流れましたが、私は別にパワハラでもなんでも無く、どちらかと言うと、秘書の嫌がらせハラスメントじゃないか?なんて思いながら聴いていました。

上品で、住みにくい世の中。

叱るはいいけど、怒るなんてダメ、感情的になって人に接するなんてレベルの低い人、大声を出すだけで人を威圧するのでハラスメント、乱暴な言葉遣いは既に犯罪、と世の中が成熟したのかは分かりませんが、私の様な職人上がりの者にとってはこのところ随分と住みにくくなった様に思います。と同時に、SNSの発達がおかしな方向に行ってないか?とも感じます。

怒る事の是非と関西弁のイメージ

私が感情を露わに「怒る」事を大人気ないからやめようと考えて、冷静な物言いしかしなくなったのは10年以上前で、やっぱりそんなんじゃ伝えたい人(特に職人)に想いを伝えれんと、時に激しく怒る様に戻したのはこの3年くらいだと思います。残念なのは、熱く想いを語ると自分で言うのもなんですが、あまりお上品に聞こえない事で、特に関東の方からすると随分と違和感があるのだろうな、と思ってしまいます。とある(シップ社の小松)社長には「高橋社長の喋りは宇宙人の話を聞いているみたい」と言われたこともありますが、ガラが悪い印象にならなければ良いな、と思っています。

何を伝えるかと、どう伝えるか。

過度なコンプライアンス重視は社会を停滞させ、経済を萎縮させる。と昔、早稲田大学の教授の著書にありましたが、いつも物静かに、冷静に、理性的にコミュニケーションをとる事が全て良しとは思いません。コミュニケーションは双方の意識レベルやリテラシーが合っていての交流だと考えると、やんわりした言い方で伝わらない相手には時に、激しい言葉を使うことも必要では無いかと思っています。特に、我々が生業としている職人の世界ではそのくらいでちょうどだったりする事も少なく無く、どの様に言うかというでは無くどうやったら伝わるかの方が絶対に大事だと思うのです。ただ、伝える相手によって伝え方を間違えない様にしないと、パワハラで訴えられるかもですが。そこは十分気をつけようと思ってます。(笑)


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倉敷美観地区に学ぶ。

令和元年8月30日 雨のち晴れ

倉敷day2

昨日に引き続き、今日も倉敷にて。昨日のジャックの勉強会は久しぶりに非常に多くの刺激をいただくことができて、また研修会後の懇親会、二次会、三次会、締めのラーメンと心安い全国のメンバーさんとの交流を深め、楽しい時間を過ごすことができました。ご一緒いただきました皆様、ありがとうございました。今後は関西だけではなく、各ブロックの勉強会にもう少し顔を出させてもらうようにしようと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。

学びと楽しみ。

8年ほど前に、この昔グループの勉強会が全国各地のブロック性に体制が変わった際、私は初代の関西ブロックの理事を拝命しておりました。それまでなかなか人数が集まらなかった勉強会をなんとか活性化しようと考え、全国のブロック会に顔を出し、どんなコンテンツがメンバーさんの興味を引き、求められているかを調べていた時期がありました。そのおまけと言っては何ですが、北は東北から南は九州まで、全国で開催される勉強会を回る中で、全国の同業の経営者と交流を深め、それまで行ったことがない土地に訪れる機会に恵まれたのは非常に楽しく良い思い出になっています。

2度目の倉敷。

最近はスケジュールのタイミングが合わないことも重なり、地元関西での勉強会にさえ出席する頻度が減ってしまい、勢い、遠方への勉強会に参加することなど皆無となっておりましたが、今回はたまたまぽっかりとスケジュールが空いて、関西、中四国、九州ブロック合同開催の勉強会として企画された倉敷に来ることができました。ちなみに倉敷に来るのは 2度目で、昨年は大雨災害の被災地のメンバーさんに救援物資を届けに来ただけでそそくさと神戸に帰ってしまったので、一度ゆっくりと時間をとって訪れたいと思っていて、今回はちょっとした念願がかなった形です。

美観地区散策

兵庫県の隣に位置する岡山県は、非常に豊かな文化が育まれており、以前から非常に興味を持っておりました。しかし、近いがゆえに?、なかなか観光に来ることもなく今までズルズルと流してしまっておりました。特に津山の小京都と並んで有名な倉敷の美観地区には一度ゆっくりと訪れてみたいと以前から思っており、今日は絶好のチャンスと言うことで、神戸に帰る予定を少しゆっくり目にずらして美観地区を端から端まで散策したおしました。(笑)

近代日本の父の父。

岡山と言えば、(私の場合) 真っ先に思い浮かぶのは、江戸時代の末期に松山藩の財政を立て直した山田方谷で、ケネディ大統領がリスペクトしていると語って世界的に超有名になった上杉鷹山公と並んで、「義を明らかにして利を計らず」と後に渋沢栄一に引き継がれたとされる論語を源とする原理原則論を積み重ねるマネジメントで財政再建を成し遂げた人物が活躍した土地だと言うことです。また、第二次世界大戦の際のアメリカによる本土襲撃でも爆撃を受けておらず、昔ながらの日本の文化が色濃く残っていることもあり、建築屋的にも非常に興味を持っておりました。
山田方谷についてはこちら→https://ja.wikipedia.org/wiki/山田方谷

 

実は、この山田方谷の考え方、生き方は、6年前に元祖職人起業塾として勉強会を始めた頃に題材として取り上げており、スタッフをはじめとする参加者に「マーケティングとは自分自身の「あり方」を見つめ直すところから」という原則論を貫いた人物として紹介しており、個人的には思い入れがあったりします。そんな流れを汲む倉敷、美観地区は幕末、明治維新、産業革命後の成長期を通して豊かな暮らしを文化を育み続けており、美しい街並み、大原美術館に蒐集された名画の数々、クラボウ、クラレ等の優良企業の輩出と、その歴史を体感して幸せな地域を形作っているのだと感じました。それが今、観光資源となって多くの人が訪れるのも山田方谷の遺産ではないのかなどと妄想したりして、高い志が生み出す大きな影響力を感じさせられた次第です。

建築意匠のチカラ。

この度の倉敷美観地区は地域の活性化、古い建物をリノベーションしての再利用、デザインやクリエイティブの融合など非常に学ぶところが多くありました、特に倉敷特有のデザインとされる倉敷格子や、目地を菱にせずに水平一文字にする独特の「海鼠壁」は地域で共有する建築意匠が価値を生み出すのだと改めてその大事さを感じさせられました。次回は、ひょうご木づかい王国学校の研修会でも企画をあげたこともあるにも関わらず、随分前から行こうと思いながら未だ行けていない、陽明学を教える閑谷精舎として明治7年に再興した閑谷学校(日本最古の庶民学校)に行ってみたいと思います。今度こそ、ツアーを組もうと思いますので興味ある方ご連絡ください!(笑)


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リブランディングとアンラーンと人材募集!

令和元年827日 曇りのち雨

社内で社外の仕事。

今日は珍しく夕方まで事業所にてデスクワーク、と言いながらも、9月に講演依頼を頂いている数件の資料作りとUXデザインを学んでいるXデザイン学校の課題を集中してやろうと事務所には入らずに、3階のテラスで風に吹かれたり、雨に吹き込まれたりしながら一心不乱にPCに向き合いました。せっかくの機会を頂いたので私の話を聴いてくださる方の心に小さくても火を点けれるようにイメージを作りこみました。あとは少しばかり練習をしておきたいと思います。夕方からは大阪に移動してTHE DECKというコワーキングスペースにてXデザイン学校のmtgに参加、講師の佐藤先生にアドバイスを頂きながら、メンバーそれぞれが持ち寄った今期の課題である某大手食品会社の新規事業計画のプランを聴いて頂きました。

アンラーンの難しさ。

食品業界を取り巻く急激な環境の変化に対応すべく、5年後、売上高100億円、利益率20%のビジネスモデルを考える。という課題はそう簡単に良いアイデアが出てすんなり進むはずもなく、今回も佐藤先生にそれぞれ決定的な問題点を指摘され、再度根本的なところから考え直すか、ご指摘頂いた問題を解決する深掘りをするか?の選択を迫られました。結局、今日のところは答えが出ませんでしたが、両面からもう少し調査を進めて、深掘りしてみたいと思います。私が自分自身の中小企業経営者としての経験則と観点をサッパリと捨て去らなければ一向に前に進まないと分かっているのですが、アンラーンって本当に難しく、理屈で分かっていても実践は難しい、まだまだ悩みは尽きません。。

忙しい時ほど目線をあげろ。

Xデザイン学校で課題を出してくださっている日本を代表する大手食品メーカーに限らず、あらゆる企業が激変する経営環境に危機感を感じて本業の代わりになるような新たなビジネスモデルを模索している今、我々のような中小企業が現状の忙しさに甘んじて、のんびり構えている場合ではありません。目先、足元の今やるべきことを片付けるのは大切ですが、未来に向けて情報収集、マーケティングとブランディングに取り組まなければ、消費税が10%になった後、来年以降を生き残るのが難しくなるは想像に難くありません。

リブランディングします!

そんなこんなで、私たちすみれ建築工房も来年の20周年を迎えるのを機に、新たな新規事業を立ち上げ、業態変化をしたいと考えており、現在そのプランを練っている真っ最中です。この度のリブランディのコンセプトは、これまで我々が掲げてきた「家を建ててからスタート。」をもう一歩深く踏み込んで、建築のニーズが顕在化するもっと前から、地域の人や事業所さんに対してあらゆる面からサポートすることを目指します。建築のカテゴリーを飛び越えて、暮らし全般、ビジネス全般をサポートする企業として再出発したいと考えています。

人材大募集します!

もちろん、現在我々が持っているリソースではそんな事は叶わないのも承知しており、新たに協力してもらえる方にお手伝い頂く必要があります。と言うわけで、提携頂く企業や人をこれから大募集していくのですが、どう考えても社内の人員も不足することは明白なので、専任の担当者として新たに人材を募集します!大まかな内容を以下に記しますので、興味がありそうな方がおられたら是非共ご紹介下さい!


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習慣とは未来を作る連続した選択

令和元年826日快晴

小さい秋。

神戸の明け方の気温は23度、半袖短パンでブランケットもなく寝ていると肌寒い位になってきました。昨日の夕方、週に1度の習慣にしているランニングに出かけると、田んぼのあぜ道では鈴虫が涼しげな音を立てて秋の風情を響かせておりました。日中はまだまだ厳しい暑さが続きますが、少しずつ秋に近づいているのを感じる今日この頃です。

フルスロットルの週末。

先の週末は終わりゆく夏を惜しみつつ、土曜日はすっかり毎年恒例になった木工教室三昧、日曜日は新築工事の相談や打ち合わせにガッツリと時間を割き、夏らしい忙しさを堪能しました。夕方からは少し自分の時間が取れると思いきや、先週の一般社団法人職人起業塾の研修で日程を間違えて欠席した板金の若手職人が技術検定の試験の帰りに(確かに補講をするとは言ったけど、いつとは言ってないのに)突然やってきて、急遽補講を行うことになりました。

あるべき姿を見直す時間。

私が提唱する職人マーケティングは建築会社の評価を決める現場の品質や精度、コミニケーションを圧倒的に高めることで信頼を積み重ね、「一生御社にお願いしたい」と言ってもらい、自社の存続や成長に必要な量の信頼関係に基づいたオファーを集めることができるような状態をつくりあげることを目的にしています。現場で実際に働く職人や、現場監督がマーケティング理論を深く理解し、実践することができればそんなに難しい理論ではありませんが、分業化が進んだ今の現実業界では厳しい単価の下請け、孫請けの制度が出来上がっており、短期的な視点でしか物事を見れない職人が増えています。その弊害でごく当たり前のことができない状況になっていることが少なくありません。私たちは職人がほとんど機会に恵まれない研修と言う改まった場を提供して、自分のあり方を見つめ直してもらうところから意識改革、現場改革を進めています。

哲学なんですか?

昨日の補講で、「学んだことを実践で積み重ね、自分の仕事哲学を持て!」と若い職人に言ったところ、「塾長の哲学はなんですか?」と逆に質問されてしまいました。私の答えは、「人生もビジネスも学んだことを実践に落とす習慣とそれを担う選択がすべて」だと答えておきました。別段珍しいことではなく、誰もが知っている概念ではありますが、哲学だと言えるのは起業してから20年間、愚直に習慣を積み重ねることを続けてきたからで、理屈ではなく実践した者だけが口にできる言葉があるだと伝えました。

哲学は実践から生まれると言う哲学。

「観念(概念)を実践で裏打ちすれば知恵や哲学が生み出される。」とは出光興産のファウンダー出光佐三氏の残された言葉ですが、10年間続ける習慣をいくつか持つことでその言葉の本当の意味がようやく理解できるようになってきました。このブログはもうすぐ12年目に突入しますし、富士山頂登拝を10年連続で行ったのと同じくして、毎朝の筋トレと週一回のランニングもそろそろ10年を迎えます。茶の湯の稽古や、書道の先生に師事し始めてからも10年近くが経ちますし、原理原則系の古典的マーケティング理論を建築実務に落とし込み、実践を繰り返してきたのは15年になります。今の自分が何とかやれているのは全て習慣化の力を使うことができたからだと思っています。

悪魔の実をくらえ。

そんな、習慣を守ることに執着していた自分のことを、現在、(早速観てきた) 劇場版の上映で人気を博しているワンピースになぞらえて超能力を得られる悪魔の実の1種である「コツコツの実」を食べたと例えたりしてきましたが、もし、21歳の若手板金職人が、そんな簡単な理屈を深く理解して、習慣化の圧倒的な力を身に付けることができたら、たった10年の期間で圧倒的な知識量と技術力、そして経験を力にして、将来末恐ろしい成果を手にすると思います。誰しもが口にするように、人生は選択の結果であり、未来を作る選択を毎日積み重ねることを習慣と呼ぶのだと思っています。私もできることなら20歳の頃にそんな当たり前のことに気づきたかった、と思うと同時に、次世代を担う若者に気づくきっかけを与えることができればこんな嬉しい事はありません。建築業界が意味のある仕事になるようにもう少し気張っていきたいと思います。塾生のみなさん、めんどくさいと思うけど、がんばっていこうぜ!(^ ^)


「モノではなくコト!建築会社らしからぬイベントやってます!

すみれ暮らしの学校|乗り換え?現状維持? 初心者のためのsimフリー入門講座

日時:2019年9月25日水曜日 14:00〜16:00
場所:有限会社すみれ建築工房
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未来に種を蒔く木工ワークショップ

令和元年824日晴れ

イベント日和!

秋雨前線が降りてくるとか、新たな台風が発生したとか、天気予報ではいろいろ言われておりましたが週末の神戸は絶好のイベント日和となりました。今日の私は1日中木工ワークショップの講師役となっており、午前中は毎月開催している私たちすみれとご縁があった人たちの暮らしを豊かにしてもらえるようにとの想いを込めたイベント、「すみれ暮らしの学校」の一環として、子供向けに「夢をかなえる木工教室」とのタイトルの木工教室、昼からは某大手企業の労働組合さんからの依頼で、大人のための木工ワークショップを行いました。

夢をカタチに!

毎年、夏休みの終盤に遊びまくって宿題を片付けられなかった子供たちへのささやかなエールを込めて木工教室を行っており、事前に作りたいものを図面(落書きのような絵)に書いて送ってもらい、子供たちに一度頭の中でイメージしたものを実際に作ってもらう「思考が現実化する、笑」概念を体験をしてもらっています。ちなみに、今回参加してくれたしょうちゃんと大ちゃんが描いてくれた図面はこんな感じ、

未来への種まき。

すみれ本社に子供たちがやってきて、私がここにある「1枚の板切れから君たちがリクエストした机と椅子を作るからね」と伝えたら、ぽかんとしておりましたが、おっちゃんが木取り(材料を切り出すこと)をするから仕上げをしてね、とカンナと紙やすりを手渡して、丸ノコで割った脚や座面や天板の板っきれを手渡すと一生懸命に削ったりこすったりしていました。一生懸命に作業する子供たちの姿は未来の建築業界に種を植えている実感させてもらえる光景です。

ものづくりの面白さ。

自分たちの手で削るとツルツルになっていく木材に喜びながら、所要時間1時間半で気づけばあっという間に出来上がっていた椅子や机に子供たちは非常に満足してくれたようで、同伴のパパが帰りの食事の際に飲食店で待ってる間も紙やすりで椅子を削っていたと喜びの声をいただきました。ものづくりの楽しさを知ってもらえるのは本当に嬉しいものです。(^ ^)

ひょうご木づかい王国学校での活動

私たちすみれはずいぶん前から木に親しんで、楽しんでもらえる木工ワークショップをずいぶん積極的に開催してきました。今は運営を兵庫県から引き継いで私たち工務店グループで行っている「ひょうご木づかい王国学校」と言う兵庫県産木材の活用を啓蒙する団体では、ハーバーランドに店舗がある頃、毎月すみれの若手社員が出向して子供たちに木工教室を行っておりました。当時は全くのボランティアで商売とはかけ離れた活動だたのですが、そのご縁が後々実を結び、また新たなご縁の種をまくことにつながったりしています。

ご縁がご縁を呼ぶ。

今日の昼からの大人のための木工ワークショップも、木づかい王国学校でボランティアをやっていた流れでご紹介をいただき、大手企業の労働組合さんが主催する中高年向きの退職してからの趣味を持つ研修の1つとしてお声掛けをいただきました。大人向けと言うことで、今回少しハードルを上げて、釘やビスを使わずに組み立てる小さなスツールを参加者さんに作っていただきましたが、時間いっぱいまで使っても完全に完成までたどり着けなかった方もおられました。私のワークショップ運営のイメージの作り込みと、準備不足の責任であり、後で組み立てがうまくいかなければアフターフォローをしますのでお気軽にご連絡くださいと参加者の皆さんに名刺をお配りしました。

目先の損得じゃない選択。

そんなこんなで、(出張ワークショップは一応費用はいただいておりますが、)正直、全く商売にはならないボランティアに近い活動を丸一日行いました。商売度外視の地域貢献に近い活動に思われるかもですが、創立から20年近く経った今、思い返せば、目先の損得にとらわれることなく自分たちにできることを一生懸命提供してきたからこそご縁が広がり今のすみれがあるわけで、その事実はスタッフにも伝わって、それぞれが行く先々で目先の損得に囚われない選択をし続けるようになってきてくれたのだと思っています。

今は10年前に作った。

私たちのような宣伝広告を一切行わないスタイルの会社は、今の売り上げは、今ではなく10年間コツコツと積み重ねてきた信頼の結果生まれたご縁で、今行っている商売とは程遠いように思える様々な活動も、人に喜んでもらえることを積み重ねればきっと10年後花が咲きまた実がつくのだと思っています。今年の夏も良い種まきができたのではないかと思います。ご参加お申し込みいただきました皆様ありがとうございました。アフターフォローもしますので何かありましたら私(高橋)までお気軽にご連絡ください。(笑)


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二流メーカーのマニアックすぎる 改良に学ぶ。

令和元年820曇り

加工の日。

今週末はWで木工教室が被っており、その他にもイベントごとが目白押し、しかも現場は休み明けの着工ラッシュで忙しそうで、工務部のメンバーは誰も週末の木工教室の仕込みを手伝ってくれそうな雰囲気が無く、しょうがないので自分でやろうと覚悟を決めて、作業着を着込んで朝から頭を職人モードに切り替えて、木材加工の作業に勤しみました。

大人のための木工ワークショップ。

週末の24日(土)は毎年恒例のすみれ木工教室と被って、某大手製造メーカーの労働組合からの依頼を受けて、定年が近くなった中堅以上の社員さん向けのワークショップを行うことになっており、定年後の趣味の一つにDIYをして貰えるようにと簡単でしかし素人とは一味違う家具の作り方をレクチャーします。私が思っている素人とプロの違いは仕口(接合部のやり方)一目でわかるかどうかにあると思っており、釘やビスを正面からぶち込むなら誰でも簡単に家具や棚などを作る事が出来ますが、どうやって留め付けたかを分からなくするには知識と技術が必要です。ランク上のDIYをしてもらえるようにその辺りのコツをお伝えしたいと思っています。(^ ^)

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新丸鋸新調の理由。

大人の為の木工教室では兵庫県産の杉の板をはいだ(継ぎ合わせた)集成板を使ってミニスツールを作ってもらうことにしました。幅910mm長さ2900mmの板を割って、14台分の材料を取るのに、先日購入した新しい丸鋸をおろしました。あまり使うことが無いのにもかかわらず、敢えて丸鋸を新調したのは、とある九州の若い大工の塾生がリョービの丸鋸を絶賛していたからでして、日立とマキタの工具に親しんできた私としては、二流メーカーだと思っていたリョービをあまりにも使いやすいと熱弁を振るうのを聞いて興味を持ちました。

マニアックな改良。

以前、島根のイベントで講演に呼ばれた際に建築工具の展示ブースを見つけて、リョービの丸鋸の実物を見て、さわって、メーカーの販売員に自慢のポイントを聞いてみると、なるほどよく実際に現場作業をしている大工の声に耳を傾けマニアックな改良を重ねているのが分かり、実際に使って見ようと思い、彦根の金物屋西田さんにお願いして購入した次第です。

細かすぎる強み。

今日の実際の作業で使ってみて、なるほど、確かに非常にバランスが良いと感心しました。その中でも、一番良かったのは幅を決める定規のストッパーが左手の小指でワンタッチで留めれるところでした。この部分は蝶ネジになっていて、昔からシビアに寸歩を決める際にネジを締めては微妙に狂い、再度寸法を合わせ直す事が多く、使いにくさを感じていたので、「こいつはいいねー」とつい口を突いて出てしまったほどです。若い大工が惚れ込むのもわかる気がしました。

リョービと言えば、丸鋸の市場では後発メーカーで私が現役で大工としてバリバリ働いていた頃、周りにリョービの丸鋸を使っている職人は皆無で、見かけるのはホームセンターで安売りされている時くらい。安もんのシロート向けの道具だとの認識で正直、手にとった事もありませんでした。それが、今では日立工機、マキタを抑えてナンバーワンの呼び声高くなっているのは、私には考えられないことで、商品開発をされている方はずいぶんと努力を積み重ねられたのだと思います。

ユーザーがまだ気づいていない問題を探し出せ!

リョービ社は丸のこのシェアを伸ばしたのをきっかけに、次はインパクトドライバーの改良にも意欲を見せられており、マーケットの地図を塗り替えると鼻息荒く語られていました。その自信の裏にあるのは、やはり実際に使う人の声を集め、真摯に耳を傾けてきたからではないかと思うのです。そして、固定観念に縛られた私のようなおっさんではなく、若い職人に手に取ってもらえるようなアプローチをしてこられたのが功を奏したのだと思います。私が3年前から熱心に学んでいるUXデザインは、調査観察からインサイトを見いだすのが肝と教えられました。ユーザの声なき声をいかに拾い上げる日が未来の業績を決めるのだと改めて再認識させられました。リョービ社を見習って、リサーチできる体制を整えるのが大きな経営課題だと感じた次第、リブランディングのヒントになりそうな気がします。


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8月23日(金) 卓越の戦略 現場マネジメント改革【6ヶ月研修】
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第72回【元祖】職人起業塾&テラスBBQはホットシート!

なんと、ピックアップ企業は「すみれ建築工房」です。来年の20周年を迎えるにあたり更なる進化を目指してリブランディングの真っ最中、そのコンセプトのプレゼンを聴いて頂いてフラッグシップとなるサービスをビジネスモデルキャンバスを使って皆様に考えて頂きます。新社名も。(笑)
大きく期待しておりますので、宜しくお願い致します!
https://www.facebook.com/events/824069371381384/


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社員大工なんかじゃダメだ論の本質。

令和元年817日快晴

夏のおもひで。

今日はお盆期期間唯一の遠出で滋賀県大津市の石山へ。奇しくも瀬田の花火大会の開催日と重なりましたが、夏の思い出作りに花火を見に行ったわけではなく職人として外構工事の残工事の施工に作業服を着込んで車に道具と材料を積んで、滋賀県へと向かいました。エクステリア工事の現場作業なんて本来、私の役割ではありませんが、担当者のよーへーが盆休み返上でクリニックの改装現場を頑張って進めていることもあり、私も少し位は手助けをせねばと思い、ちょうど翌日滋賀まで行く所用もあり、工事に行くことを買って出ました。

HIKOKIのキャップ

現場への行く道では思いのほか渋滞に巻き込まれ、到着が随分と遅くなってしまいましたが、現場作業は事前にイメージ、シュミレーションしていた通りにスムーズに進み無事完了。忘れかけていた現場勘を少し思い出して「俺もまだまだ捨てたもんじゃない」とご満悦で気分よく現場を後にしました。(笑)
それにしても、作業自体は短時間ではありましたが、灼熱の太陽の下での現場作業はずいぶん厳しく、用意していた道具類の中で1番活躍したのは彦根の金物屋西田さんに丸鋸を買った際にプレゼントしてもらったHIKOKI(日立工機)のキャップでした。夏の外部作業では帽子が必需品だと改めて感じた次第です。西田さんありがとうございました。(笑)

石山飲み。

作業を終えて夕方、ゲストハウスにチェックインしてシャワーを浴びた後は、せっかく大津に泊まるから、と声をかけて出てきてもらった、全国的に超有名なカリスマ大工の宮内さんと大工育成の話をアテに食事と飲みでした。1月前に大工の大ちゃんのデザイン監修でオープンしたクライアントの店「炭焼わびすけ」と、宮内さんの同級生がやっている渋いスナックへのハシゴで夜中まで大いに盛り上がりました。急なお誘いにもかかわらず、快く付き合ってくださった宮内さんに感謝です。

真逆の意見の大工育成論。

実は宮内さんとは先月東京で開かれた工務店カンファレンスで一緒にパネルディスカッションに登壇させていただきました。主催の新建ハウジング社の思惑では、「職人は正規雇用の環境を整えて育成すべし。」を持論とする私と、「社員大工では次世代を担うような大工育成はできない」と厳しく言い放つ宮内さんとでは真逆の主張を一緒に登壇させることで、これからの大工育成について激論を戦わす予定だったと思いますが、トークセッション前日の懇親会の席でお互いの主張の本質は同じだと意気投合してしまい、主催者が期待(心配?)していた激しいトークバトルにはなりませんでした。こんな感じです。(笑)

カリスマ大工とのサシ飲み。

滋賀の宮内建築の宮内大工と言えば、情熱大陸にも取り上げられた超有名な職人さんで、石場建と言われる基礎を作らない昔ながらの伝統工法で本当の在来工法の木造建築を行われているカリスマ大工として非常に有名で、もちろん私も以前からその存在は知っておりましたが、なかなかお会いする機会がありませんでした。工務店カンファレンスでご一緒したご縁で、宮内さんが住まわれている滋賀県大津市には(毎月茶の湯のお稽古に通ってるし)よく行く機会があるので、一度ゆっくりと飯でも食いましょうと約束しておりまして、今回のサシ飲みの実現となりました。
ちなみにこんな熱か方です!

同じ歳、同じ時代背景、真逆の考え方。

実は、宮内さんとは同じ歳の昭和42年生まれ同士、同じ時代を過ごして職人になったと言う共通点があり、大工が羽振りが良かった時代から、分業化が進み大工職が稼げる職種ではなくなった下請け工務店の凋落を見て、消費税3%から5%に増税された時の全く仕事がなくなった不遇の時代を過ごしたと大いに意気投合しました。そんな同じバックボーンを持ちながら、宮内さんは「正社員大工のようなあまっちょろい環境じゃぁ、ろくな大工は育たない。」と言われ、私は「職人は正規雇用して育成すべきだ。」と全く逆のことを常々口にしています。

木工作業員へのアンチテーゼ。

そんな私と宮内さんとの考え方の共通点は、「稼げない大工じゃ意味がない」と言うことです。確かに、社員と言う身分で働いている職人の中には、よく「お日さんにしにし」と言われる、指示されたことを最低限やればいいし、効率も効果性も考えることなく作業をして1日を過ごせば決まったお給料がもらえる。といった考え方の大工もいるのが実際で、自分がどれぐらい稼いでいるのか、利益を出せているのかに全く関心を持たないまま、面倒なこと、苦手なことには背を向けて、作業だけに没頭する大工と言うより木工作業員と言ったほうがしっくりくる職人も少なくありません。

意識を変える必要がある。

そんな職人を一言言い表すと、「意識が低い。」となるのかもしれませんが、宮内さんは大工たるもの最終的に独立起業して事業を起こせるようになる位の心意気が必要で、そうするには社員大工のようなあまっちょろい環境じゃそんな意識を持つはずがない。と言われます。そんな宮内さんの意見に私は諸手を挙げて賛同しており、ただ、意識を変えて経営者のような感覚を持たせるには正社員雇用をして時間をかけて教育し、練習してもらう必要があると思うだけです。いつでも起業して商売が始められる位の意識とスキルを持った大工育成をしなければ、技術だけいくら教えても今の稼げない職業のままでは若者はこの業界に就きたいとは思いません。

厳しすぎる社員大工の業務量。

私は15年前から大工を正規雇用して、社員として他業種と変わらない保証をつけて安心して働いてもらうようにしてきました。一見、宮内さんが言われるような、あまっちょろい会社のように聞こえますが、1人親方の大工が就職したいと面接に来ると、私が説明する社員大工としてやる業務量の多さに「私にはとてもできません。」と面接の途中で尻尾を巻いて逃げて帰ります。現在、一般的な大工と呼ばれる職人は現場作業のみを行うだけで、現場全体の施工管理も、顧客との打ち合わせも、設計、施工図の作成も、見積もり作業も、関連業者の手配も、近隣から仕事を受注する努力も、実行予算通りに工事が終わったかを確認する現場生産も、クレームへの対応も、自分たちの存在を知ってもらうための情報発信も、アフターメンテナンスも、何一つ行いません、すみれの社員大工はそれらの役割を全て担い、技術以外のスキルを持つことを磨くことを課せられています。甘っちょろいどころか、職人にとっては随分厳しい環境です。

職人は自ら道具から脱皮しろ。

私はよく、技術面のみを教え込み、とにかく作業で稼げる様に育成しようとしている工務店や団体に対して「職人は道具じゃないですよ」と言って反感を買ってますが、そんな、作業しか出来ない道具のような職人をいくら育てたところで、人材としての効果性は高まりませんし、最終的には年齢を重ねると生産性は落ちるに決まっています。生涯通して満足できる所得を得てもらえる賃金を支払うことができません。むしろ職人自身が意識を変えて、決まったことを決まった通りやるだけの役割から脱皮しないと、劇的な進化を続けているAIやロボット、3Dプリンターにとって変わられても致し方ないと思います。

カリスマ大工×職人起業塾のセミナー

7時間と言う長時間にわたって宮内さんと語り合った挙句、共通の認識としてあぶり出されたのは、「金を稼げない大工なんかだめだ」と言うことと、「とはいえ、大工の意識を変えるのは一筋縄ではいかない。」と言う2点でした、私は一般社団法人職人起業塾の活動で職人の意識を変えて、それをそのまますぐに現場で実践してもらう研修を行っていますし、宮内さんも全国の大工が集まった会で技術だけじゃだめだ、もっと経営的な視野を広げて学ぶべきだ。と提言を繰り返されておられます。お互い、地味にすぎる活動ではありますが、これからできることから手を取り合って小さな波紋を広げていけるようにできればと、固い握手を交わして別れました。カリスマ大工×職人起業塾のセミナー企画考えたいと思いますので、メディアの方、一緒にやりませんか?(笑)
そして、急激に進む職人不足問題に危機感をお持ちの方はぜひご期待ください。宮内さん、引き続きよろしくお願いいたします。(笑)


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第72回【元祖】職人起業塾&テラスBBQはホットシート!

なんと、ピックアップ企業は「すみれ建築工房」です。来年の20周年を迎えるにあたり更なる進化を目指してリブランディングの真っ最中、そのコンセプトのプレゼンを聴いて頂いてフラッグシップとなるサービスをビジネスモデルキャンバスを使って皆様に考えて頂きます。新社名も。(笑)
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お盆にリブランディングとオープンイノベーションとデザイン思考②

令和元年8月16日 台風一過快晴

ノースケジュールデイ

大型で広い範囲に暴風雨をもたらした台風10号が日本海に去って行き、今日は朝から快晴のいいお天気になりました。今日から平常営業をされているお会社も多い様ですが、私はなんと奇跡のノースケジュールの日で全くなんの予定も入っていませんでした。と言っても結局、事務所に出社して溜まりまくっているデスクワークに勤しみましたが、それでも朝の間は(サイクリングに行く予定もないけど、)自転車の整備をしたり、散髪に行って頭皮ケアから鼻毛脱毛までフルコースで身だしなみを整えたりと、プライベートな状態管理に励みました。平常営業といっても、殆ど電話も鳴る事なく、何と無く時間がゆっくり過ごせました。

オープンイノベーション

世間様がお盆休みの間に色々と資料作りに励んだのですが、その一つが来年の創立20周年を機に社のサービス内容を一新し、社名からロゴから制服からHPまであらゆるものを刷新すると意気込んでいるリブランディングの取り組みです。「すみれプロジェクト会議」と銘打って半年に一回、協力業者さんや取引先に集まってもらい10年後の未来を作る話し合いの場で、今回はそのリブランディングの方針、趣旨説明を行い、「我々と一緒に、皆さんも時代の大きな変化に適応して変わってください!」とのお願いと、私達が新たにリリースするサービスに対するご意見や感想をもらったり、一緒になって新たなアイデアを生み出せる様に会議資料の作成を一生懸命行いました。

リブランディング

昨日のブログでは、オープンイノベーションとデザイン思考について、トップダウンをやめて多様な意見の集約のプロセスを踏んでユーザー中心のアイデアを見つけると概要を書きましたが、このブログの読者の皆様にもご意見を頂きたいと思いますので、肝心のリブランディングの内容にも触れておきたいと思います。以下にすみれ建築工房が脱建築請負業を掲げ、全く新しい業態に変化するべく、ここまで半年間かけてまとめてきた方針を記しておきたいと思います。ご意見、ご感想、アドバイス等、頂ければ幸いです!ちなみに、8月21日(水)にはすみれ本社で開催している勉強会「元祖職人起業塾」でも私のプレゼンを聞いて頂き、広くご意見を頂戴する場もございますので良かったら遊びに来て頂ければ嬉しいです。(笑)

10年後の生存率は50%の厳しい予測。

10月から消費税の増税が実施されますし、これまでオリンピックと増税前の駆け込み需要に沸いていた建築業界は来年以降、一気に冷え込むと言われています。また、少子化による人口減、貧富の二極化による富裕層以外の可処分所得の低下が進行する中、住宅業界は非常に厳しい経営環境に晒されます。そんな中でも私達、地域のインフラを守る工務店は社会に必要な存在で消えてしまうわけには行きません。ただ、新築専門の事業者を含めるとあと10年で半分の建築会社が無くなっても需要と供給のバランスは取れると言われています。。

若者が来ない業態に未来は無い。

検知器需要の減少よりももっと酷いのは若者の建築離れ、特に現場離れであと5年内に圧倒的な職人不足が影響して、仕事を受注しても工事が出来ないから売り上げを作れずに破綻する事業所が続出すると言われています。需要減を乗り越える集客も大事ですが、職人になりたいという若者を集め、育てる事の方が時間がかかるだけに喫緊の課題だと思っています。そんな2つの問題をどの様にして解決するか?と考えた時、小さくてもキラリと光るブランドを構築すべきで、私達が改めて自社のブランドを作り直すリブランディングに取り組むのはこの様な背景があるからです。

ブランディングの効果

ちなみに、ブランドを構築することができれば、
•売り込むことなく自然に売り上げができます。
•御社で働きたい!と若者が集まります。
•御社の仕事をするのが誇りだと職人が集まります。
•請け負ってくれて有難うと顧客に感謝されます。
•利益率が向上します。
•地域で必要とされ長年に渡り存在を許されます。
•目的に向き合った仕事ができます。
と、未来の売り上げ、その下になる集客、若手の建築離れ、職人不足の全てを解決できる糸口が見つかります。そんな訳で今、私たちは一生懸命リブランディングに取り組んでいるという訳です。

社内への理想の問いかけと実務への転用

私達がこの半年間、私達が取り組んできたリブランディングの流れは、まず社内へ「どんな働き方がしたいか?」「どんな顧客とどんな仕事がしたいか?」「顧客が私たちに求めているのはないか?」との問いを行い、それに対するスタッフの答えとこれまで培ってきたマーケティング理論を融合させ、進化、変容に結びつけるところから、トップダウンではなくボトムアップ型で今持っているリソースを転用しつつ、マーケティング4.0(モノからコトをもう一歩進め、ユーザーの自己実現を叶える)を実践することで、デザイン思考の浸透と実務への落とし込みをしようとしています。

3つの方針

具体的には、「顧客、社内、ステークホルダーと信頼と安心の関係を築く働き方」「建築需要が顕在化する前のコミュニケーションを深める」「実体験を基にしたエビデンスに支えられた提案力と施工力とコミュニケーションを提供する」というスタッフの意見に集約され、以下の3つの方針にリブランディングの方向性をまとめました。

1.建築の需要が顕在化する前段階での信頼関係構築
2.机上の理論だけではなく体験を提供(リアルな情報提供)
3.住まい手、設計者、施工者の三位一体のモノづくり

3つの事業コンセプト

以上の3つの方針から私達すみれが持つリソースを掛け合わせ、今後事業として取り組む案を考案してみたところ、現時点では3つの事業をそれぞれ練り上げて大まかなコンセプトを示しています。要は、建築デザインの会社ではなく、ライフデザインサポート企業へのリブランディングをしようとしており、顧客、もしくは潜在的な未来の顧客からなんでも相談され、信頼に値する情報提供や提案を行うことで、地域、ご縁があった人に貢献できる様になろうとしています。

1.暮らしに関わるあらゆる業種、業態の提携先との協業サービス
→リアルな情報提供専用窓口を設置、@ライフデザイン

2.地域ぐるみで暮らしの質を高める体験型ワークショップイベントの運営
→コラボ先との提携、@ライフエクスペリエンス

3.コミュニケーションビルドという新しい建築手法の確立(プランからアフターフォローまで住まい手×女性デザイナー×大工の三者で共に作り上げる建築、性能とイメージと使いやすさの並立を叶える建築プロセスの提示)
→デザイン、コミュニケーション、提案の質の向上と裏付け@ライフワークス

検索代行サービス?

と、現時点ではここまで。これから3つの事業コンセプトについて、ビジネスモデルとして成立、そして持続循環できる様に具体的に練り上げていくにあたり、広く多くの方ご意見を頂きたいと思っています。私としては、自分自身がインターネットの検索で商品やサービスを探す際に、あまりうまくいかない、(果たして良い買い物が出来たかわからない、やたら探し回り時間がかかる、オンラインのみのコミュニケーションが苦手で不安だが電話で話すことさえできない)ので、何でも気軽に相談出来て、信頼できる理由と共に商品やサービスを紹介してもらえる様な窓口があればどんなに良いだろうと以前から思っており、インターネット革命の反動として取り残された人を救済できる様なサービスが作れたら良いなーなんて思っています。以上、社内での取り組みをズラズラと書きましたが、これもオープンイノベーションの一環だと思っております、お気軽にご意見を頂ければ幸いです!(笑)


「モノではなくコト!建築会社らしからぬイベントやってます!

すみれ暮らしの学校|乗り換え?現状維持? 初心者のためのsimフリー入門講座

日時:2019年9月25日水曜日 14:00〜16:00
場所:有限会社すみれ建築工房
https://www.facebook.com/events/966795133659538/?notif_t=plan_user_associated&notif_id=1565913973750015


10月福岡塾、11月東京塾6ヶ月コース開講予定、塾生絶賛募集中!
助成金活用等、お気軽にお問い合わせください!

https://www.shokunin-kigyoujyuku.com/wp-content/uploads/2018/08/f4f7901fe4fbf822cb614821800a2e7f.pdf


8月23日(金) 卓越の戦略 現場マネジメント改革【6ヶ月研修】
オブザーバー参加受付中!

https://www.shokunin-kigyoujyuku.com/news/13th-nagasaki-2-4/


第72回【元祖】職人起業塾&テラスBBQはホットシート!

なんと、ピックアップ企業は「すみれ建築工房」です。来年の20周年を迎えるにあたり更なる進化を目指してリブランディングの真っ最中、そのコンセプトのプレゼンを聴いて頂いてフラッグシップとなるサービスをビジネスモデルキャンバスを使って皆様に考えて頂きます。新社名も。(笑)
大きく期待しておりますので、宜しくお願い致します!
https://www.facebook.com/events/824069371381384/


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