マーケティングとは不条理の解消@ひょうご安心リフォーム推進委員会

12月30日 曇りのち晴れ

今年もとうとう晦日を迎え、残すは明日1日のみ。
世の中はすっかり休暇ムードで、SNSをのぞいてみると楽しそうな、美味しそうな写真がいっぱい、私も気分だけお休み気分を味あわせて頂きました。(笑)

 

善は急げ!で、年末に。(笑)

今日は朝から、NPO法人ひょうご安心リフォーム推進委員会の打ち合わせ、というか、4者面談。
NPO法人を立ち上げてからの2年間、これまで安心リフォーム基準を満たす事業者の認定事業、そして一般消費者向けに安心できる業者の選び方、補助金を利用したお得なリフォームのやり方、性能向上リフォームによる健康維持などのセミナーを通して啓蒙活動を地道に行なってきましたが、活動をより活発に、そして意義の大きなものにするために、そろそろ専任の事務局担当者の配置が必要になってきておりました。

先日の運営委員会でもその話題が上がり、以前から私が候補者として目をつけて(笑)協力をお願いしていたKはしさんに改めて聞いて見たところ、快く時間を割いてくれて、善は急げ!と。年の瀬も押し迫った今日、盛理事長、橋本副理事と共に面談となりました。(笑)

 

強力者(笑)現る?!

結果は上々、私からNPO活動の理念と趣旨を説明し、理事長、副理事長から実務についての要望とこれからの展望を事細かに話していただいたところ、大いに賛同をいただくことができました。
ちなみに、NPO法人ひょうご安心リフォーム推進委員会の事業の目的とはこちら、
http://anshin-reform.org/aboutus/

正式には年明けの運営委員会でメンバーの同意を得てからとなりますが、力強い協力者を得て、これからのひょうご安心リフォーム推進委員会の活動に大きな弾みをつけれるようになると確信しています。Kはしさん、大いに期待をしておりますので、宜しくお願い致します!(笑)

 

 

緊急じゃないことこそが忙しい、

そんなこんなで、年末最後まで走り回っているわけですが、(おかげさまで)いくら片付けてもキリがなく仕事があります。(笑)その理由は、私の社内における役割の最も重要かつ多くのウエイトを占めているのが、マーケティング担当ということだからで、目の前の実務の殆どはスタッフに任せているのですが、マーケティング=自社独自のマーケットを作る。という未来を作る役割を担っていると、緊急な仕事はあまりこない代わりに、緊急性のないしかし、重要な仕事はいくらでもやってくるし、作れます。

このNPO活動もその最たるもので、毎月の運営委員会に啓蒙活動のセミナー開催、事業者向けの研修会と活発な活動をしたところで、目先の売り上げ、利益には全く結びついていないのが実際で、本当に手弁当の非営利活動そのものです。残念ながら。(苦笑)

 

 

リフォームは地域密着ビジネス。

しかし、そのような地道な活動を継続する事によって、悪徳リフォーム問題をはじめとする、業界全体に対するダークなイメージを払拭し、一般の消費者の方が安心してリフォームしよう!と思える環境づくりが整って行くと考えています。

そして、リフォーム事業は地域密着の事業であり、私たちが地域住民の安全を担保する役割を担っているという思いがあります。大手ハウスメーカー系のリフォーム会社は殆どが営業会社であり、工事を実際に行うわけではありません。高額な代金で受注して、結局は私たちのような地場の工務店やリフォーム会社に丸投げするのが通常であり、施工力を持っている会社は皆無だという事実があります。

 

 

業界のあるべき姿を目指す。

地震などの災害が起こった時、初動での応急処置は絶対的に工事ができる施工店であり、神戸の震災の時も実際そうでした。ハウスメーカーが爆発的な活躍をしたのは少し落ち着いてからであり、先般の熊本地震でも、被災した家屋の屋根にブルーシートをかけて回ったのは、地元の中小零細の工務店やリフォーム会社の職人さん達でした。

私は、自分自身がハウスメーカーの下請け大工をやっていた経験から、施工店が実力をつけてエンドユーザーから直接受注できるようにならなければ、実際の施工ができる会社が無くなってしまい(職人の育成問題の解消も含めて)この業界は絶対に良くならないとずっと思ってきました。
私たちのNPO活動は、小規模の事業所でも、しっかりとした保証を備え、最新の情報を持って、施工やプランニングができる、良心的な会社はいくらでもあることを世に知らしめる活動でもあります。

 

 

県の認定よりも厳しい認定基準。

ちなみに、私たちが安心してリフォームを依頼するに値する先として認定している事業所の基準はこちら、

(1)兵庫県住宅改修事業者登録又は同等要件を満す事業者
(2)建設業登録している事業者 ※建設工事の業種区分の建築一式登録があること
(3)総合賠償責任保険の加入(請負作業遂行中に発生した事故等を保証)
(4)リフォームかし保険登録事業者
(5)兵庫県内に本社を置き、県内に事業所を開設している ※4名以上の打合せスペースがある
(6)工事中の中間検査、完成検査を実施している。及び工事記録を残している ※一定規模以上のリフォーム工事
(7)主たる営業形態が訪問販売でないこと ※販売手法の確認のため誓約書の提出を求める場合があります
(8)当NPO法人が指定する「あんしんリフォーム基準」認定登録事業者研修会を受講すること
(9)「あんしんリフォーム基準」登録事業者研修会の受講者は、経営者又は事業責任者とする
(10)当NPO法人の定款、倫理規定、倫理憲章を遵守すること ※認定登録事業者の登録時において誓約書を提出すること

自治体(兵庫県)の認定事業者要件よりも厳しいこれらの条件をクリアして、平素から切磋琢磨して技術力、プランニング力、提案力を磨き続けている認定事業者は決して大手ハウスメーカーに引けは取らないと強く自負しています。

 

 

不条理に立ち向かう。

マーケティングは在り方から、と、私は常に口癖のように言い続け、このブログにも書き続けておりますが、正しい在り方の向かう先は、世の中の不条理を正すことだと思っています。業界では当たり前になっている悪習を正し、市場(顧客)が安心を手にすることができるように根本的な問題の解決に向けてのアプローチを行うことこそ、マーケティングアクションの最たるものではないでしょうか。

不条理を解消し、本質的な安心と安全をマーケットに提供できるようになった時にはじめてマーケティングが構築されたと言えるのだと思いますし、そのような状態を作ることで市場からの認知と信頼を得られるのだと思います。そして、それは業界全体に限ったことではなく、私たちすみれにとってのお客様一人ずつに対しての向き合い方も規模の違いはありますが、根本的には同じだと思うのです。

顧客にとって最も価値のあるあるべき姿の追求こそマーケティング。
そりゃ、やり出したら際限ないはずですね、、
明日ももう一日、気張って今年を終えたいと思います。(笑)

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