金儲けと信頼構築の方法論。

2月10日金曜日曇り

 

 

今日は大阪。

【第三期】職人起業塾@大阪の第13講の講義に朝1番から大阪に向かいました。いつも通りのバスに乗っていつも通りに到着する予定が、なぜか電車に乗り遅れると言うハプニングもありつつも、何とか開始時間に間に合いました。相変わらず、ギリギリ滑り込みセーフで、講師の面目は丸つぶれでしたが、苦笑いでごまかしつつ気を取り直して講義をスタートしました。(笑)
半年にもわたる長い研修講座も残すは今回は含めてあと2回のみ、なんだか少し寂しい気もしますが、塾生のみなさんには学んだことを実践に織り込み、社内の仕組みにまで定着させて結果を叩き出してもらうことを強くお願いしつつ、発破をかけました。

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マーケティングの定義

今日はこの半年間の学びの振り返りと、その中でそれぞれの受講生さん達が考えた自分なりのアクションプランの発表と検証を行いました。 職人起業塾は様々な要素を盛り込んでいますが基本的に、マーケティングの研修会です。そこで学んでいただくのは端的に言い表すと金儲けの方法論であり、実践に結びつけるアクションプランの作成、実践、定着を研修の着地点としています。このように言ってしまうと、下世話な感じが否めませんが、ここでの金儲けというのは目先だけ儲かればいいと言うものではなく、今だけではなく未来に続くものでなければなりません。

ピーター・F・ドラッカー博士が定義したマーケティングとは「一切の売り込みをなくすることが究極の目的である」との事でした。そのように考えるとビジネス=金儲けは顧客からの絶対的な信頼を得る事にコミットせざるをえません。また、ドラッカー博士は、「事業の目的は顧客の創造である」とビジネスの方向性をシンプルに明言されておられます。有名すぎる言葉ではありますが、その意味は、顧客とは単なる一見さんの客ではなく、信頼関係で結ばれた生涯顧客を創造することで未来の売り上げ、利益を作ることができ、一切の売り込みをなくして安定的な事業を営めるようになるという意味であり、マーケティングを構築することだと受け取っています。

 

寝言を言わない。

「理念なき経済は罪であり、経済なき理念は寝言である」という二宮尊徳翁の有名な言葉をひもとくと、金儲けと事業を通して実現すべき志とはワンセットであり、絶対に切り離せないものとなります。金儲けの方法論を考えるとは、そのまま人から信頼を得る方法論に他ならず、それはまず、自分自身の在り方を正すことからとなります。

今日の職人起業塾の講座では(私の持論である、)在り方9:やり方1の割合で顧客接点の全てにおいて、事業の目的を明確に持ち、在り方を行動で示して顧客に伝えることで、「一生あんたにお願いするね」と言われる信頼を勝ち取ることが未来を作るマーケティング構築の実践そのものであり、それをたくさんの人が関与する工事現場で職人や協力業者全員と目的意識を共有するマネジメントを目指してもらいたいと繰り返し訴えました。

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ご活躍を祈ります!

現場の掃除、養生、何一つ取っても、顧客満足とそれに伴う自社の未来、自分の将来の安定という目的を持っていれば自ずとそのレベルは高くなるはずで、当たり前のことを完璧に遂行できるモチベーションが生まれるはず。塾生の皆様には、自らが作ったアクションプランでその当たり前の行動を粛々と行い、生涯顧客の創造に邁進して頂きたいものです。

今日の研修での皆さんのアクションプランの発表を見る限り、すっかり理解されておられるようでしたし、既に結果を出されていると言われる方もおられました。彼ら、彼女らのこれからのご活躍を心から祈っています。

第三期塾生の皆さん、気張って結果を出してくださいね!

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