タイムマネジメント4.0。

3月13日曇り時々晴れ

疾走する毎日が続く。

昨日の日曜日は九州から台湾への出張から帰ってきてそのまま週末行っていたTDYフェアーのイベント打ち上げに参加、今朝は朝からいつもお世話になっている商社の大松社のゴルフコンペ、明日はリモデル大学の講師、明後日はJACK大阪の勉強会、週末は新潟へ出張、帰神してそのままひょうご木づかい王国学校の決起イベントとまだまだ怒涛の疾走する日々が続きます。

その合間を縫って、と言うよりつなぎ合わせるように建築の実務の仕事を行い、お客様先に打ち合わせに伺ったり、クレームへの対応をしたり、一日は24時間、1週間は7日間とわかった上でスケジュールの組み立てを行っておりますが、いちど詰まり出したスケジュールは気づかない間にじわじわと歪みが広がります。走り続ける足を止めるわけにはいきませんが、踏み外して転落したりつまずいて転んだりしないようにここらでしっかりと足元の確認をしたいと思います。(苦笑)

 

 

時間泥棒の存在に気づく。

最近特に思うのは、時間の流れが急激に速くなったということ。年齢を重ねたせいという説ももちろんありますが、単純にそれだけではなく世間一般的に急激にスピードが早まったことが定着し、それが当たり前になってきたのではないかと思っています。世の中の時間の概念自体が少し変わったのではないかなんて思うのです。

検索エンジンやEメール、SNSの普及によりこれまで行ってきたことが半分の時間、やもすれば10分の1の時間で片付くようになりました。非常に便利と言えば便利ではありますが、そのリズムで情報処理をするのに慣れると、余裕を持って段取りをしておくことからどんどん疎遠になるような気がします。

 

 

世界が一変する大きな変化。

本来、アポイント取りや、予約、連絡等は相手が営業している時間や忙しいそうでは無い時間を狙って行うべきもので、私のようにずっと走り回って止まったところでは人と会ってを繰り返す者にとってはタイミングを図るのが非常に難しかったりします。

しかし、今ではこちらの都合で勝手にメールを送っておけば相手は相手の都合でそれを開け返信をしてくれるようになりました。電話でやりとりしてる時とは全くスピード感が違いますし、ましてやその前の手紙でやりとりをしていた時代と比べるとなると世界自体が違います。そのスピード感に世の中全体がすっかり慣れ親しんで動いているように感じるのは私だけでは無いはずです。

 

 

生産性向上と言う名のバブル。

先日このブログでもご紹介したサピエンス全史と言う本に書いてありましたが、たった500年ほど前までの世界全体の財とサービスの総生産量は2,500億ドルだったのが今では60兆ドルにまで膨れ上がっているとの事。この爆発的な成長のスピードがもたらしたものは、本質的な意味での豊かさなのかと言う問いに対して、資本主義経済の行き詰まりがささやかれる現代では懐疑的にならざるをえません。

光が差すところに必ず影ができるように、あらゆる物事が表裏一体であるならば、スピード化、効率化は便利で快適さだけではなく、大切な何かを失う変化でもあるかもしれません。

 

 

小さなグローバリズムが個性を摘み取る。

世の中の圧倒的なスピード化は早く効率よく物事を進めることができると言う反面、それを行わなければならないという義務にも似た焦りにも似た感情を伴います。時間に対する基準は本来人それぞれ、その地域いや生活習慣によって様々なはずです。大都会で忙しい人を相手に仕事をするのと、地方の都市で自然を相手に働くのとは訳が違うように。

デジタル化、情報革命はそんな多様性を全て飲み込んで田舎でも都会と同じ働き方ができる様にもなりましたが、明確な意図を持たないまま漠然と時代の流れに身を任せてしまうと個々が持つ特性や特徴を失ってしまう危険性をはらんでいます。

哲学者カントが言った様に人は誰しも何にも変えがたい内的な価値を持っているとするならば、それを強みとして発現し、世の中に対して価値の提供ができる様にこの急激で恐ろしい時代の荒波に流されない意図を持つべきではないかと思います。

 

 

何をするかではなく何のためにするか。

そして、現代では時間は金に換算されます。銀行が融資の契約のことを期限の猶予と記すことがそれを如実に表していますが、私たちが銀行に金利としてお金を払って買い取るのは時間です。テクノロジーと情報革命がもたらしてくれたスピード化によって私たちは以前に比べると圧倒的な時間を手に入れることができました。しかし、得られた時間を何のために使うのか、その意図を明確にしなければただ忙しいだけの毎日を無為に過ごしてしまうことになりかねません。

忙しい毎日を送れば送るほど、「何のために」という問いを常に胸に抱き続けることが大事だなと改めて感じる次第ですし、急激な変化を迎えているこの時代、今までとは違うタイムマネジメントに対する観念が必要になるとも思います。

人生とは時間の積み重ねでもあります、何のために生きるのかしっかり考えつつ今週も走りまわりたいと思います。(笑)

 

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