家は性能。んな訳ないやろ。(笑)

4月29日 快晴

 

GW突入!

待ちに待ったGWに突入!と、世間様は随分と盛り上がっている様ですが、(残念ながら)私といえば全くいつも通りの週末というか、今日もフツーの営業日です。まあ、年がら年中仕事漬けの私でもGWに全く予定がない訳でもなく、終盤には昨年から通い始めた奈良県吉野郡天川村の大峯山寺への修験道の修行に行ったり、先日の雨に祟られた社内ゴルフコンペの続き?に行ったりと、果たして休日の行楽と言えるかどうか、微妙な感じではありますが楽しみな予定も入っております。爽やかな天気が続くことを祈ります。(^ ^)

 

 

家は(見た目だけじゃなく、)性能。

今日は朝から事務所を飛び出して知り合いの同業の社長にご紹介頂いたお客様宅へリフォームチームのオーサカさんと一緒にご相談内容を伺いに行きました。キッチンを中心とした間取り変更のご希望でしたが、お話を伺って見ると間取りやデザインも大事ですが、冬に寒いのもなんとかしたい、とのご要望。

築20年までのそんなに古くはない建物ですが、イマドキの建物に比べると断熱、機密性能は全く違い、床下をのぞいて見ると  100mmのグラスウールがあちこちで垂れ下がっており、確かに断熱効果が薄そうな施工となっておりました。見た目や便利さだけではなく、住宅としての基本性能をアップさせるご提案をオーサカさんには頑張って作ってもらいたいと思います。

 

 

見た目が100%!がトレンド?

我が家の娘も熱心に観ている「人は見た目が100%」なるテレビドラマが人気を博しているらしいですが、やっぱり人は中身やろ派の私としてはどー考えてもそんな訳はないと思ってしまいます。まあ、ドラマを観ていないので内容もストーリーもよくは知りませんが、最終的には見た目が100%は逆説だった、という結末になるのではないでしょうか。

とはいえ、見た目の美しさやかっこよさというのは決しておざなりにするべきではないのも確かで、私たちの様に(一応)建物や内装のデザインを考える建築業に携わっていると、見た目に対する意識も欠かせません。そんなこともあり、先日、3DパースのCADソフトのリニューアルを機に、お客様に対するデザイン提案、内観パースの見せ方を学ぶ研修会をすみれ事務所の設計部全員で受講しました。(私は電話番をしてました、、)今日伺ったお客様にもわかりやすくで、「いいわね!」と言われる見た目にもしっかりと拘った提案をしてもらいたいと思います。

 

 

 

見た目を体感。

最近の建築業界におけるツールの技術革新は凄まじく、今回のパース研修では現状写真と同じアングルでリフォーム後のパースを作ることでビフォアフターがとてもわかりやすく出来たりとか、3D画像をさらに進化させてVR(バーチャルリアリティー)のゴーグルをつけて臨場感いっぱいの体験をしてもらえるなど、使いこなすことが出来れば、ものすごい武器になる機器やサービスが一杯です。すみれではこの度、CADソフトのリニューアルと一緒に色々と最新機器を導入して、現物の確認を頂くことができない、絵に描いたモノを販売するしかない建築業でもできるだけ出来上がりのイメージを鮮明に持って頂き、後悔のない家づくりをしてもらえる様にサービスを充実させる取り組みをスタートします。そんな中の一つがこれ、https://theta360.com/ja/about/theta/s.html
建築会社って色々やること、あるもんです。(笑)

 

 

家は性能。

このところ売上利益に苦戦しているといわれている大手ハウスメーカーの中で唯一気勢をあげている一条工務店は「家は性能。」と圧倒的な高性能を謳うことで消費者の関心と人気を集めています。エネルギー資源に乏しい日本では省エネ性能は非常に重要です。また、断熱、気密に優れて住宅に住むと風邪を引きにくい等、呼吸器系の疾患を大幅に抑えられることがイギリスなどヨーロッパを中心に既に検証されていますし、日本でもウエルネス住宅という名称で国の予算を使って取り組みを進めています。ヒートショック現象と言われる家の中での気温差によって亡くなる人数は交通事故よりも多いことを考えると、暖かな家は健康にも大きく寄与してくれる訳で、住まいは最も身近な環境だと考えると性能は確かに重要です。

 

 

逆説は所詮逆説。

しかし、「家は性能」というのは逆説でしかないのは、誰でもわかること。というかわかっているはずで、特に神戸や明石といった瀬戸内海に面した温暖な地域では、夏は海からの風が吹き真夏でもエアコンを使わない日は珍しくなく、冬も氷点下になることは稀、春秋は窓を開け放して外気を取り入れる暮らしの中で、高性能が活躍するのは一年間を通してほんの少しの期間だけ。そこに焦点を当てて性能を上げることのみに固執してイニシャルコストをかけ過ぎるのはどう考えても健全ではありません。家の性能が大事なことは当たり前、その上で、暮らし始めてからの生活が安心で快適、そして楽しくなるような家づくりの計画をするべきで、モチロン、デザインや見た目も大事、結局はトータルデザインというか、資金計画をベースにしたバランスが最も重要だと、新住協のようなマニアックな断熱気密設計の研修会に参加したり、デザインの研修会を開催したり、最新のソフトやハードを研究したりしながらも思うのです。私たちは新築、リフォーム、店舗改装と様々なジャンルの建物の設計、施工を行いますが、そのベースは全て同じで、「その後の暮らし」に如何にコミットできるかに尽きると思っています。顧客にお渡しするベネフィット、まだまだ磨いていかなければと思う、今日この頃です。(笑)

 

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