【ブログセミナー】 クラウドファンディング×インバウンド

6月22日曇り

三日連チャンセミナー最終日。

今日は兵庫県有数の木材、主に杉の産地である宍粟、山崎文化会館へ。第3期職人起業塾@姫路に塾生さんを派遣いただいていたゼネコン、上林建設株式会社の安全大会の講師として招聘いただきました。同社は住宅と言うよりも主に地域の公共建築や大規模商業施設、グループホームなどを手がけられており、私たち工務店とは少し工事の規模感が違いますがそれでも現場での顧客接点の重要さを認められ、職人起業塾の活動にご賛同いただいてます。工務店だけにとどまらず、建設業界の幅広い方にご賛同いただけていることを嬉しく思いながら、3日連続のセミナー講師と言うことで若干の消耗感も抱きながらも、今日も現場での顧客接点の重要さを熱く語らせていただきました。(笑)

 

 

学生さん主催セミナーに登壇。

私がセミナーや講演で語らせてもらうのは大まかいつも同じ話で、建設業界に特化した現場での顧客接点強化、意識改革が生涯顧客を生み独自のマーケットを形成し将来の売り上げ、利益の基礎を作り出すと言う原理原則に基づいたマーケティング構築の話です。しかし、昨日のセミナーは少し勝手が違いました。先だって行っていたひょうご木づかい王国学校存続のためのクラウドファンディングのプロジェクトで私たちの思いに共感してくれたデザイン専門学校の学生さんが私のセミナー講師として呼べる権利を購入してくれた流れで学生さん主催のセミナー講師として呼ばれたからです。「建設業界に特化した話じゃ話にならん!」と私があまりない脳みそを絞って考えたテーマは、学生さんたちもスタートアップを目指すときに利用するであろうクラウドファンディングを実際に行ってみての経験をもとにインバウンドマーケティングの基本を紐解くセミナーです。

 

すべてのものは二度作られる!

いざセミナー会場に行って蓋を開けてみると、思った通り!学校の授業の一環で企業のビジネスプランを策定するにあたり資金調達をクラウドファンディングで行う計画を立てたと言う学生さんや、イベントの資金調達にクラウドファンディングを使いたいと言う建設業界とは関係のない飲食業の経営者、地域活性化のためにクラウドファンディングで事業を立ち上げたいと言う方など、テーマに興味を持ってくださった方が多数お越しいただいておりました。懇親会の会場で受講いただいた皆さんにセミナー終了後の感想を伺うと、概ね喜んでいただけたようで、リアルなデータや苦労話を聞いて実際にプロジェクトの立ち上げに臨むイメージができたと嬉しい声もいただきました。「すべてのものは二度作られる」とコヴィー博士の名言通り、イメージを作り込んだのが幸いした格好で、主催してくれた学生さんにも喜んでもらえ、大きく外すことなくイベントを終えることができたと、ホッと胸を撫で下ろしました。また、Facebookのイベントページで興味を持っていただいた方も多かったのですが、平日の夕方早めのセミナーと言うことで参加できないと言う声も多く、ここで大まかな内容をご紹介しておきたいと思います。

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世界は劇的に変化している。

最近のセミナーの冒頭では、これまでの時代と、今、そしてこれからは圧倒的に違う世界になっていくと、急激な環境変化について説明をするようにしています。あらゆるものがインターネットとつながるIot(インターネット オブ シングズ)、超ネット社会は無意識のうちに私たちの日々の暮らしに浸透しており、私たちの生活もそして意識や感覚も大きく変化させられています。本を1冊も作らないアマゾンや車を1台も持たないウーバー、検索窓だけで巨額の収益を上げるGoogleなどポータルを持つ会社が世界を席巻していく中、私たちは生き残りをかけてその逆張りのコンセプトを持つべきで、その中でも抗うことのできない超ネット社会での対応をしなければなりません。

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インバウンドとの深い関係性

ローカリゼーション、スモールビジネス、インバウンドと言うグローバルポータルと逆張りのコンセプトにクラウドファンディングのシステムは非常に相性が良いというのが今日のセミナーの中で最初に申し上げた結論で、単に資金集めのためにクラウドファンディングに取り組むのではなく、フロントエンドとして支援者や仲間を募るためのプロジェクトして取り組むべきだというのが私のクラウドファンディングに対する考え方です。

クラウドファンディングではインターネット上で支援を集めたり、仲間を募ったりするわけですから普段からネット社会との親和性を強く持っておくのべきなのは当然で、インバウンド(内なる自分自身の価値を磨き発信する)に熱心に取り組んでいる人ほどクラウドファンディングで成果を出しやすいと思うのです。ベンジャミンフランクリンの「読まれるべきものを書くか、書くべきものを行いなさい」と言う厳しい言葉を紹介しつつ、意味と意義のある情報(コンテンツ)発信をすることの必要性と重要性を訴えておきました。

 

 

おっさん達のITリテラシー問題。

今回私たちがクラウドファンディングで行ったプロジェクトは数多くの方のご支援を頂き、何とか目標達成することができました。それは決して簡単に達成したわけではなくて実際のところはずいぶん苦しんだ訳で、その難しさの要因の1つが支援をしてくれる支持層への働きかけです。ほとんどの人がスマートフォンを持つ様になって、SNS上で拡散された情報を見るのパソコンであまり見なくなっていると言う現実があり、スマフォをしっかりと使いこなせる人でないと支援してもらえないのです。実際、サイトにアカウントを作成、確認メールを受けてログイン後に支援のカード決済をパソコンではなくスマフォで行うのは随分とハードルがあると私自身も感じます。(苦笑)
ターゲットとデザインとコンテンツとノリのバランスのとれた整合性が必要でありこれがなかなか難しく、私もプロジェクトがスタートしてから随分と悩んだ部分です。

 

 

クラウドファンディング6か条

セミナーではプロジェクトがスタートしてから作成するまでの進捗の経緯や、支援してくれた人の属性、拡散された経由など細かなデータを実際に紹介しながらサクセスに至った裏話を披露しましたがそのあたりの詳細はここでは割愛して最後に結論づけた(私見に満ちた)今回のプロジェクトの総括というかまとめを最後にあげておきたいと思います。

著しく偏ったクラウドファンディングに対する個人的考察ではありますが、リアルな経験者の意見として少しでも参考にしてもらえ、最後に「志を以って万事の源と為す」という吉田松陰先生の言葉を引用した通り、意味と意義がある活動を志を高く持って行うためのお手伝いが少しでもできたなら幸甚です。セミナーを主催してくれた山上さん、そしてご参加いただきました皆様本当にありがとうございました。これをご縁に今後ともよろしくお願いいたします。

心謝!

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