JOINT MARKETING@経営ベンチマーキング塾

8月9日 晴れ

 

大安吉日の地鎮祭

快晴の空の下、大安吉日の絶好の祭り事日和だった今日の午前中は明石の太寺にて地鎮祭を執り行いました。昭和の時代に建てられた店舗付き集合住宅の老朽化による取り壊しに伴う店舗移転の新築工事で、この度長年続けられたご商売が新たな建物になるのをきっかけに業態も拡張されるとのこと。益々のご商売の繁盛と皆様のご健康とご健勝、そして工事の無事を記念して私も玉串を奉奠させて頂きました。

 

 

経営ベンチマーキング塾

昼からは神戸元町に移動、建築業界誌大手の新建ハウジング社主催の新世代工務店4社を次々に招いて最先端の工務店経営についてのレクチャーを受ける経営ベンチマーキング塾に参加しました。最終回となる今回はゼロキューブという企画住宅のフランチャイザーとして有名な九州大分のベツダイ社の林哲平取締役が登壇されました。前回の長野のサンプロ社の青柳社長の講演も非常に学ぶべきことが多い素晴らしい内容でしたが、今回も前回に負けず劣らず、衝撃的とも言えるくらいの良いセミナーでした。近年、この手のセミナーは前で話すことが増えたこともあり、オーディエンスとして参加することがめっきり減っていたのですが、全国から業界の情報が集約される新聞社が厳選した工務店を集めたこの4回シリーズの経営ベンチマーキング塾はさすが!と思えるレベルの高さでした。参加して本当に良かったと思います。以下に今日聞かせて頂いた林氏のレクチャーの要点を自分なりにまとめておきたいと思います。

 

 

JOINT MARKETING

今回のセミナーのテーマはずばり「JOINT MARKETING」ということで、いわゆるマーケティングの世界で自社の実力の数倍の大きな効果性を発揮するジョイントベンチャーの概念を自社の事例の紹介や参考とする他業種の成功例を紐解きながら丁寧に説明されました。大分のいち工務店の企画型住宅が全国に広くフランチャイズ展開され今や300社を超える巨大ネットワークとなり、未だに進化と拡大を続けている秘訣の最大の理由が様々な人や企業とのJOINTにあるとのこと。聞けば聞くほどその破壊力には驚くばかりでした。私自身もこれまで一社だけでは出来ない取り組みを同業、異業種の両方で様々なジョイントベンチャーをしながら行ってきましたし、心がけてきたつもりでしたが、林氏が行われてきたそれとは全くレベルが違っておりました。もう一度、今後の戦略を見直してジョイントベンチャーの先を探ってみなければと強く思わされました。

 

 

プロディースの力

もちろん、手当たり次第、闇雲にジョイントすればいいというものではないのは当然で、マーケティング戦略を立案し、それに沿ってコラボ先を選定、オファーをかけるべきです。林氏はセミナーの冒頭ではそこで必要となるのが「プロディース力」だと断言されておられており、セルフプロディースを強く推奨している私としては、なるほどと大きく頷いてしまいました。また、マーケティングのコンセプトを立案するにあたり、ユーザーと業界とのギャップ、業界が抱える問題点の解消を目指すべきという基本通りに「矛盾に気づくこと」と、その矛盾に気づくアンテナを常に高く立てることを強く進められておりました。工務店経営者でこれほどしっかりとマーケティング理論を理解され、その理論に基づいた事業経営を明確に行われている人を私はこれまでみたことがないのでは、と思えるほど、その論調は理路整然としており、建築とは全く関係のない異業種から参入されたからかも知れませんが、まさに新世代工務店経営者だと脱帽しました。

 

  

セグメントとターゲティグとプロファイリング

2時間に及ぶ林氏の講演は工務店経営者を集めてのセミナーとは思えないほど、マーケティング用語のオンパレードで、私としては非常に楽しませて頂きましたが、半分以上の参加者は何のことかさっぱりわからなかったのではないかと思います。ざっくりとまとめてみるとこんな感じ、、(笑)

JOINT MARKETINGの実践に重要なのはまずセグメントであり、しっかりとプロファイリングしたターゲティグにヒットするコンセプトを作り込み、魅力的なタグラインとクリエティブでコンテンツをユーザーに対していかにリーチを伸ばすかが肝である。また拡散の方法論では、既存のTVや新聞、チラシといったメディアは衰退の一途を辿っており、それはレコメンションデーションが一般化したことが大きな原因で、これからはネット主流の流れには逆らえない。オウンドメディアをコアにしてSNSを駆使することしか道はないし、そこには大きな可能性が秘められている。

セミナー後の懇親会の席の挨拶でこの研修会の発起人でもあるヤマヒロ社の三渡会長が「何を言っているか全くチンプンカンプンで、実務から引退していてよかった」と語られておりましたがこれが理解出来なければ、これからの時代は生き残れないと私も思っています。(笑)

 

 

不易流行

林氏の講演の後は、例によって新建ハウジング社の三浦社長の切れ味鋭いまとめと講評がありました。相変わらず端的にそしてとても分かりやすく林氏の話は一体何を意味するのか、我々は何を学び取り、どのような行動を取らねばならないかを示唆と共に覚悟を持て、勇気を出せと励まして頂いているような気持ちで聴いておりました。その三浦社長の話の中で印象的だったのは「不易流行」という言葉。まさに時流を読み、変化を続けることで驚異的に業績を伸ばされているベツダイ社が長い社歴の中で培ってきた協力業社会との強い結びつきを持ち、工務店としての地力を保っているという林氏の話とバッチリリンクしてマーケティングだけではなく、モノづくりの企業として守らなければならないものへ積極的に向き合うべきだということ。そして会社だけが次の時代に生き残ることができるのだろうと感じた次第です。

林哲平取締役、本当に素晴らしいご講演をありがとうございました。ほんに勉強になりました!

 

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