(ごく私的な)シェアリングエコノミー調査@東京

8月28日 晴れ時々曇り

 

蛙、江戸に行く。

2日間の東京でのアクティブ・ブレイン・セミナーの認定講師講座の受講を終えて帰神。久しぶりに厳しく難しい講座を受講して脳みそが痛くなるのをまたもや体験し、身体は嫌がっているのについ行動に移してしまう自分の苦痛に対する忘れっぽさに苦笑いしつつも、期待通り、いや期待以上のカリキュラム、メソッドに触れられたことに喜び、そして感謝する週末でした。

そんなな研修の若干の余韻も引きずりつつ、インプットを終えて今週はLIXIL大阪の研修会での講演やすみれ本社での職人起業塾の開催、福岡での第七期職人起業塾の開講とアウトプットが目白押し。早速、学んで来たことを元に講演資料を作り直したりとコンテンツのブラッシュアップに努めました。
このところ、アウトプット量が増えるばかりで、がっつりと本格的な合宿スタイルの研修に参加していなかったこともあり、やっぱり定期的に外に出て刺激を受けなければいかん、と改めて少し気を抜くとあっという間に井の中の蛙になってしまうことを痛感、いいタイミングで今回のアクティブ・ブレイン認定講師講座の受講が出来たと喜んでいます。

 

 

ついでのフィールドワーク

今回の東京への出張では(ついでではありますが、)密かに調べて見たいテーマを持っておりました。それはIotの進化と一般社会への浸透の確認で、以前から気になっていた(日本ではまだ正式には認可されていない)Uberのサービスの検証です。Uberとは、海外ではすっかりおなじみでスタートアップに成功したビジネスとして認知されているライドシェア(相乗り、一般のドライバーがネット上の配車サービスに登録して、タクシーのように人を乗せて目的地まで送り届けるサービス)の最大手です。ちなみに、16年の取扱高では2兆円を超え、企業価値も7兆円超と非上場企業で世界最大と言われている世界的にも注目を浴びている会社です。前回の東京出張の際に何気にGoogleマップで経路を確認しようとしたら、地元神戸では見かけないタブが現れて、「あれ、これは何?」と疑問に思い見てみると、Uberと全国タクシーのアプリが出てくるようになっておりました。こんな感じ

 

東京でしかできない体験。

その後、関西に帰ってきてもそのタブは出現するようになりましたが、(アプリのバージョンアップをしたからかも、笑)未だ関西ではサービスが開始されていないようで、タクシーマークをタップして見ても常に「経路が見つかりません」と表記されるのみに止まります。花のお江戸はさすがに地方都市とは一線を画して既にサービスが始まっているようだったので実際に使って見たいと好奇心を駆り立てられていた次第です。関西ではこんな感じ、

 

Uberではなく全国タクシーアプリ

最も気になったのは、UberのサービスがiPhoneの画面に表記されると中央に出てくる初回利用無料(1500円)という文字で、所謂「餌と釣り針モデル」で、マーケティング用語で言うところのフロントエンドとバックエンドであり、キャンペーンではありますが他社のキャッシュポイントを自社のフロントエンドに持ってくると言う奥義です。(笑)
一応、マーケターの端くれとして是非ともそのバックエンドへ誘導するフローと戦略を体験してのぞいて見たいと思ったのです。

で、実際に使って見たらどうだったかと言うと、ホテルから研修会場までUberを利用してみようと試みましたが、残念ながら近くを走っている車がおらず、時間に間に合わなくなることから代わりに全国タクシーの配車サービスを使って見ました。

これがなかなかの優れもの、迎車の車が走ってる位置が見えて、ホテルの正面玄関ではなく、裏の出入り口についたのさえ分かるくらいの高精度。しかも、到着して乗り込んだ時には既に行き先を把握されており、料金も(大まか)事前の表記通り。ちなみに、価格はホテルでタクシーを呼んでもらってかかる迎車費用410円+運賃と同じでした。

サービスの入り口はGoogleマップでそのままの流れで配車アプリをダウンロードするだけの作業手順でこれなら、日本語が全く話せない外国人でも何の問題もなく目的地までタクシーを使って行けるようになっていると言うことで、東京オリンピックを前に盛り上がっているインバウンド市場にとってはインフラとして認知されるかもしれません。

 

シェアリングエコノミーの侵食

肝心のUberはどうかと言うと、何度かタクシーに乗った際にリサーチしてみると、(タクシーのドライバー的には)「まだ認可されていないので走っていない」とのことで、(UberLUXやUberTAXIという認可済みの緑ナンバーの配車もあるようですが、まだ数が圧倒的に少ない様子)白タク関係なら中国からの観光客は本国で決済したマイクロバスのチャーターを頻繁に見かけるようになったと言ってました。しかし、この情報は本来Uberは車が一般車両なので登録車両が走っていてもわからないので聞くだけ無駄やったと反省した次第ですが、「車は走ってないけど、バイクはたくさん走ってますよ」と衝撃のコメントが飛び出しました。「それって、出前サービスのことですよね、」と聞くと、「そう見たいですね、たくさん走り回ってます」とのこと。以前このブログでもご紹介したTokyo のフード配達サービス | UberEATSが着実に浸透していることが判明、凄い時代になっているようです。以前のブログはこちら→Uberが建築会社に与える劇的な影響。

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これまでの延長線上にないこれからの時代。

Uber自体はまだ日本では運輸省の規制に弾かれ、メインのサービスは本格的に始まっておりませんが、規制緩和されたら一気に普及する素地を整えており、人口減少と共に国内の重要が減り続けるリセッションの局面で経済成長は海外市場の開拓とインバウンドでの経済活性を目指すしかない日本としてはそのうち諸外国に足並みを揃えざるを得なくなりますし、Xデーの後は東京では2020年のオリンピックを目指して現在自動運転自動車の実証実験が始まっていますし、いよいよ無料タクシーのビジネスモデルが現実化してくるのではないかと感じた次第です。以前のブログにも書きましたが、この流れは建築業界にも決して無関係ではないだけに今後の動向に注目して、これまでの延長線上にない新しい時代に取り残されないようにしたいと思います。ほんに勉強になりました。

詳しい話は9月から再開する(フッダーで案内している)オープンセミナーでもお話ししますので、ご興味のある方は聴きに来てください!(笑)

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