思えば招く。#ひょうご木づかい王国学校

12月1日 晴れ

お朔日。

今年もあっという間に師走がやって来て、ここから年が明け、新年を迎えるまでは本当に一瞬なのを50歳にもなれば知ってます。いつもの総社へのお朔日参りでは、一月の無事を感謝するとともに、今年やり残していること、積み残していることをなんとか(格好がつくところまで)やりきります!と決意を心の中でつぶやきました。人生とは時間のこと。一瞬の積み重ねがその全てだと意識して悔いのないような選択を繰り返せるようにしようと月に一度の習慣に紐付けて今一度、自分自身に思い返させました。

前を向いて歩く

事務所でひとしきりデスクワークを片付けた後、昼からはハーバーランドのひょうご木づかい王国学校にて打ち合わせ。以前このブログでもその経緯を書きましたが、兵庫県からの委託を受けて山と街を繋ぎ、兵庫の地元の森の活性化と地域に根ざす工務店の活性化を目指して兵庫県産木材の利用促進を喚起するための地道な啓蒙活動を繰り返して来た施設、ひょうご木づかい王国学校はこの年末をもって突然閉校、そして移転することになりました。施設の存続ありきで活動を続けて来た私たちに(というか、賛同してくださった多くのメンバーさんや支援者から)するとやるせない感満載のまさに晴天の霹靂以外の何物でもなかった衝撃の通達だったのですが、契約社会のルール上、これも致し方なく受け入れざるを得ないこと。怒ったり、腐ったりするのではなく前向きに今後どうするかを模索し続けています。

里山住宅博 in KOBE meets ひょうご木づかい王国学校

突然の移転話のとりあえずの着地点は、運営メンバーさんの卓越したアイデアとご好意で建築業界内では大きな話題となり全国の工務店が見学に訪れた、また最近では十人十色というテレビ番組で取り上げられて大きな話題となった里山住宅博in KOBEのモデルハウス内に移転させてもらうことになりました。里山〜のコンセプトも地域工務店が建てる家であり、地元の木材を使って建てた家も多く、全くなんの違和感もなくむしろ相乗効果を発揮できる可能性もある素晴らしいコラボだと思っていますし、ひょうご木づかい王国学校が目指す、失敗や後悔をしない家づくりのための相談所というこれから住宅を取得しようかと思っている人に向けての環境としては抜群だと思っています。

里山で抱えるジレンマ。

多くの方のご理解とご協力のお陰でなんとか来年もひょうご木づかい王国学校の事業を継続していける目処がついたのですが、それでも幾つか気がかりなことが残っていて、その一つが施設として販売しているモデルルームを使わせて頂くということで、モデルハウスの販売が終了すると居場所がなくなること。仲間である里山住宅博に出展している事業者さんのモデルハウスはできるだけ早く販売を完了してもらいたいと思いますし、そうなれば居場所が無くなるというジレンマを抱える構造はあくまで期間限定の仮の営業であり、その出口を考えずにはいられません。

思えば招く。

今日のひょうご木づかい王国学校での打ち合わせはそんな私の懸念を払拭してくれる素晴らしい時間になりました。「思えば招く」というのはTEDxSapporoでのプレゼンテーションで一躍有名になった植松努氏の言葉ですが、そんなことって本当にあるのだと心底思ってしまいました。ひょうご木づかい王国学校で私たちが目指しているのは兵庫県産の木材利用での森の活性化であり、それは同じ理念、価値観を持った地域の工務店の活性化に直結します。不思議ですが近くの山にふんだんにある木材よりも外国産材の方が安く、大手ハウスメーカーやビルダーは競争力とコストの圧縮を重視して地元の木を使うことがありません。私たちのような地元の企業がもっと消費者に認められ使う量を増やさないと山は廃れる一方です。しかし、集客と営業力に長けたハウスメーカーが大きなシェアを握っているのが現状で、性能もデザインもコストパフォーマンスにも優れた工務店が多くあるのに知られていないのをなんとかして地域に循環型経済を根付かせたいというのが私たちの願いです。

メディアの使命。

しかし、これから家づくりをしようとしている人に知ってもらう、そして価値観を理解してもらうなんてことはそんなに簡単なことではなく、私たちも試行錯誤を繰り返しながら悪戦苦闘を続けてきました。そんな時、ひょんなご縁を頂いて、全く同じ取り組みで大きな成果を手にして全国展開をされている岡山にある「家づくり学校」の事業責任者のU氏とご縁を頂き、その流れで本日神戸にお越し頂いたのでした。改めて聞かせてもらった、私たちとは全く違うメディアを運営されている立場からのU氏の話は強烈でした。「消費者に後悔しない家づくりをしてもらえるように情報を提供したいだけ」「選ぶのは消費者であって、私たちは間違いない選択をするサポートをするだけで紹介の事業じゃない」「本気でやらないと成り立たない」「業界ではタブーとされているけど完全成功報酬のみの広告として事業をしている」「循環する息の長い事業を目指している」等々、こんなに真っ当な考え方を持って目先の利益度外視で事業に取り組まれている方がいるなんて!と胸が熱くなりました。

ご縁に感謝しかない。

今後のことはまだ何も決定してはおりませんが、同じ理念、同じ価値観、同じベクトルを共有する方とコラボできて共に歩めることになるなら私にはなんの躊躇もありません。是非神戸に出店してください!と再度強くお願いをしておきました。とにかく、私たちが目指してきたことをそのまま理想的な形で事業化されていることへの尊敬の念と、目先の利益に囚われることなく本質に根ざすその姿勢に対する感情は共感を超えて感動と言っても過言ではありませんでした。ご縁を頂けたことに感謝するばかりのいいお朔日となりました。Uさん、俊介さん、本日はお忙しいなか遠方より神戸にお立ち寄り頂きまして本当にありがとうございました。心より感謝申し上げると共に、今後も引き続きお付き合いのほどよろしくお願いいたします。心から感謝致します。

心謝。

今日のアタリマエ

  • 建築用に植林された木を使わなければ山は荒れる
  • 地元の森を守るには地域の事業者がその意識を持つべき
  • 地域材の活用など消費者には興味がない
  • 実は県産材利用による低金利ローンや補助金の利用などのメリットがある
  • 情報過多の時代になり消費者の立場に立った住宅相談の場所でバイアスがかかっていない情報提供が求められている
  • 本気で失敗や後悔の無い家づくりのサポートをする機関は消費者から圧倒的な支持を得る

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