「リフォーム会社ってどうせ詐欺まがいやろ。」を払拭せんといかん。

平成30年4月11日曇りのち雨

チャリティーゴルフコンペ。

水曜日にてすみれ事務所は定休日。私は朝会を大工の大ちゃんに代理出席してもらい、NPO法人兵庫安心リフォーム推進委員会のチャリティーコンペに参加でした。今回も住宅設備機器メーカーや商社の担当者さん、またメンバー各社とつながりのある工事店の経営者など大勢の方にお集まりいただき、賑やかな雰囲気でコンペを開催することができました。当初雨が降る予定で風も強く春の嵐になると言われていた天気も何とか小雨がぱらつく程度でどのパーティーも楽しくラウンドしていただけたようでよかったです。本日ご参加いただきました皆様まことにありがとうございました。

NPO法人ひょうご安心リフォーム推進委員会とは。

このNPO活動は地域の工務店やリフォーム外車が集まって消費者が安心してリフォーム工事を依頼できる環境を整えることでマーケット絶対の底上げを図り、地域を活性化していこうと言う試みです。昨年、東京でリフォームの営業マンがお客さんとトラブルになり挙句、そのお客さんを殺害、家の床下に埋めていたと言うとんでもない事件があり、先月その犯人に懲役十四年の判決が言い渡されると言う事件がありました。ありえないようなひどい話で、リフォーム業界がどうこうという問題ではなく、その犯人に問題があったとしか思えませんが、判決が下った報道学が出た後、ネットで検索してみるとそこに一般の方が書き込んでいたのはやっぱり業界が悪いと言うことでした。

リフォーム会社は皆詐欺まがい。

「工務店の営業で営業の最底辺やろ。」とか、「見知らぬリフォーム会社に頼むとろくなことにならない。」とか、また報道では伏せられていたその犯人の所属していた会社を執拗に追求する書き込みに対して社名を暴露する人がいたり、要するに「リフォーム業に従事するものはろくなもんがおらんし、リフォーム会社など詐欺みたいな商売をしている」と一刀両断に断じられてました。そのような書き込みを見て憤りを感じるとか、悲しいとかよりもこれが世間様の我々に対する見方なのだと背中がぞっとするような思いがしました。

悪評は強調され拡張される。

改めて言うまでもないですが、この事件のような問題を起こす業者などほんのごく1部ですし、大半のリフォーム会社は地域に密着して信用と信頼を集めながら地道に真面目に営業をされています。しかし、自分たちの口でいかに真面目にやってますと声を張り上げたところでインターネットを検索してみるとそのようなネガティブな意見が山のように溢れており、どちらが本当かを考えたとき、必ずしも業者側が言うことを真に受けてもらえるとは思いませんし、どちらかと言うと第三者の意見に近いネット住民の声の方が信憑性があったりします。

リアルとバーチャルの逆転現象。

非常に恐ろしいことですが、一昔前はネット上のことをバーチャル、実際に現実世界にあるものをリアルと言っておりましたが、最近はインターネット上のものと、実際にあるものがどちらがリアルかと言うとインターネットで検索できるものの方がリアルになって来ていると思っています。初対面の人に名刺を渡され、帰ってからその会社をインターネットで調べてみると言う行動は一般化しており、そこに全く情報がないなんて今時考えられない、Googleに出てこないものは現実社会にはないものだと言う判断をされるようになったと思うのです。

リフォーム会社は大体怪しい。

そんなふうに考えると、リフォーム業界のネット上の悪評は、そのままリアルに私たちのような業者の信用度の失墜につながります。実際に上述したような事件がごくたまにではありますが実際に起こっているだけで、全くでたらめな情報が流されているわけではないのも事実なのです。娘が中学生の時いじめにあい、同級生に「高橋の家はリフォーム屋やし大体いかがわしい」と言われたのを思い出します。しかし、リフォームを行う工事会社は地域の住宅インフラを整える重要な役割を担っており、安心して工事を依頼できる環境にないのは地域にとっての重大な損失にもつながります。日本業界と地域の両方が良くなるように安心して工事を注文できる工事店の存在を知らしめるとともに、工事を依頼する会社の選定の基準や情報を消費者に提供することを目的として私たちは手弁当で地道なNPO法人活動を行っていると言うわけです。

ご理解ご協力ご賛同に心から感謝します。

幸いなことに、住宅設備機器メーカーや商社等、多くの方にご賛同いただき、少しずつ賛助金を頂いたり、メンバーが持ち寄った運営資金で、自治体と協力しての消費者向けの啓蒙セミナーや、リフォーム会社の品質や知識の向上のための勉強会を継続して続けさせてもらっています。一昔前の訪問営業会社による悪徳リフォーム事件、耐震偽装事件、今回のリフォーム営業殺人事件と度重なる建設業界の信頼を失意させる事件が定期的に起こりますが、それでもほとんどの会社は真面目に一生懸命モノづくりに励んでいることを理解してもらえるように活動を続けていきたいと思います。賛助会員の皆様、引き続き宜しくお願い致します。

今日の当たり前

  • (私もそうですが)建築業界には学歴社会からドロップアウトした人が多いのは事実。
  • だからといって悪い人が多いわけではない。
  • インターネット上の情報がリアルになり、現実社会は信用性を失っている。
  • ネガティブな情報は拡散されやすいが、ポジティブな情報は認められにくい。
  • 建築業界の信頼回復には地域での地道な活動が必要である。
  • 地域からの信頼を得るには、誠実、意図、力量、結果の4つの核を底上げしなければならない。
  • 技術や知識を研鑽する団体が情報共有しながら活動を続ける

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