3つのコンセプトとWeb×現場表裏一体論。

平成30年4月13日 晴れ後曇り

仙台から東京へ。

昨夜の国分町では海の幸と日本酒に舌鼓を打ちながら、Y社の施工管理の部課長を相手に建築現場のマネジメント、顧客からの信頼の得かたについて長い時間熱く語り続けました。その余韻を少し引きずりつつ桜が満開の杜の都を後にして、東京へと移動、水道橋のシップ社のセミナールームにて2日間連続となるオープンセミナーを開催しました。シップ社とおつきあいのある企業の経営者をはじめ、古くから私とご縁を頂いていた懐かしい方々にもお運び頂き、満員御礼の大盛況と非常に嬉しい開催となり、熱心にお声がけ頂いた皆様に感謝すると共に、4月の繁忙期に時間を割いてご参加頂いた皆様に無駄な時間を過ごしたと思われることが無いようにと、気合いを入れて熱っぽく3時間語り続けました。(笑)

3つのコンセプト。

セミナーの内容はこれまで通り職人起業塾の研修、勉強会で学んで頂いているマーケティング理論、それを現場に落とし込む実践型現場マネジメントの総論を日本古来から伝わる世界観、商売感に重ね合わせて「不易流行」「一期一会」「三方良し」の3つのキーワードにまとめてわかりやすくお伝えしました。AI、Iotの技術革新とインターネットの普及が急激に進むデジタル革命の本格化、いよいよ来年に迫った消費税の増税、人類が経験した事のない国民の高齢化、若者そして人口減少局面への移行と激動の時代への幕開けと言われるポスト平成において事業を盛り立て、持続可能なビジネスモデルの構築を果たすには、世界で最も企業の寿命が長い国である日本で大事に守られてきた概念を今一度学び直し、顧客から評価を得る唯一の場である現場にその考え方、在り方を落とし込む必要があると思っています。

価値は交流度(=現場コンテンツ)にあり。

私達が提唱している職人的マーケティング論、実践型現場マネジメントの総論と研修を少ない負担で受講してもらえる様にとサポートしている厚生労働大臣認定の助成金の説明のあとは、セミナー会場を提供頂いているシップ社の小松社長に登壇頂き、Webマーケティングについての最新の知見をご披露頂きました。数多くの建築会社、リフォーム事業者のホームページを製作、運営されている同社には圧倒的な情報が集まっており、その情報を分析して新たな施策を立案、実践する素晴らしいPDCAサイクルを持っておられます。そこから抽出されたwebマーケティングの成功の方程式とは、ズバリ「交流度」であるとのことでした。交流度とはホームページを訪問した人が滞在する時間によって計測されるとのことで、交流度が高く、コンバージョンが上がるホームページの特徴は見るコンテンツが多いことであり、その根本は結局現場にあり。と私達の現場主義がWebマーケティングでも非常に有効であるとの結論付けて、今日のセミナーのまとめとして下さいました。

リアルとバーチャルは逆転した。

先日もこのブログで書きましたが、デジタル革命が本格化した現代はリアルとバーチャルの逆転現象が顕在化してきました。新しい人との出会いがあった際、手渡しで名刺とともに会社や商品のパンフレットを貰って興味を持てば、後からインターネットでその情報を検索して深く調べようとします。そこで、ネット上にその人も会社も商品も全く見つけられなかった場合、リアルに会った筈の出会いはまるで幻だったかの様な錯覚に陥り、実在のものではないのではないか?と疑ってしまうのです。ひと昔前まではインターネット上にあるモノをバーチャルと言ってましたが、今では全く逆になってしまっているのです。そんな現状を鑑みると、私達が唱える現場主義もリアルに現場で価値の創造をするだけではなく、同じ情報をネットの中で確認できる様にして、実在性を高める必要があると思うのです。

未だ見ぬ未来の顧客とのご縁に備える。

昔の大工さんは、「いい仕事をして入れば自ずと仕事はやってくる」と言い続け、時代の流れを無視した挙句、元請けの仕事を失い、下請け職人へと成り下がってしまいました。今日のセミナーでも「不易流行」を3つのキーワードの一つとして紹介しましたが、昔から変わらぬ伝統技術も誰もが使う様になったSNSやホームページ等のオウンドメディアを持ち、活用し、発信するのは不可欠です。現場でいい仕事をして顧客からの評価を得て、信頼を勝ち取るのはもちろん最重要ではありますが、それと同時に信頼してくれたお客さんが誰かを紹介してくれた時にリアリティーを感じてもらえる情報発信の習慣を持ち、未だ見ぬ未来のお客様が見に来てくれた時に、確認して貰える準備をしておくべきだと思うのです。そんな現場とWebが切っても切れない関係になった今、次回の仙台、東京の講座からはシップ社の小松社長を講師に招き、現場とwebの連動について詳しくレクチャーして頂く事になりました。研修に参加頂く企業様には大いにご期待して貰いたいですし、私も非常に楽しみにしています。時代の流れに取り残される事のない様、職人起業塾の15回コースの研修、常にブラッシュアップし続けてます☆

今日のアタリマエ

  • 世界で最も企業の寿命が長い国、日本の商売感こそ持続型モデル構築のヒントがある
  • 概念は現場、顧客接点に行動として反映させてこそ価値になる。
  • 建築業の評価の全ては現場にしかない。
  • デジタル革命はリアルとバーチャルを逆転させた。
  • 建築現場にしかない価値もWebに移さなければ無いのと同じになってしまう。
  • オウンドメディアの時代には最先端の技術や知識と昔から変わらない価値の両方を意識して発信すべき。

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仙台、東京にてボトムアップ式実践型現場マネジメントセミナー&厚生労働大臣認定研修入塾説明会終了しました。ご参加頂きました皆様、ありがとうございました。現場から建築業界の革新を進める仲間を募っておりますので、是非とも研修にご参加ください。

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