4月23日快晴
(今更)花粉症発症か?
神戸はいい天気が続きます。ただ、朝の掃除の際に花粉なのか黄砂なのかはっきりしませんがテラスに置いてある机を雑巾がけすると雑巾がまっ黄色になるくらい飛散物が積もっていました。私は花粉症は無いはずですが、昨日からずっと喉がイガイガして咳が止まらない状態になっており、うがいをしても、のどあめをなめても治らずに困ってしまってます。これってやっぱり花粉症なのでしょうか・・。
過信が身をを滅ぼす。
思えば、昨日の日曜日、いい天気なのを幸いと、いつも座禅とヨガをご指導頂いている太山寺まで自転車で走って行く際に遠くの山を見ると少し黄色くモヤがかかったようになっておりました。自転車で走り回って盛大に春の暖かな空気を吸い込んできましたが考えてもみればあれから一気に咳がひどくなったような気がします。せっかく座禅とヨガで心と体を整えたのに、完全に裏目に出た格好となってしまいました。「オレは花粉症じゃ無いから大丈夫」と過信せず、マスクをして走りに行くべきだったのかもしれません。
2度目の生ボクシング観戦。
そんな私が花粉症を発症した?記念日になるかもしれない昨日の夕方からは、先日一緒に食事をさせていただいたZ社長がスポンサーに名を連ねておられるボクシングの試合のチケットを頂いて観戦に行きました。先日、ポートピアホテルで行われたミニマム級世界チャンピオンの山中選手の第一回目の防衛戦に引き続き、2回目となるボクシング観戦は(多分、)山中選手が世界王座になり空席となった日本チャンピオンの座を争うタイトルマッチで、日本ランク1位と2位の実力が拮抗した選手が激しい攻防を繰り広げておられました。残念ながら地元神戸に本拠地のある千里馬ボクシングジムの平井選手は破れて、東京から来られていた小野心選手が新しく日本チャンピオンの座に就かれましたが、両者共に気合を前面に出した手に汗握るいいファイトと見せてくれました。
気合だけじゃ勝てない。
4回戦から6回戦、そして日本タイトルマッチとめったに見ることのない生のボクシングの試合を観戦して改めて気づいたことがいくつかあります。1番に感じたのは、戦いにはFIGHTING SPIRITSをたぎらせることが不可欠ではありますが、気合と根性だけでは勝負には勝てないと言うことです。キリンと言うリングネームをつけられていた長身のリーチが長い選手と、典型的なファイタータイプの選手との試合では、ファイターが闇雲に踏み込めば踏み込むほどリードパンチを食らい、瞼の上を切ってTKO負けを喫しておりました。スーパーフライ級の8回戦の試合では、コンビネーションブローの巧みな選手がとにかく手数を多く出すことで、相手の攻撃を封じると共に着実にラウンドごとのポイントを稼いで判定勝ちを収めておられました。相手をKOするパンチ力がない選手の戦い方のお手本を見せられたように感じました。
戦略が勝敗を決める。
要するに、やる気や気合、ファイティングスピリッツ等を持って試合に臨むなんて事は当たり前で、ボクシングの試合に出るからにはそんなものは誰しもが当たり前に持っているもの。その上で技術やスピード、パワーを鍛えあげることが勝敗を分ける大きなファクターになるのですが、それと同時に重要なのは「戦略を立てて実行すること」なのだと言うことです。地道な努力は裏切らないといますし、私はそれを信じておりますが、他者との戦いにおいての相対性を考えた時、自分と同じレベルの努力、もしくは自分以上に鍛錬を積み重ね、持って生まれた資質があるかもしれない相手に勝つには、基本を忠実に守るだけではなく、自分の持つ力を最大限に生かして、効果性を発揮できるように戦略を持つべきだと感じた次第です。
百戦百勝の基本理論。
武田信玄の旗印に書かれてあった風林火山の出典元としても有名な中国の兵法書、孫子の中に「彼を知り、己を知れば、百戦して危うからず」と言う有名な格言があります。気合や根性、技術やスピード、パワー等を鍛えあげるのはこの前提条件になり、その上で自分と相手の実力やレベルを冷静に分析し、戦略を立てることから戦いは行うべきだと書かれてあると思うのです。この考え方は戦いではありませんが、普段の仕事や生活にでも当て嵌まることだと感じた次第で、あれもこれもと闇雲に鍛えるのではなく、自分の資質、実力に冷静に向き合った上でそれを活かす戦略を立て、戦略を実行するために必要な部分を優先的に伸ばすべきだと思うのです。
目指すべきは百戦百勝なんかじゃない。
そして、孫子にはこの様な記述も。「百戰百勝、非善之善者也、不戰而屈人之兵、善之善者也。」(百戦百勝は善の善なる者に非ざるなり。戦わずして人の兵を屈するは、善の善なる者なり。)相手を知り、己を知って百戦百勝となっても別に大したことはなく、戦わずして勝つ事こそ真の善であり、目指すべきだと述べられています。ボクシングの事はさておき、私達が生きている資本主義の競争社会において、日々、競合他社との戦いにしのぎを削って来ましたが、孫子の兵法書に書かれてある「全國爲上、破國次之。」(国を全うするを上と為し、国を破るは之に次ぐ。)言葉を胸に、私たちが目指すべきは競合他社に勝つ事ではなく、顧客満足を積み重ねて自社独自の市場を作り上げ、競争の無い、善の善なる事業を作り上げ、持続させることだと戦略の重要性とその目的を再確認させてもらうことになりました。
今日のアタリマエ
- 気合や根性やファイトだけではどうにもならないことが世の中には多々ある。
- やる気があるとか当たり前で、技術や知識スピードなど実力を身につけるための鍛錬を行うことが勝つためには必須の前提条件として必要だ。
- いくらやる気があって、スキルを身に付けても勝負する相手との相対性がわかっていなくていれば勝負には勝てない。
- 相手を知り、己を知って立てた戦略を実行するためのスキルを最優先で鍛えるべし。
- 最終的な戦略を用いる目的は競争相手に勝つことではなく、戦わずして勝ちを収めること。
- 我々が目指すべきは競合他社に勝つことではなく、真の顧客満足。
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