なぜ本を読む人は成幸するのか。@京都

5月13日雨

伝統と革新の実践例。

今日は京都。昼からの喜多川泰さんの講演会に合わせて以前から「一度、遊びに伺わせてください」とお願いしていたカリスマ左官職人の植田親方が仕切られている三条通りの町屋を再生する店舗新装現場にお邪魔して、伝統工法を引き継ぎながらも現代にあった施工方法を編み出し、工期と品質と耐久性を叶える手法をレクチャーいただいたり、これから丹波で始めようとしている古民家再生プロジェクトへのご協力をお願いしたりと非常に有意義な時間を過ごすことができました。上田の親方、貴重なお時間をいただきありがとうございました。また、私の面倒な申し出も快く引き受けて下さいましてありがとうございます。非常に勉強になりましたし、今後とも引き続きよろしくお願い致します。

卓越の戦略の実践例

親方とランチをとった後は講演会までに少し時間があったので三条通り商店街の中にあり、先日ヴィーガン系ジェラートのコンテストで世界第3位の評価を得られる快挙を上げられたプレマルシェさんのジェラート屋さんを訪問。10数年前にジェイ・エイブラハムのマーケティング勉強会でご一緒してから、電磁波問題への建築業界への問題提起と改善提案の取り組みを一緒にさせてもらったりとあれこれとご縁を頂いてきた中川社長のご活躍、卓越の戦略を体現されている姿を直にこの目で見せていただき、改めて私達なりの卓越の戦略構築を進めていかねばならぬと我が身を振り返ることになりました。それにしても、10数年前にマーケティングの勉強会で共に学んでいた方々のその後の大きな成功、ご活躍には驚かされます。概念を実践で裏打ちすることによる破壊力と言うのでしょうか、コンセプトを明確にし、突き詰めていく事の大事さを学ばせてもらいました。

時代の変化は最先端の地域文化が担う。

それにしても、一日中土砂降りの悪天候の中、三条通り商店街で催されていたクラフトビールフェスタの賑わいには度肝を抜かれました。京都はここ近年、拘りのクラフトビールを提供するお店が増えて人気を博しているのは知っていましたが、そのイベントにこれだけ多くの人が集まり、結構な長さがある商店街の端から端まで人で埋まり、歩くにも難儀するほどの盛況となって屋台での軽食を楽しみながら、ビールを楽しそうに飲んでいる姿は衝撃的でした。甲子園のビールの売り子の様に首からお手製の箱をぶら下げて歩き飲みを楽しんでいるツワモノも多く見られ、新しい感覚から生み出される文化がムーブメントを起こし、経済に発展するのだと実感、時代の大きな変容を実感することができました。

千載一遇

さて、今回の京都でのメインイベントは、完全にファンの一員となった喜多川泰さんの講演会への参加でした。「千載一遇」と題された近畿縦断、5回連続の講演会では毎回、喜多川氏の著書からテーマを抽出し物語の中に埋め込まれているメタファーについて喜多川氏本人に語ってもらえると言う非常に貴重な機会であり、喜多川小説を読んで涙した私としてはとても楽しみにしておりましたし、これからの残り4回も全て参加するつもりです。今回のテーマは「なぜ、本を読む人は成幸するのか?」と読書の大切さ、その理由を改めて考えて見る機会になり、普段からスタッフや塾生さん達に本を読め!と言い続けており、自分自身でも毎日熱心に本を読む習慣を持っている私にはうってつけのテーマとなっておりました。本への愛に溢れた喜多川氏の講演を聴かれた皆さんは講演のタイトル通り、千載一遇の素晴らしい1日になったのではないでしょうか。

課題図書:書斎の鍵

改めて、喜多川氏が本を読めば成幸する理由を熱い口調で語られておられましたが、もちろん、それは上梓された小説の中でも繰り返し書き綴らられて来たことでもあります。今回の課題図書「書斎の鍵」は一度きりの人生を素晴らしいものにするために本に親しむ書斎を持つことを推奨されつつ、ノウハウ本や実学書ではなく、心を動かされるストーリーを散りばめた小説として書き上げられており、読書が趣味の人が読むと大いに共感するのは当然ながら、普段あまり読書に親しまれていない方でも、感動し、本を手にしようと思う事請け合いです。本当に素晴らしい本なので是非ともご一読される事をお勧めします。以前に書籍のご紹介をしたブログはこちら→書斎の鍵

 

15分の読書習慣が人生を変容させる。

喜多川泰さんが語られた本を読めば人生が変容すると言うロジックは私自身が、ロクに学校にも行っていないどうしようもない不良少年上がりの職人が小さいながらも建築会社を立ち上げて20年近く商売を続けることが出来て、また、建築業界全体を底辺から良くするためにと建築実務者向けの研修事業を全国で行なえる様になった、成功とは言わないにしても、人並みの暮らしが送れて、自分が立てた志を実現しよう取り組める状態になれた、奇跡の様な変化、変容に繋がる実体験と見事に重なり、決して机上の空論ではないと、納得、得心させられる内容で、私が理由を説明することなく闇雲に「本を読め!」と言い続けて来たのを反省させられる素晴らしいものでした。今後は人に読書を進める際、もう少し丁寧にそして熱く語りかけて、一人でも多くの人になるほど!と納得してもらえる様な進め方をしたいと思います。喜多川泰先生、そして千載一遇講演会の主催者、運営グループの皆様、本当に素晴らしい機会を頂きまして、ありがとうございました。心より感謝致します。

今日のアタリマエ

  • 人の成長とは価値観の変化の連続である
  • 価値観の変化とは人との出会いによって生まれる
  • 人は誰もぶっつけ本番で一度きりの人生を毎日死に向かって歩んでいる
  • 一度きりの人生をより良いものにしたいなら、多くの人の人生を学ぶべき
  • これまでの人類の歴史の中で素晴らしい例を学べるのが本である
  • 本を読み、先人達の人生の起承転結を知ることは人生の質疑応答に他ならない。
  • 人は毎日、様々な外的要因によって心を疲れさせる
  • 自分の心を緩める、リセットするのは内的なアプローチにしかない
  • 人生とは毎日の積み重ねの総計であり、日々をよくする以外に人生をよくする方法はない
  • 毎朝、今日1日を大事に、精力的に生きようとするには毎日心に火をつける習慣が必要
  • 心に火をつけるには火がついている人に出会うことが手っ取り早く、効果的
  • 歴史上の英雄、小説の中でのヒーロー等、ワクワクする人生を送る心に火がついた人物に触れることで自分の心にも火をつけられる。
  • 毎日の読書習慣は心に火をつけて、外的要因で疲れた心をリセットして汚れを洗い流す作業になる
  • 一日15分の読書習慣(1日の1%の時間)を持つことで人生の100%をより良いものに変える力を身につけることができる。
  • (毎日)本を読む人は成幸する。

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