リスクにタックル!と「風の陣」

平成30年6月13日 晴れ

朝活!

梅雨真っ最中の神戸ではありますが、今朝は眩しい朝日が昇ってきて爽やかな青空が広がりました。火曜日に引き続き水曜日も朝活の日、ゴルフシーズンも漸く落ち着き今朝も張り切って朝のビジネスMTGへと出掛けました。朝活の後はそのままメンバーの電気工事会社の林さんと1to1セッション、その後はこれもまた朝活メンバーのコンサルタント水田氏と京都亀岡市に赴き新築工事現場の現地視察とドップリBNIの1日となりました。皆様ありがとうございました、ご縁に感謝致します。

未来のリスクにタックル!

今日のBNIビジネスミーティングのメインプレゼンテーションはAIG損保の南迫さんで、自動車保険だけではない損害保険でカヴァーできる様々な保険サービスについて教えてもらいました。店舗の休業補償や労災付加保険など多種多様なリスクに対して予防が出来るとうっすらとは存じておりましたが、腰を据えて損害保険の事を学ぶ機会などそうあるのもではなく、そんなリスクにも対応してるんや!と少し驚きながら学ばせてもらいました。特に、最近よく話題に上るメンタルヘルスリスク、従業員が鬱になるとか、パワハラ、セクハラで訴訟になるとか、顧客情報の流失など、幅広い企業リスクに対応される斗のことで、鬱病で従業員が自殺して1億数千万円の賠償金を保険で支出してもらった例もあるとか、時代の変化と共に損害保険も見直した方がいいと思った次第。そんな南迫さんが紹介されたAIG損保のプロモーションビデオが非常に秀逸です。こちら、

 

話は変わって、、

さて、今日も京都(しかも亀岡!)へと、出張とまでは言わないにしても長時間の電車での移動となりましたが、私の移動時間の友は文庫本で、やもすると電車の降りる駅さえ乗り過ごしてしまいそうになるくらい熱中して読書に耽ってしまうこともあります。もっと言うと電車を降りて徒歩での移動の際も本を読みながら歩いている事も少なくありません。一冊の本を鞄に忍ばせているだけで長時間の移動も、待ち合わせ時間に早く着き過ぎようと、人に待たされようと全くストレスに感じないのは、読書好きのの副産物といったところでしょうか。(^_^)

奈良時代が面白い。

そんな私が現在ハマっているのは高橋克彦さんの陸奥4部作(陸奥3部作が増えた)の最終章で最新刊の「風の陣」で、全5巻の長編小説なのですが、読み進めて読了してしまうのが勿体ない、でも先の展開が気になって読んじゃう、なんてちょっとしたジレンマと闘いながら結局、寸暇を惜しんで読み進めています。夜、仕事を終えて帰宅する際も室町時代の蝦夷の武士が、怪僧道鏡が、恵美押勝が、これから一体どうなるんやろ?とワクワクしながら家路を急ぐくらいですからよっぽどです。(笑)
私はそもそも、歴史物が大好きですが、大体は戦国時代か幕末、明治維新界隈の物語を読むことが多くて、貴族が台頭?していた奈良時代、平安時代の小説はあまり読んだ覚えがありません。しかし、この「風の陣」で後々の日本が武家社会に変容して行った理由を垣間見て、改めて歴史とは古代から脈々と繋がり、互いに影響しあって形成されて作り上げられたのだと改めて感じて、室町時代にも大いに興味を持つことになりました。この時代の小説を何かしら続けて読みたいと思います。

風の陣

現在、第3巻を読み進めており、長い物語も中盤戦に差し掛かり大いに盛り上がってきているのですが、高橋克彦さんの長編歴史小説の特徴というか魅力として、一巻ごとに一つの時代の転機が描かれており、それぞれの巻が一つの独立したストーリーとして楽しめる事があります。このブログの読者の方で高橋克彦さんの世界に魅せられて、これから「風の陣」に取り掛かろうという方にはいささか申し訳無いですが、ここいらで一度、書評というか、読書感想とゆうか、本のご紹介をしておきたいと思います。

https://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss?__mk_ja_JP=カタカナ&url=search-alias%3Ddigital-text&field-keywords=風の陣%E3%80%80PHP文芸文庫&x=0&y=0
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3巻までのあらすじ

時代は8世紀半ば、物語の冒頭は陸奥で黄金が発見され、蝦夷の豪族丸子氏が朝廷に金を献上して官位を授かり、その息子の嶋足が都に出て活躍し始めるところから始まります。折しも奈良の大仏建立の時期と重なり、朝廷も大量の金を必要とし始めた頃で徐々に陸奥に支配の手を伸ばそうとします。武芸に秀で、剣術で手柄を上げることで奈良の都で出世を遂げた蝦夷・丸子嶋足は、都を震撼させた政変・橘奈良麻呂の乱から恵美押勝の悪政の終焉、押勝に代わって朝廷を牛耳る怪僧・弓削道鏡ら、そう言えば歴史の授業で薄く習った記憶がある事件や事変が連続する権力抗争を繰り広げる最中に大活躍します。そんな中、陸奥では官人から人としてのの扱いをされない蝦夷たちの怒りが沸々と湧き始めます。これが後々の阿弖流為、安倍貞任、藤原経清、九戸政実と奈良時代から戦国時代の最後まで累々と長年に渡り続いた日本の中央集権国家と陸奥国に暮らす蝦夷の闘いの始まりとなっている様です。

タイムマシーンに乗っているが如く。

私の場合、高橋克彦さんの小説はゴルフの師匠でもある?読書家のO社長のおススメで初代征夷大将軍の坂上田村麻呂(嶋足が仕えていた苅田麻呂の息子です!)に首を取られる阿弖流為の時代の「火怨」から読み始めました。それで完全にハマって次に手に取ったのが豊臣秀吉に喧嘩を売った男として有名な九戸政実が主人公の「天を衝く」、その次がその両者の間の時代の奥州藤原氏が栄華を極め、源義経が頼朝に追われて奥州に落ち延びてその藤原氏もついに鎌倉幕府に飲み込まれるまでの平安時代の半ばから終焉までの安倍貞任、藤原経清から藤原泰衡が活躍した時代へと続き、最後の4部作目が奈良時代と時系列でいうとあちらこちらの時代に飛びながら、まるでタイムマシーンに乗っているが如く、時空を飛び回っております。これはこれで悪くないのですが、もし、これから高橋克彦氏の陸奥4部作に取り組まれる方は奈良時代から順番に読んでみられたらもっとドラマが繋がって面白いかもしれません、騙されたと思って全15巻にチャレンジしてみて下さい!

おまけ

最後に、書籍の画像を拝借するのにPHP文庫のHPを覗いてみたら作者の高橋克彦氏のメッセージが掲載されていました。17年もの年月をかけて書き上げられたという事への驚きと私がハマる視点の転換、パラダイムシフトの源泉が書かれていたので、ついでに?以下に転載、ご紹介しておきたいと思います。(笑)
私もまだ途中ですが、強くご一読をお勧めします!

著者からのメッセージ

25年ほど前、あるテレビ番組で、伊治呰麻呂(これはるのあざまろ)の存在を知った。呰麻呂が、陸奥を支配する朝廷の役人のトップである按察使を殺した蝦夷であることを知り、衝撃を受けた。

ほとんどの日本人は呰麻呂が朝廷に叛旗を翻した逆賊だと思っているだろう。しかし東北出身の私は、その見方に憤りを感じ、呰麻呂に、火を熾す風のようなイメージを抱いた。東北の歴史が呰麻呂からスタートしているような気がして小説にしたいと思った。

「呰麻呂」ではイメージが悪いので、「鮮麻呂」という字をあてた。物語の前半をリードする人物を、官人として都で出世した蝦夷・丸子嶋足にしたのは、鮮麻呂をあえて脇に置いて都を書くことで、逆に鮮麻呂がいる陸奥を浮かび上がらせようとしたのである。

執筆開始は1993年なので、脱稿するまで17年間、嶋足や鮮麻呂と向き合っていたことになる。「完」と記したときは感無量で、涙が出た。終わったという安堵感と同時に、鮮麻呂の台詞をもう書けない寂しさを味わった。

「風の陣」シリーズは、私が取り組んだ蝦夷四部作のうちの第一作。この後に阿弖流為が主人公の『火怨』が続く。鮮麻呂同様、古代東北に旋風を巻き起こした男の話である。

このシリーズには、時間をかけた分だけ思い入れが強い。嶋足と鮮麻呂は、私の小説家人生の大半を共に歩いてきた、かけがえのない友のような気がするのである。

高橋克彦
出典:PHP文庫HP

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