JUGEMテーマ:日記・一般
今日も神戸は爽やかな青空が広がりました。
世間様では3連休のようですが、(相変わらず)わたくしみっちりとお仕事です。(苦笑)
ま、お嬢も部活があるとかで学校に行きましたし、普段通りの暮らしで良いのでは,と思いつつ、絶好の行楽日和に心は少し揺らぎましたが、なんとか誘惑に打ち勝ちせっせと現場廻りに励みました。
夕方からはお施主様がお住まいのマンションで着工中のEM珪藻土と桧と杉の無垢フローリングを使った自然素材リフォームの現場と向かいました。
(高校の後輩でもある)O西左官がせっせと塗り上げた塗り壁の仕上がり具合の確認と今後の工事の段取りの打ち合わせです。
新築でもリフォームでも大活躍の左官アーティストO西、今回も良い仕事をしてくれてました。(笑)
長い廊下は櫛引柄で空間に奥行きを持たせたり、
洋室はざっくりとランダムな鏝ムラをつけて遊び心を持たしたり、
全体的には珪藻土の質感を生かしたナチュラルでシンプルな抑えめの仕上げなど、
匠の技を遺憾無く発揮してくれていました。
さすが提案する左官です。(持ち上げ過ぎか、、笑)
今日で壁の仕上げは一段落で、来週1週間工事は中断させて頂きます。
お施主様に無理を聞いて頂いて、珪藻土の壁の水分がある程度抜けてから無垢材のフローリングを貼る工事に取りかかる工程を組ませて頂きました。
お住まいながらの工事という事で、本来ならば出来るだけ工期を短縮するべきなのですが、湿気を吸収しやすいマンションでの自然素材工事という事で、もしもの事を考えて珪藻土塗りのの工事を先行、乾燥期間をおいてからフローリング工事をさせて頂けるようにお願いをしました。
工事が長くなるご不便は十分承知の上で、という事なのですが、お施主様には気持よく了承して頂けました。
A様、ご理解頂きましてありがとうございました。
ご不便をおかけする期間が長引いてしまいますが、床の工事も宜しくお願い致します。
なかなかこんな無理なお願いをするリフォーム会社も無いと思いますが、私自身の経験として、今まで長年現場で作業をしてきた中で、塗り壁の湿気を吸って、あり得ないくらいにフローリングが伸びてお引き渡しをした後でお客様に大変なご迷惑をかけてしまったこと等もあり、マンションで珪藻土とフローリングを同時施工するときは細心の注意を払うようにしています。
あまりに慎重に言うものですから、そんな事他社では言われない、とお断りされてしまう事もありましたが、、(涙)
しかし、フローリングと言っても無垢材は原木を切り出しただけの材料ですので、急激に水分を吸い込むと思いの外膨張するものなのです。
珪藻土の販売元の担当者さんによると皆さんふつーに同時施行してますよー、と、言っておられたようですが、他所はよそ、すみれはすみれ、という事で自分の現場での経験則に従うことにしています。
大体、塗り壁を先に仕上げると、床は張りにくいし、幅木の取り付けはきれいに納めるのが非常に難しくなります。
特にマンションではコンクリートの躯体に木製の幅木をそのまま圧着しなければならない箇所もある事から、床に不陸があると幅木の取り付けを鉋で削り合わせないとならなくなり、大工に言わせるとあり得ない施工、と言われる方もおられるかも知れません。
しかし、お住まいのお宅で工事をするリフォームでは、やり易い、やりにくいという判断基準よりも、もっと重要な基準があると思うのです。
その判断基準をよく理解した職人が施工出来るのが、大工を正社員として雇用している私たちすみれの強みであると思っています。
そんなこんなで、担当となるスタッフ佐藤君にはネチネチと良い仕事を頑張ってもらいましょう。(笑)
健康は家からと、化学物質が入っていない材料での内装に関心を持つ方がずいぶん増えて来ましたし、これから益々増えてくると思われるマンションでの自然素材リフォーム、本当は難しい工事でもありますが、確実でしかも出来るだけお客様への負荷が少ない施工を心がけて進めて行きたいと思います。
それにしても、EM珪藻土の空気感、ビニールクロスとは全く違います、超おススメですよ。
すっかりセールストークのようになりましたが、実際にお住まいになられているお客様の声でもありますので、今日のところはご勘弁を!(笑)
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私たちすみれ建築工房は
『建築業を通して地域社会に貢献する』
を理念にモノづくりの本質を守り、
『設計、施工の内製化、作り手の地位向上』
をミッションとして日々社業に励んでいます。
2.EM珪藻土と山崎の無垢杉材を使った自然素材の新築住宅。
3.21日完工システムでこだわりの繁盛店を作る店舗デザイン施工。
を神戸の西の果てで誠心誠意の自社設計・施工で行っています。
最後までお読み頂き感謝します。