JUGEMテーマ:日記・一般
日曜日。
最近は毎週日曜の午前中は基本的に仕事は入れずにもっぱらランニング等の運動をしたり、自分を見つめたりする『刃を研ぐ時間』に時間を割くようにしています。
そして昼にシャワーを浴びて食事をしてから出勤。
というのが毎週のパターンなのですが、今日は昼からの予定も入っていなかったので久しぶりの1日オフを頂きました。
というのも、昨日珍しく、すみれママ☆が、「明日私も一緒にウオーキングしよっかなー」と言い出した事も有り、それでは、と奈良県桜井市の大神神社のご神体である三輪山に山登りに行こうかと言うことになったのです。
一年間にに何度も訪れる大好きなこの神社、行くと身体が軽くなって気持ちがスッキリとするという、私たちにとっての最強のパワースポットです。
冬に差しかかったこの季節はいつもより一層空気も澄んで、ご神体である三輪山の中に足を踏み込むと八百万の神の存在を近くに感じる事が出来ました。
少し汗ばむくらいの良い運動にもなりましたし、色々な話をしながら歩くのは本当に楽しいもので、いつもの一人ストイックに走るのとは大違い。
とてもいい時間が過ごせました。
珍しいツーショットなんか撮ってもらったりなんかして、すっかりご満悦です。(笑)
話しながらの山登り、とはいえ厳かな空気の参道を登っていると頭の中ではいろいろと考えが巡るもので、お題目はそんな中で閃いた、というか繋がった今日の気付きです。
山を登るとき、いつも考えてしまうのは、『なんの為に』という自分自身への問いかけです。
それは、実は山登りの時だけではなく、仕事をしていても実務の作業を離れ、一人考える時間が出来たときに常に浮かんでくる自分の中の永遠の大命題であるのですが、やっぱり今日も頭の片隅にずっとこびりついていました。
(長くなるので、笑)その答えはさておき、最近読んだ本の中に、書いてあった一節に、
『哲学とは何の為に生きているかを求める事である』
というような事が書いてあり、なるほど、と思ったことが有りました。
Wikipediaの文章から引用すると、
学問としての哲学で扱われる主題には、真理、本質、同一性、普遍性、数学的命題、論理、言語、知識、観念、行為、経験、世界、空間、時間、歴史、現象、人間一般、理性、存在、自由、因果性、世界の起源のような根源的な原因、正義、善、美、意識、精神、自我、他我、神、霊魂、色彩などがある。一般に、哲学の主題は抽象度が高い概念であることが多い。
と有りますが、確かにこれらのお題目を扱う根源はというと、人は何の為に生きているのか?
という疑問から派生しているような気もして、言い得て妙、というかとても分かり易い良い括り方だと感心した次第です。
そして、なんの為に?という問いは実は会社の中で私がスタッフに対して何年も繰り返し問い続けてきた質問であり、仕事に対する目的をはっきりとさせる為に今でも事あるごとに口にしています。
それは、スタッフに哲学を学ばすような意識では全くなくて、私の場合、完全にマーケティングの視点からの問いかけでした。
私たちのような脆弱な経営資源しか持たない企業が商売を成り立たせるには、顧客からの圧倒的な信頼を積み重ねるしかない。という原則論に基づいて、会社を継続していく為にはクライアントの求める満足をスタッフが働く目的に据えなければ成り立たないというとてもロジカルな理由からでした。
しかし、そのアプローチは人としての根源的な在り方や、生き方を考える哲学に通じているのだと、木漏れ日の射す参道を上りながらふと気付いたのです。
マーケティングという言葉が一人歩きして、金儲けの為の手段のような印象を持たれている風潮を感じる昨今では有りますが、そうではない原理原則に基づいた考え方の一つなのだと改めて確信して、今まで沢山の諸先輩に教わって来た事柄が全て一つの線で結びついた気がしたのです。
マーケティングとは哲学なのだと。
思い切ってお休みをとって良かった~、(笑)
今日のきっかけをくれたすみれママ☆、私がいなくても働いてくれているスタッフ、また、私の回りくどい問いかけに答えてくれているスタッフやいつも学びを与えて下さるご縁を頂いた皆様にこの場を借りて言っておきたいと思います。
『ありがとうございました。』
そして、さすがのパワースポットにも感謝ですね、
深謝。
それにしても、まほろばの里の夕日はいつも美しい。。。
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私たちすみれ建築工房は
『建築業を通して地域社会に貢献する』
を理念にモノづくりの本質を守り、
『設計、施工の内製化、作り手の地位向上』
をミッションとして日々社業に励んでいます。
2.EM珪藻土と山崎の無垢杉材を使った自然素材の新築住宅。
3.21日完工システムでこだわりの繁盛店を作る店舗デザイン施工。
を神戸の西の果てで誠心誠意の自社設計・施工で行っています。
最後までお読み頂き感謝します。