目的と手段についての考察 vol.17 ~目的への決意~

 JUGEMテーマ:日記・一般

雨の丹波。
今日は久しぶりに建築の専門的な研究以外の勉強に出掛けました。
丹波にある体験型農家レストラン 三心五観さんへ、
http://www.3shin5kan.com
丹波ってずいぶん山の中に行くようですが、神戸からだとせいぜい車で1時間とすこし、実はなんて無い距離ではありますが、神戸の街中とはずいぶん様子は変わります。
幾重にも重なる山々に囲まれた盆地には田んぼや畑が広がり、その周りには昔ながらの里山が残っています。
山には猪や鹿がそこいらを駆け回り、それを撃って食する事もこのあたりは今でも日常の一部とのこと。
神戸から移り住んだオーナーは自ら無肥料無農薬の農業をしながら体験型のレストランを営み、子供達に命をいただくことの有り難さと素晴らしさを感じてもらえるように、と言われる藤本さん、爽やかながらも強さを感じる青年オーナーでした。
薪ストーブの香ばしい香りと暖かさに包まれながらお話を聴かせて下さったのは、自然食界のきみまろ事、船越康弘さん。
 
岡山のWARA倶楽部という一日たった2組だけという宿を営まれながら、自然食に限らず、衣食住、そして医療についての講演で全国に引っ張りだこという凄い人でした。
 
WARA倶楽部はこんなところ、→http://wara.jp/waraclub/
座談会と言う名のイベントでざっくばらんに話される船越さんのお話はわかっている(つもりの)コトをもう一度正面から突きつけて、本当にやっているか?と、真剣に問われているような気持ちになりました。
特に、未来に対するアプローチについては、本当に環境に対する負荷を軽減せずに人類がこのまま進んで行ける訳が無い、資源は有限であり、人間の欲望を満たす事を続ければあっという間に地球の資源は破綻する事は目に見えているが、それでいいのか?と、厳しく問われた気がしました。
動植物、あらゆるものが命を受けて生きている以上目的があります。
その目的の究極は種を守る事です。
私たちが、地球の環境を汚染して、有限の資源を必要以上に早く大量に消費していることは種を守る本来の目的から逸脱している行為なのは科学者でなくても簡単に理解出来る事だと思いますし、私自身も良く分かっている(つもりです)。
で、行動しているか?と。
子供達の未来がどうなってもいいのか?と。
深く考えさせられました。
氏曰く、まずは決意する事だと、それは自然食を摂るとか、自分と家族だけ健康になればいいとか、そんな事ではなく、この世に生を受けて何の為に生きているのかという根源的な問いに真摯に答える事ではないのか、とのことでした。
健康は目的ではなくあくまで手段に過ぎず、その健康を手にして何をすべきなのかという自分自身に対する問いの答えを真摯に探すべきではないのか?
冷蔵庫に賞味期限ギリギリの牛乳と、まだ期限まで日にちがあるものとがあれば躊躇無く期限切れの早いものから手にする。
しかし、スーパーに並んでいる牛乳は賞味期限の短いものには手を出さずに賞味期限が長いものを選んで買い物をする。
賞味期限が切れたものは廃棄物となり環境に負荷をかける事が分かっていてもそうする自分はどうなのか?
そんな話を聞いて、何の為に、という問いは自分自身の在り方に対する問いでもあり、全ての行動にその答えを整合させることが幸せという概念の根本になるのでは無いか、という風に感じました。
決意する事。
経営者として、親として、夫として、そして人として、もう一度私自身の生きる目的について良く考える事にします。
今日も素晴らしい学びと気付きをいただけた事に心から感謝をします。
ご縁って本当に素晴らしい、
ありがとうございました。
心謝。
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3.21日完工システムでこだわりの繁盛店を作る店舗デザイン施工。
 
を神戸の西の果てで誠心誠意の自社設計・施工で行っています。
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