無常の繰り返し。

JUGEMテーマ:日記・一般
今朝は(諸事情あって)いつもより少し早起きな朝を迎えました。
東の空から太陽が昇ってきたときは雲一つないただひたすら蒼い空が日の出と共に赤く染まっておりましたが、日が昇りきる頃には薄化粧をしたような雲が南の海の方から伸びて来てました。
わたしは(建築業という仕事柄、)基本的にピーカンに晴れた日が好きです。
通り雨も絶対に降りそうも無い、何の心配もいらない空がやっぱり安心出来るのです。
しかし、最近は雲一つない晴天よりも少し雲が出ている方が空はきれいな気がして、いいなーなんて思ったりして、、中年も佳境に入って来て少し趣味が変わって来たのかもしれません。
とにかく、きれいな空でした。

今日は(久しぶりに)一日中事務所に籠り溜まりに溜まったデスクワークに没頭しました。
来客の予定も比較的少なく、ずいぶん固まったままだったタスクを動かす事が出来た気がします。
たまにはこんな日もないとね、、
しかし、事務所に一日中いると、ありがたい事にいろんな人がやって来たり、いろんな電話がたくさんかかってくるもので、それも非常に厳しい事だったり、とっても嬉しい事だったり、アゲることやサガることが同時に沢山、しかも絶え間ない波の様に押し寄せて来るようでした。
まるで人生の交差点にいるような感覚、とでもいうのでしょうか。
慌ただしく鳴り続ける電話をとったり、会話を聞いたりしていると建築という、人々の人生にとって最大かもしれないくらいの非常に大きな買い物を扱うことはそこに住まう人たちの人生に深く関わっているのだという事を改めて感じました。
結婚を機に新居を構えたい、
家族が増えたから引っ越したい、
子供が大きくなったからリフォームしたい、
おばあさんが心配で二世帯住宅に建て替えたい、
昔からの夢を叶えて独立開業してお店をつくりたい、
お客様から問い合わせは、それぞれ人生のステージに何かしらの変化がありその解決であったり、挑戦であったり、夢や希望を叶える事であったりする訳です。
そのお手伝いをするのが私たちの仕事な訳ですが、、
改めて非常に重い責任を背負っていることを目の当たりにした気がしました。
そんな中、現場からのスタッフがかけてきた電話をとって話しているのがふと耳に入りました。
聞くとはなしに聞いてしまった自分の耳を疑いましたが、その電話をおいたスタッフが私に告げたのは、長年懇意にして頂いていたクライアントが今朝突然お亡くなりになったとのこと。
その方は、今のお仕事の前は自分で起業された会社を大企業に育て上げ、株式を売って財を成されたという私にしたらクライアントではありましたが、それ以上に大先輩の経営者であり、夜中によく話しを聞かせて頂きいろいろと学ばせて頂いた覚えがあります。
その方からは昨年の年末からも色々と相談を頂いており、そろそろご連絡をしなければ、と思っていた矢先の出来事でした。
相変わらず、人生は無常であり、無情。不条理に満ちあふれているようです。
まさか、2年も続けて1年のはじめの月にかわいがって下さった先輩経営者がある日突然、急逝されるなんて、、
あり得ません。
諸行無常 是生滅法 生滅滅已 寂滅爲樂
カタチ有るものは全て壊れ、無くなっていく。
そこにあると思うから無くなった時に苦しんだり悲しんだりするのであって、そもそも全てのモノはそこに無いもので、ある事こそが幻想のようなもの。と仏教は説いています。
そんな事がすっかり理解出来る程、悟りを開いている訳も無く、今の私には驚きと悲しみしかありませんが、こんな事を繰り返し体験していく事によって、無常という概念を身につけていくのかもしれません。
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰のことわりをあらはす。奢れる人も久しからず、唯春の夜の夢のごとし。たけき者も遂には滅びぬ、偏に風の前の塵に同じ。
U様、心からご冥福をお祈り致します。
安らかにお眠りください。
いままでの長い間ありがとうございました。
深謝。
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『建築業を通して地域社会に貢献する』
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