清明。

JUGEMテーマ:日記・一般 

桃の節句。
春の代名詞のように思っていましたが、まだ結構寒いものですね、
このところの日曜日は少しゆっくり目にランニングに行くようになってしまっていましたが、暖かくなってきた事もあり、昼からの仕事の都合もあり今朝は夜明け前に起き出しました。
未だ暗いうちに身支度を整えていつもの筋トレなどのルーティンを済ましてから勢い良く飛び出して、電車に乗り込んだ頃にはお天道様が雲の隙間から遠くの海を照らしていました。
向った先はいつものお山。
参道にそびえる巨大鳥居をくぐった先はすっかり私の信仰の対象となりつつある大神神社。
週に一度のランニング・ウオーキングの代わりに昼からのお仕事がこの近くという事で、昨夜遅くにふと思いついてご神体登山をする事にしてみました。
毎週走る事が目的ではなく、2時間以上の有酸素運動をして身体の代謝を上げる事が目的ですので、これで十分に目的を果たせますし、来たかったお礼参りも出来るということで早起きした価値は十分です。(笑)
山門をくぐると少し空気が変わり、なんだか神妙な気持ちになるから不思議です。
何がいいのかは良く分かりませんが、初めて来てからこの空気感に見せられて事あるごとに通っているのは間違いありません。
時間が早めだったからか、いつもより参拝者も少なめ、気持よく参る事が出来ました。
よく考えてみたら、大神神社のご神体である三輪山に一人で上るのは初めてでした。
廻りの人が一人で登ってきたよ、というのをよく聞いていたので何となく自分も一人で登った事があるような気がしていましたが、(意外にも)いつも家族と一緒だった事が判明。
良く付き合ってくれているものです。(笑)
改めて、家族の理解に感謝する事しきりでした。
初めての一人入山は少し寂しい感じもしましたが、毎週一人で河川敷を黙々と走っている事に比べればずいぶん気持ちの良いもので、また一段と荘厳さをます空気を吸い込みながら時折顔を出すお天道様が作り出す木漏れ日の中を気持よく登りました。
ご神体の中に入って行って感じる空気感はまさに清明。
二十四節気の清明はツバメがやってくる頃ということでひと月先になりますが、季節感とは関係なく、この場所は万物が清らかで美しい様を表しているように思いました。
その感想はただ私だけが受けた印象ではなく、三島由紀夫がこの聖地を訪れた際に書き残されて、碑文として狭井神社の鳥居の側に残っています。
三島氏が残した言葉は、
「大神神社の神域はただ清明の一言に尽き、神のおん懐に抱かれて過ごした日夜は終生忘れえぬ思い出であります。
また、お山に登るお許しも得まして、頂上の太古からの磐座をおろがみ、そのすぐ上は青空でもありますから、神の御座の裳裾にふれるやうな感がありました。東京の日常はあまりに神から遠い生活でありますから、日本の最も古い神のおそばに近寄る事は、一種の畏れなしには出来ぬと思っていましたたが、畏れと共に、すがすがしい浄化を与へられましたことは、洵にはかり知れぬ神のお恵みであったと思います。」
言い得て妙、と、戦後の日本で大活躍した文豪?に対して私ごときが言う言葉ではありませんが、ご神体に入山しての感想はまさにこのとおりでした。
(三島由紀夫に対する好き嫌いは別として、)さすがノーベル賞候補にも上がった作家だと感心した次第です。
残念ながら私は無宗教なのですが、三輪山に登る度に自分のちっぽけさと自然の偉大さを感じずにはおられません。
そして今回初めて一人でお山に登って心の中から自然と込み上げて来たのは『感謝の念』
神に触れてお願いするのではなく、今ここにいることに対してありがたい、ありがとうという想いで一杯になりました。
今回、ご縁を頂いて奈良に呼んで頂けたことに心から感謝致します。
深謝。
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