坂の上の雲の街の坂の下で思ったこと。

JUGEMテーマ:日記・一般 

一週間の立ち上がりにふさわしい快晴の朝になりました。

今日は海を渡って四国は松山へ、
相変わらずの弾丸出張です。
月曜日ということで、朝の業務の引き継ぎや指示に時間を取られ出発はまたしてもギリギリとなってしまい舞子駅から遥か高いところにある高速道路のバス停留所まで全力疾走してしまいました。
ゼイゼイ、ハアハア言いながらも何とか高速バスに乗車させてもらうことが出来たのは間違いなく日頃の鍛錬のお陰さま、新幹線の階段で足が動かなくなりもう少しのところで乗り過ごしてしまうという衝撃の事件から約2年が経ち、体力づくりに励んできて良かった!と心底思いました。もっと余裕を持ったタイムマネジメントをしろよ、という声も聞こえて来そうですが、、(笑)
ま、絶対に無理や、と、思う状況をなんとかするにはやっぱり最後に体力勝負という事なのでしょう。
ドタバタとした勢いのまま松山市に到着してそのままクライアントと合流、新規出店のお店の物件調査に夕方までビッシリとかかり、その後はそのままヒアリングと打ち合わせ。
全国のクライアントから聞かせて頂いた『お客様の声』や最近の顧客動向をまとめて、この場所で出店するにあたってのマーケティングに参考にして頂けるように、とお伝えしてきました。
同じ業態で仮説と検証を繰り返した後の実際のデーターほど参考になるものはありません。
沢山の方とのご縁を頂いたそのことをさらに価値に変えて活用することにより、新しいご縁を繋げて行く力を身につけていき、またクライアントに喜んで頂けるお店づくりをすることが出来る。
私どもとご縁を頂く大勢の皆様と一緒に正のスパイラルを作っているような不思議な感覚です。
新しい店舗の商売繁盛をイメージしつつ、いいご提案を出来るように頑張りたいと思います。
打ち合わせを終えた頃にはすっかり日も沈み、残念ながら、前から来て見たかった松山市内を観光をする時間はありませんでした。
ま、旅行じゃないのでアタリマエですが、、
松山と言えば『坊ちゃん』の街というイメージかありましたが、実際に来てみると『坂の上の雲』の街という方が強く印象に残りました。
TVドラマになって毎年年末に特別放送とかいって大々的にコマーシャルされるので、幅広い層に認知も広いかも知れませんが、あんな固い小説がこんなにも街に影響を与えるのだと少し驚いてしまいました。
ま、私もずいぶん熱心に坂の上の雲を読んだ口なので一応、秋山兄弟生誕の地を訪れてみたりもしておきましたけど、、(笑)
司馬遼太郎氏は史実に基づいて小説を書いた、とその本の中に書いておられました。
確かに日本海海戦の様子等は小説というよりは(意図的に)記録を読んでいるような描写になっていたのを覚えていますが、司馬氏の明治という時代に対する主観的な解釈もあったのかな、とおもったのが読み終えた後の感想でした。
その辺りを考えると坊ちゃんとはずいぶん違うと思うのですが、そんな思想が入った小説を私が思っていたよりもずっと大々的に街を上げての認知活動として取り組んでいることに驚きと共に若干の違和感を感じたりもして、、
そして、松山の若者は『坂の上の雲』の原作を読んでいるのか?という疑問も。
ちなみに、ジャコ天とジャコカツのお店のアルバイトの学生さんはTVではちらっと見たが原作は全く、手に取ったことも無いと言っていました。
私の知り合いにもおられますが、近隣の外国人から見ると決してその小説は史実とは言い難い、という方もおられますし、嫌いだ、とはっきりと言われる方もおられます。
古き良き、強かった日本へのノスタルジーだと。
地元の英雄を大事にすることはとてもいいことだと思いますが、松山の若者には外の世界に出てそのことについてしっかりと自分の意見を言えるように細かな部分まで知っていてもらいたいと思いました。
大まかに知っているだけではそこに書かれている思想というデリケートな部分について全く知らないことになってしまいますね。
イデオロギーの時代は終わったと言われて久しいですが、そんな時代だからこそ若者には(是非は別として)近代の日本人の思想に触れておいて欲しいと思います、
仕事を終えた後、坂の下をウロウロと歩きながらそんなことを思いました。
オッサンくさいすね、、(苦笑)
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