何のために家を建てるのか。

JUGEMテーマ:日記・一般

まさに五月晴れ!

五月というにふさわしい素晴らしい天気に恵まれた日曜日となりました 。

絶好のドライブ日和と言うわけではありませんが、今日は朝から車に乗り込んで福山へと向かいました。

先月お引き渡しをしました新築物件の1ヶ月目のメンテナンス訪問にかこつけて竣工記念のパーティを催されたオーディオルームでのミニコンサートにお邪魔してきました。

個人住宅にあるオーディオルームというはあまりにも本格的なその部屋ではグランドピアノとドラムセットそしてベースの生演奏が行われ、近隣からたくさんの方が来られていました。

日曜日の昼下がり、生演奏のジャズを聴きながらゆっくりとした時間を楽しむことができ、仕事というにはあまりにも心地良い時間を過ごさせていたきました。(笑)

F様この度はありがとうございました。

またゆっくりと訪問させて頂きますので、次は大画面のプロジェクターでの映画鑑賞をさせて頂きたいと思いますのでその際はよろしくお願いいたします。

さて、お題目は今日のお引き渡し後の訪問にで感じたことです。

家を建てる、もしくは建て替えるという理由は人それぞれ、様々だと思います。

ミニコンサートでのジャズの生演奏を聴きながら、私たちはその『何のために』という問いに対して真摯に向き合うことが何よりも大事なことではないかと改めて思ったのです。

気密性、断熱性、デザイン、使いやすさ、心地よさ、健康への負荷軽減、省エネ、そしてイニシャルコストやランニングコストなど住宅に対する価値観はいろいろあります。

私たち建築を生業にしている者にとってはそのすべてが重要でありいかにバランスをとってお施主様にとってのいいものを作り上げるかというところに焦点を合わせてしまいがちです。

しかし、実際に家を建ててそこに住まうお施主様の立場から考えるとそんな基本性能など実は些細なことであり本当に大事なのはそこでどんな暮らしができるかということだと思うのです。

家を建てることに意味はなく、その家で楽しむことに意味がある。
現代マーケティングの第一人者と言われるコトラー博士は『モノ』ではなく『コト』の時代になると繰り返し言われました。
マーケティングというのはやはり顧客が何をしたいかを探し当てることが全てではないか?と改めて感じたのです。

そう考えると私たち建築会社の場合、マーケティングの真髄というのは引渡した後の現場にあるということなのかもしれません。

欲しかったのは子供たちがたくさん集まって幸せな笑顔があふれる家。

好きな音楽やオーディオに囲まれて楽しむ家。

もしそれがお施主様の答えなのだとすれば、我々は絶対に答えを持っていないことになります。

住まう人の価値観によってその答えは大きく変わると思うから、、

創業当時、すみれの工事現場のシート歳に書いていたスローガンは、

『夢の実現のお手伝い』

というものでした。
今もその基本姿勢は何ら変わっていないと思っています。
そう考えると私たちが創業当時に掲げていたごく素直な気持ちから出たコンセプトはあながち的外れではなかったようです。

これからも、モノづくりの本質というものを見据えながらお客様のすぐ側にあって一緒に家をつくっていく、そんな姿勢を守り続けたいと思います。

お施主様はなんの為に家を建てるのか?
その問いに対する答えを探しながら。
マーケティングの基本は顧客の声を聞くこと。

今日もまた、お客様に勉強させていただきました。

F様、本日はお招き頂きまして本当にありがとうございました。
心から感謝します。
深謝。

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