(知らないとヤバい)住宅ローンの6つのポイント。

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盛岡の朝は思ったより寒くありませんでした。
今日は昼からの予定がぎっしりで、朝一番の新幹線で帰神する予定となっておりました。
遅れてはなるまい、という緊張感からか、5時台から目を覚ましてしまい、ホテルのベッドの上でいつもの筋トレとストレッチをしてから散歩がてら大通りから盛岡駅まで歩きました。
残雪が残る南部片富士(←進藤さん、あってる?)を見ながら澄んだ空気の中を気持よく帰途につきました。
盛岡駅前で、何年か前に夢中で読んだ新渡戸稲造翁の銅像にご挨拶。
きっとまた、近いうちに来ますので。
早起きはなんとやら、と言いますがスタートダッシュが功を奏して新神戸駅に降り立ったのはなんと昼過ぎ。
そのまま異人館を抜けて北野町の現場を皮切りにあちこちの着工中の現場に立ち寄ったり、明日のイベントの設営を見に行ったりとみっちりと実務に励みました。
なんか、儲かった気分です。(笑)
さて、お題目は夕方頂いた一通のメールから。
その方は3年程前にすみれで家を建てられました。
住宅ローンの選定や銀行への橋渡しは弊社の熱心な住宅ローンアドバイザー(笑)がお手伝いさせて頂いて、その当時最善と思われる住宅ローンを組んで頂きました。
今日頂いたメールには、その当時組んだ住宅ローンの金利は低かったけど、今はもっと下がっていて、その他の条件が良くなっておるようですがなんかいい方法ないですか?
とのこと。
私たちは常にその時の最善の選択を考えてご提案しています。
そして、基本は将来に出来るだけリスクを残さないような住宅ローンの選択をおススメするので、ローンの決済が終わったあとで検証することはあまりないのが実際のところです。
メールを頂いたオーナー様もその当時、ご提案したローンが審査を通ってずいぶん喜んで頂いて、あり得ない金利の低さです!と言う感じでした。
その当時、確かフラット35が3.5%ぐらいだったのが兵庫県産木材特別融資を使って1.9%で25年の固定金利制のローンを組んで頂きました。
が、しかし、、
現在のその特別融資の金利はなんと1.1%になっています。(3月まで1.0%でした、)
しかも、25年しか組めなかったのが、(長期優良住宅の認定取得で)35年間で組める様になっているのです。(最後の10年は2.1%)
最近すっかり慣れてしまっていましたが、よく考えると夢のようなありない住宅ローンです。
こうして並べてみるとたしかに悔しい思いをされてもしょうがないような大きな変化ですね。
4月に発表された日銀の異次元金融緩和の影響で長期金利が上昇のトレンドになっているとの報道がありましたが、どちらにしても今が底の底、これからは景気回復の動向に拘らず金利は上がって行くと考えた方が良さそうです。
その当時、銀行のローン担当者に聞くと、10人中9人が変動金利を選択しています、と言っておられたのを思い出して、昨今のニュースを見て、借り入れの全額を変動金利で借りられた方は不安で一杯なのでは、と思いましたが、残念ですが銀行だけの説明で住宅ローンを組まれた方は金利のシクミもリスクもしっかりと把握している方はほぼおられません。
銀行は金利で利益を出す組織なので、利息がつかない賞品は進めたくないのが本音だからです。
1%の金利変動で支払額が300~400万円変わるなんてざらにあることですので、住宅取得を考えておられる方はこの辺りは慎重になってもらいたいと思います。
という訳で、私が住宅ローンアドバイザーの立場で提案している内容を以下に転記しておきます。
分からないことがあれば、お気軽にご相談下さいね。
***ここから転記***



住宅取得にかかる資金計画についての6つのご提案。

2013年5月

有限会社 すみれ建築工房

代表取締役 高橋 剛志

 

住宅ローンの選択について基本となる考え方と仕組みを以下にご紹介致します。

たった1%の金利違いは月々の返済にしたら微々たる物ですが、12ヶ月を35年間繰り返して返済すると、420回もの返済となります。簡単な選択で銀行に奨められるままに契約するにはあまりにも大きなリスクを内包します。

人生で一番大きな買い物といわれる家づくり、最善の方法で取得して新居に住んだ後の生活を幸せいっぱいの暮らしにして頂きたいと思います。以下の情報が少しでもご参考になれば幸いです。

 

 

1.     
金利について実質金利と基準金利

ローン審査は基準金利で行います。現在(2013年度)、3.5%の固定金利での試算を審査基準としており、銀行では返済比率を年収に対して35%を目安として融資を行っております。

私共が推奨しておりますのは、実際の融資での返済比率を年収に対して25%以下に抑えて、日々の生活に余裕を持って生活して頂きたいと思っております。

 

2.     
返済比率で住宅ローンを選択する

期間が短いほど金利の支払いは少なく済みます。ただ、大事なのは長期に渡っての安心を担保できる計画だと思いますので、借入額を決めるのは支払い総額でも、買いたい土地や建物に合わせた計画ではなく、あくまで毎月の余裕ある暮らしを実現する返済の比率を中心にお考え頂きたいと思います。

 

3.     
固定金利と変動金利の選択

景気対策として日銀への超低金利政策の延長を政府が求めている現在、これ以上ないくらいの低金利で住宅ローンの借り入れが出来る状況が続いておりますが、政府が行っている景気回復への経済対策は通貨の流通量を増やし、消費者物価指数を押し上げる緩やかなインフレを起す事を目指しております。株価の回復も現実となった今、日本の金融市場は長期金利を押し上げてきております。

景気回復への状況次第ではありますが、固定金利での安定感、安心感が魅力を感じる局面の気がします。

 

4.     
元利均等と元金均等、元金と金利の違い

当たり前ですが、金利は元金に対して掛かりますので本来、借り入れ当初から返済が進むにつれて段々と元金が減っていき金利は減少していく事になります。(元金均等)しかし、ほとんどの住宅ローンは金利と元金を合わせて初めから返済終了まで同じ金額で返済の計画を立てます。(元利均等)また、同じ金額を返済するにしても金利が高くなると返済当初は元金よりも金利をたくさん返済して、元金は返済が進まないような関係になります。低金利のうちに元金をたくさん返済しておく事はとてもメリットがあると考えられます。

 

5.     
違うローンを組み合わせるメリット

景気に対する先行き不透明感も払拭できない現在の状況では、超のつく低金利のうちにたくさん返済を進めることと、リスク回避のために固定金利をバランスよく組み合わせる事をお奨めします。

少々面倒ではありますが、返済プランに合わせて割り振りも出来ますので、2つのローンを組み合わせて融資を受けることもご検討頂くべきだと考えます。

 

6.     
金利優遇等の政府の支援策について

政府の景気対策と、省エネ住宅の取り組みを兼ねて長期優良住宅へ対応したスペックの住宅であれば、フラット35Sでの融資においての金利優遇と合わせて130万円の補助金を受けることが出来る制度があります。(認定戸数のみ)

金利の優遇、税制の優遇、ランニングコストの減少などを勘案すれば長期優良住宅は十分にメリットはございます。

そのほかにも兵庫県産木材利用の特別融資(金利1.135年固定)など、とてもお得な助成制度もございます。

 

以上の6つのご提案をお聞き頂き、住宅ローン契約を見直されて800万円もの金利差額を得られた方もおられます。

一見解り難い支払い総額の増減は新居に移られてのライフスタイルに大きな影響を与える事になります。

銀行の立場ではなく、(銀行と利益が相反する)借り入れる側の立場に立った返済計画と、決して難しくない住宅ローンのシクミをご説明しております。是非6つの提案の詳しい内容を説明するお時間を頂ければと思います。

***転記ここまで***
マニアックな内容でスミマセン、、
すみれでは定期的に資金計画セミナーも行なっておりますが、個別のご相談を頂いた方が具体的なローンシュミレーションを見て頂きながらご説明しますので分かりやすいと思います。
ローンアドバイス、銀行等の紹介は完全無料のサービスでやってますのでお気軽にお問い合わせ下さい。
ホームページはこちらをクリック↓
    
    http://www.sumireco.co.jp
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全ての人に快適な住環境を提供したい! 私たちすみれ建築工房は
『建築業を通して地域社会に貢献する』
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投稿日: カテゴリー 注文建築

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