そのシロアリの薬剤散布で安心ですか? ええ、安心です、5年間。

JUGEMテーマ:住宅

今日の神戸は雲が広がりましたが、まだ雨は降りません。
梅雨入りと同時に強行着工したK様邸では結局全く雨に降られる事無く、サッシの交換工事を終えることが出来た様です。
これで一安心です、メデタシ、メデタシ。
今日はHDC(ハウジングデザインセンター)のクリナップショールームでイベントを開催しておりました。
今回は薬膳料理の講習、兵庫県第1号の「国際薬膳調理師」である、
「朝日さわやかクッキング・教室」主宰の渡部 美智余先生に講座をお願いしました。
木 火 土 金 水
の陰陽五行説に基づいた自然の摂理に逆らわないナチュラルな食生活のコツを教えて頂きました。
旬のものをその時々に合わせて頂く。
自然が導くままに、季節に実る野菜や果物を無理をする事無く取り入れることで健康な身体になっていきますよ、と柔らかな口調で説明して頂きました。
とても、美味しかったです。(笑)
さて、お題目はショールームで小耳に挟んだ他のテーブルでの打ち合わせの会話です。
どうやらリフォームの打ち合わせの様でしたが、営業の方が一生懸命工事内容の説明をされていました。
「この写真に映っているのが、蟻道といって、シロアリの通り道と糞です、この機会にしっかりと防蟻工事をしておきましょう、」
どうやら、既に床下をシロアリにかじられている様です。
「薬が弱くなってずいぶん保障機関は短くなりましたが、この薬剤を撒いてシロアリを退治します」
あ、ニコチノイド系(農薬系)の一般的な薬剤を散布することをお奨めしている様です。
「これで安心ですか?」
とお施主様、
「はい、安心です、五年間の保障が付いていますので、」
と、営業マン、
「五年間ですか・・・、」
と、微妙な空気が流れました。
現行の建築基準法では新築時の防蟻処理が義務づけられています。
土台を桧の4寸角にするとか、外壁下地をダイライトにするとか、防蟻処理をしないでも認められる工法もありますが、桧もヒバもシロアリが絶対にかじらない、という事はありませんので、防蟻の処理は必要だと私も思っています。
しかし、、
床下、及び1階の床上1mまで散布する薬剤が農薬のニコチノイド系の化合物であることに対して、私は長い間引っかかっておりまして、なんとか出来ないかと試行錯誤を繰り返して来ましたがなかなかいい方法は見つかりませんでした。
国の機関と薬剤メーカーとは深い関わりがあり、既得権益を守る為ではないのか?と言われる程、農薬系以外の防蟻材は認定されなかったのですが、最近になってやっと、シロアリの被害が厳しいアメリカやオーストラリアで一般的に使われているホウ酸系の薬剤が認められる様になったのです。
目薬等にも使われているホウ酸は人体には無害、しかし腎臓を持っていない昆虫が体内に取り込むと死んでしまいます。
しかも、揮発性の薬剤ではないので一度塗布すると水で流れてしまう様なことが無ければ半永久的に効果を失いません。
そんなこんなで、すみれでは昨年から防蟻処理はホウ酸に全て切り替えました。
これは別に特別な情報ではなくて、施工も簡単ですし、費用も高くなることもありませんので、最近は多くの工務店さんが普通に脱農薬系薬剤を果たしています。
ホウ酸による防蟻処理はこれからの常識になりつつあると言っても過言ではないと思っています。
ちなみに、Wikiの記述を抜粋してみると、、
ネオニコチノイドNeonicotinoid)は、クロロニコチニル系殺虫剤の総称。ニコチン様物質を意味し、イミドクロプリド< /a>アセタミプリドジノテフランなどが該当する。急性毒性は低いとされているが、昆虫に選択的に毒性を発揮し、など哺乳類には低濃度で単独使用した場合には比較的毒性が低いとされているが、有機リン系農薬と併用した場合には頭痛や湿疹、ADHD(注意欠陥多動性症候群)似た症状などが発生する場合がある[1]。一般家庭のガーデニング用から農業用、シロアリ駆除、ペットシラミノミ取り、ゴキブリ駆除、スプレー殺虫剤、新築住宅の化学建材など広範囲に使用されている。現在、農薬として世界100カ国以上で販売されている。

さらに、こんなことも、
1990年代初めから、世界各地でミツバチの大量死・大量失踪が報告され、すでに2007年春までに北半球から4分の1のハチが消えたとされている[3]。ネオニコチノイドは「蜂群崩壊症候群」(Colony Collapse Disorder,CCD)の主な原因といわれ、フランスでは2006年最高裁判所判決により一部の種類が使用禁止となっている。
結論としては、
ネオニコチノイド系農薬3種は2013年12月よりEU全域で使用が原則禁止となる[8]

とのこと。
住まいは一番身近な環境です。
建築に携わる者はその環境を左右する責任を負っており、場合によっては知らなかったでは済まされないトラブルの原因を作ってしまうこともあります。
アタリマエではありますが、、常に最新の情報を持ってお客様に最善のご提案をしなければ、と改めて思った次第。
日々是勉強勉強、ですね。
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