今日は名古屋へ。
月に一度の建築の工法、デザイン、シクミ、ビジネスモデル等を学ぶ研究会です。
インプットとアウトプットが一緒になったとても深い学びをいつも頂いてかえる勉強会という事で、今日もガッツリと勉強させて頂きました。
今日のテーマはアンティーク&エイジング。
コアなファンも多い分野ですが、本当に細かなディティールまで拘って建築に取り入れている会社は全国広しといえどもなかなかおられません。
流行というのは少し違うかも知れませんが、アイアンの装飾やエイジング加工が施された造作材は巷にあふれているなかで、本物に拘ったディティールを建築自体に組み入れて家を建てている建築会社はごく限られています。
その細部に渡るこだわりのデザイン、施工をくまなく見せて頂き、顧客の夢の実現、想いをカタチに、という建築会社が目指すべき方向性の一つのカタチとして、学んおくべきジャンルである、という事が良く分かりました。
K社長、Tさん、そしてN社長、本日はお時間を割いて頂きましてありがとうございました。
ディティールに神が宿る。
私たち技術系の会社が押えるべき要点を改めて再確認した様な気がします。
本日はありがとうございました、そして今後共、宜しくお願い致します。
さて、お題目はその会社訪問の際に頂いた資料を見て思ったこと。
アンティークテイストを基調として、『フランスの片田舎にくらすような・・』
というコンセプトを打ち出した住宅商品の案内をする雑誌の一番始めに書かれていたことは、
『フランスに惹かれる理由』という長文のエッセー(?)でした。
アンティークデザインに特化した住宅の設計施工を行い、一部の消費者から圧倒的な支持を得ている会社が顧客になるかもしれない読者にはじめに伝えたかったことは、その『理由』なんだということ。
理由を語ることで、共通の価値観を持てるかどうかを見極める。という事の重要性を改めて感じた次第です。
ちなみに辞書を紐解くと、、
理由とは、原因であり、要因であり、根源であり、背景であり、由来であり、道筋であり、目的であり、必然性であり、根拠であり、よりどころであり、意義であり、趣旨であり、原点である。
と書かれています。
住宅と言う生活者にとって一番身近な環境、非常に責任の重いモノを供給する、もしくは提案するにあたり、その理由を明確に伝えることがやっぱり非常に大事なのだと良く分かりました。
住宅はデザインだけでは成り立ちません、強度や断熱、健康に対しての留意点等、その他長きに渡って安心安全をお約束するためにチョイスした工法や材料一つ一つについて何故これを選んだか?という根拠なり理由を明確にしながらお客様の夢をカタチにするお手伝いをしなければならないと改めて思いました。
何の為に、という問いを共有しながら。
それにしても、、学ぶべきことは沢山あるものですね。。。
全てはお客様の為に、これからもコツコツと見聞を広め、学び続ける習慣を守りたいと思います。
研究会の皆様、今日も一日、ありがとうございました。