目的と結果とプロセスと在り方についての考察。

JUGEMテーマ:日記・一般
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先週に引き続いての3連休は先週末の台風による大荒れの天気とはうってかわって秋晴れの素晴らしい朝から始まりました。
燦々と降り注ぐ太陽と爽やかな風。
絶好の運動日和となった今日は神戸一円の小中学校では体育祭が行なわれていた様です。
我が家のお嬢の通う中学校でも例外無く行なわれてたということで、忙しい週末の時間を割いて少しだけのぞきに行ってみました。
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躍動する若さとでも言うのでしょうか、
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少しの時間だけしか見れませんでしたが、弾けるような笑顔で懸命に縁起をする子供達は眩しいような印象さえ持ちました。
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それにしても、毎年のこととはいえ、先生方が一生懸命創意工夫をされているのか、私たちが子供の頃には見たことの無いような演目?の多いこと。
子供達が楽しんで体育祭を作って行けるように色々と考えて下さっているのだろうな、なーんて思い、しきりに感心すると共に、ありがたいなー、と感謝の気持ちで一杯になりました。
なんだかんだといっても、一生に一度しかない中学時代、思い切り楽しんでもらいたいと思います。
盛り上がっている運動場に後ろ髪を引かれつつ、昼からはみっちりと、お・し・ご・と。
リフォームの打ち合わせやマンションリノベーションの現場にお客様とそのご友人たちと一緒にプチ完成見学会に行ったりと、神戸市内を走り廻りましたよ。
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ファイヤーキングの食器の似合う小部屋。
ど昭和な間取りの和室主体のマンションがいい感じの部屋にすっかり変わって、元々賃貸に出すつもりだったのが、もったいなくなってお施主様がご自分で使うことにしたという物件です。(笑)
完成写真はまた改めてご紹介したいと思いますが、工事のプロセスが見れる工事日誌はこんな感じ、
リノベーション工事をしてどんな風に変わったのか?というビフォー&アフターを見るのはとても面白く、参考になると思いますが、この工事日誌のようにどんな工程を経て変わったか?というプロセスを知ることも重要な一面を持っていると思います。
私の場合、モノづくりに携わる者として、
どんなものを作れるか?
ということと、
どのようにして作れるか?
という問いは同じくらい重要なことだと思っています。
先日、名古屋での勉強会でカリスマK社長がこのところ熱心に考察を重ねている、結果とプロセスについての価値観が個人的な属性によるものだ、という話を聞いて、自分はどっちだろうか?という問いについて考えてみました。
簡単に羊を逃した羊飼いの話に例えると、

あるところに、2人の羊飼いがいて、それぞれ羊を率いて放牧に行きました。

ところが、二人とも帰ってくると羊を逃がしてしまった、というのです。

一人は、「昼寝をしているうちに逃がしてしまいました」と言い、

一人は、「勉強しようと読書に夢中になっていました」と言います。

結果は同じ、しかしプロセスは違います。

カリスマK社長はtype A 、 typeBと、人間のタイプを分けることによって結果を重要視するのと、プロセスを重要視するものに属性が分かれるものだと結論づけられました。

結果こそすべてと結果に重きをおくtypeAとプロセスこそ重要であり結果が全てでは無いと思うtypeB。


しかし、結果が伴あわない仕事というのは結局評価する訳にも行かないのも事実。

非常に面白い話でした。

私自身の本質的な属性はどっちだ、という事はさておいて、こと建築という仕事の範疇で考えると、プロセスこそが重要ではないかと思います。

それは、プロである以上、一定の結果を出すのはアタリマエという大前提とセットでもあるのですが、結果が良かったからと満足していては進歩も発展も期待出来ないようになり、逆に考えると結果にコミットしすぎることで、そのプロセスの中に目に見えないリスクが増えていく可能性も有ると思うから。

難しい問題ではありますが、要はどちらも重要で、片方を正として単純化して選択することは出来ないということ。

しかし、自然の摂理、原理原則に則って考えた時、その選択は、

どの様なものを、

どのようにして、

どの様な人が、

どの様な想いで、

どの様な目的で作ったか?

という5Dのプロセスの積み重ねこそが目的(=最高の結果)を叶える唯一の方法論をエビデンスとして行なわれるようになるのではないでしょうか。

人生は選択の連続であり、人は常になにかしら判断を求められます。

しかし、選び方では無く、在り方というもっと根源的な部分に視点を向けると、全く違うパラダイムがそこにはある様な気がします。

世の中はすべからず表裏一体。

陰と陽、光と影、表と裏それぞれに目を向けるということはそのつなぎ目にも目を向けるという事でもあり、それが在り方とか、中心とか、心の奥底に目を向けることになり、魂を磨く行動に人を駆り立てるのではないでしょうか。

秋の夜長ということで、そんなことを考えながらテラスで一人夕涼み。

たまには『中庸』でも読み返しながら考えごとに耽ってみたいと思います。

目的と結果とプロセスと在り方について、

非常に難しいけど案外面白いかもね。(笑)

すみれ建築工房 ミッションステートメント

創業時から変わらない私達の“想い”

それは作り手側から見た業界の悪習を断ち切りたいと言うその1点に尽きます。

しっかりと社会保障をされた職人が早く出来た事が儲かることではなく、完璧なものを作ることで評価されるシステムを作り上げ業界のスタンダードにしたい。

それがすみれが社員大工での施工に拘る理由です。



設計する者として真剣・誠実にお客様のご要望に耳を傾け、最善のプランを作成します。 工事する者として日々切磋琢磨し、技術・サービス・管理能力の向上に努め、その結果としての低価格への挑戦をし続けます。 工事店として>全ての方に「知って良かった」と言っていただくまで、諦めないサービスに努めます。 建築のプロとして建物の長寿命化を果たします。 日本の伝統工法の継承者として次世代の育成に努めます。 人として常に良心に従った行動をとります。

私達が誓うこの憲法に従いお客様に安心と安全そして心地よい環境を提供致します、それは工事を通してひとりずつのお客様の幸せの実現を通して社会に貢献することを目的としているから。

業界の流れに逆流しながらも大工職人の内製化を守り、社員大工による自社施工に拘っています。


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