秋祭りに運動会、遊園地に動物園、ツーリングに山登りに、農作業。
三連休に予定を立てて、楽しみにされていた方にとってはサイコーの滑り出しだったのではないでしょうか?
天に突き抜けるような青空に秋らしい涼しい風が吹き、何をするにも、どこに行くにもモッテコイ!という素晴らしい朝でした。
で、私はというと、「USJに遊びに行くねん、」という娘に朝早くから叩き起こされて、さも私の役割になったかのように、駅まで送って行かされました。
ま、早起きも出来た事やし良いんですけどね。。。
その後は、ガッツリと、
お・し・ご・と・よ(笑)
午前中は夏の間伸び放題になっていた庭木の剪定に向かった先で自分自身でもちょっとした作業など。
太陽を燦々と浴びて成長する夏も良くないし、活動が弱まる冬にするのも良くない、という事で実はただいま剪定のベストシーズンでもあります。
大好評受付中ですので、お庭のお手入れが気になっておられる方はご一報下さいね。(笑)
昼から事務所で着工を目前に控えた新築工事の打ち合わせをした後は、いよいよ連休明けから着工する『省エネ推進化事業』の採択を受けたリフォームのお客様宅のご契約へ。
個人住宅のマンションリノベーションで、(いつもやっているのと大して変わらない)断熱工事とバリアフリーを一緒にすると、なんと国から75万円もの補助金が受ける事が出来るというこの事業、(そのバラマキっぽい側面の是非は別として、)お施主様にはずいぶん大きなメリットがあるという事で、喜んで頂きました。
ま、せっかく貰えるものなので、と、有効に活用してより一層、あたたかで、安全なリフォームをさせて頂きたいとご提案した訳ですが、目論見どおり、予定通りに採択が受けれて良かったです。
Y様、間取りやデザインが一新されるのもですが、この冬はガラッと暖かく変わるのも楽しみにしていて下さいね。
その後は秋祭りで賑わう海神社を脇に見ながら建家の撤去まで進んだ解体工事の現場へ、
家を建て替えるのに解体工事はつきものではありますが、建物が消え去った後を見ると、理由も無く叙情的になってしまいます。
別に私が建てた訳でも、住んでいた訳でもないので、私が感傷を持つことも無いと思うのですが、何となく。
それはきっと、精魂込めて作った建物には魂が宿る。
もしくは、長年、そこに住まう人の暮らしを支え続けた建物には魂が宿る。
という事を信じているから、というよりも実体験として感じる事があったからなのだと思います。
残念ながら、もう何年も現場に出て、初めから最後まで精魂込めて家を建てる、という事をしていませんが、創業間もない頃、初めて建て替えを依頼されて自分が書いた図面を自分の手で建てた時に魂が震えたのが今も心の奥の方の感覚として残っています。
建物が出来上がった時のお客さんの笑顔と、「ありがとうね」といわれた言葉。
やり切った、という達成感と、この先一生涯責任を負うことに対して気を引き締めたこと、
いろんな感情がごちゃ混ぜになって、記憶として張り付いているのは、工事の初めの解体時の土壁の埃っぽい臭いです。
今までこれと言って意識した事はありませんでしたが、きっと解体工事の現場の臭いが当時の記憶を思い起こさせるのかも知れません。
モノづくりは現場で自分の手で作り上げるのと、設計をしたり現場管理をしたりするのではその思い入れは全く違います。
残念ながら、現場で作業だけに集中していいという立場では無くなってしまったので、これから先、もう一度その当時のような体験をするのは難しいように思います。
ですが、向き合っている気持ち、そして責任、やってる事、やりたい事は結局今も全く同じなので、その心意気は創業時と変わらぬまま、頑に守っていきたいと思います。
『一棟入魂。』
やっぱり、人生は魂を磨く道場らしいので。
創業時から変わらない私達の“想い”
それは作り手側から見た業界の悪習を断ち切りたいと言うその1点に尽きます。
しっかりと社会保障をされた職人が早く出来た事が儲かることではなく、完璧なものを作ることで評価されるシステムを作り上げ業界のスタンダードにしたい。
それがすみれが社員大工での施工に拘る理由です。