おついたち。
気づけば今年もあと2ヶ月でおしまいです。
時間が経つのが年々早くなるように感じられるのは人生が残りすくなくなってきたことに対する焦りの表れなのでしょうか。
46歳にして残り少ないは少し大げさですが、若い時のように漠然と将来がいつまでもあるとは思えなくなっていることも確かです。
いちにち一日を大切に過ごさねば、 、
さてお題目は親切な仲良し同級生、近所の同業者のO社長から読みなさい、と頂いた課題図書の感想文です。
実は私若い時は無類の漫画好きでありまして、酷い時は発売される週刊の漫画を全て読んでいた時期までありました。
とは言え漫画フリークを卒業してもう10数年経つわけで、今は全くもう、漫画に興味はありません。
この年になると他に読むべき書籍が山ほどあるわけですから。
しかし、これだけは絶対に読んでおくべきだと強く奨められたこともあり、多方面から(良い歳したおっさんの)すばらしい!という声、老若男女から絶大な人気を得ているいう噂も聞いていたので、奮起してチャレンジしてみることにしました。
『ワンピース』
そういえば昨日のニュースで、新刊が発行されてトータル3億部数を突破したとの事。
たかが漫画、されど漫画。
それにしても、3億部って、ベストセラーというようなレベルではなくて、少し想像の域を超えているような気がします。
社会現象ですよね、、
とにかく、ものすごい幅広い層から絶大な支持を集めているというのは間違いないようですね。
さて、(たぶん先月は世界で一番必死になって、笑)ワンピースを読んだおっさんとして、私なりにワンピースの魅力について少し考えてみました。
仲間との友情
大きな夢に向かって進むこと
リーダーシップ論。
ワクワクドキドキな冒険話。
善と悪の混沌。
読む人によってその魅力は様々だと思いますが、私個人的にこの漫画の何が素晴らしいかと言うと、
キャラクター設定が、ハンパねぇ。
という一言につきます。(笑)
(また怒られますが)ざっくりと大まかにワンピースのストーリーをまとめると、『桃太郎』と同じです。(^^)
桃太郎が鬼が島に鬼退治に行く代わりに、ルフィーが海賊王になることを夢見てひと繋ぎの宝と言われる「ワンピース」を目指すわけで、その途中、自分の能力の足りないところを補ってくれる猿やキジや犬の様に仲間を増やしながら冒険を進めていくというわけですから、大まか同じです。(笑)
何が違うかと言うと、敵も味方も含めて全ての登場人物のキャラクターのディティールの細かさです。
ストーリーに関係のないような端役にまで強烈な個性を吹き込むことによって、すべてのエピソードが生き生きと躍動し始めます。
これにはずいぶん学ばせていただくことがあったような気がします。
まさに細部(ディティール)に神が宿る。
そして、綿密に作りこまれたキャラクターを追いかけていくうちに不思議と自分がどのキャラなのかということを考えるようになるようです。
ついでに自分だけではなく周りの人間関係をその中に落とし込んでみたり。(^^)
自分の人生を俯瞰するという事は見方を変えると自分の人生をキャラクターが演じている姿を見ると言う事でもあると思うのです。
そしてそのキャラクターのバリエーションをたくさん目にし続けると、演じている人を当てはめて特性や本質をあぶり出すということに慣れてくる効果があるような気がします。
人は、意識しようとしまいと自分のキャラというものが必ずあり、どこか人生を演じている部分があるのではないでしょうか。
そんなふうに考えると、まるでマンガのようなワクワクドキドキする面白い人生を選ぶこともさして難しくないのかもわかりません。
たった一度きりの人生、どうせならワクワクドキドキな刺激的で夢のある時間にしたいものです。
そして、人生を俯瞰するということは、『何の為に生きるのか?』という問い、人生の意味を考えたり、どのように生きるべきかというプロセスを練り直す機会になると思うのです。
まあ、とりあえずワンピース71巻まで一気に読んだ勢いをかって、ドラマティックな年末年始を過ごせるようにまずは意識してみたいと思います。
楽しみながらね。(^^)
そんなこんなで、まだワンピースを読まれていない方ぜひお早めにどうぞ。
いろんな気づきがあると思います。
ね、清水社長。
せっせと70巻もの漫画をせっせと運んで下さったO社長、ホントにありがとうございました。
深謝。
創業時から変わらない私達の“想い”
それは作り手側から見た業界の悪習を断ち切りたいと言うその1点に尽きます。
しっかりと社会保障をされた職人が早く出来た事が儲かることではなく、完璧なものを作ることで評価されるシステムを作り上げ業界のスタンダードにしたい。
それがすみれが社員大工での施工に拘る理由です。