大工と百姓。


暦の上では今日は小雪。
「冷ゆるが故に雨も雪と也てくだるが故也」
と、言われたりした様ですが、今週の初めの寒さも少し緩まり、暖かな陽射しが顔を覗かせました。

寒くなったり、緩んだりを繰り返しながらも着実に、そして残酷に時の流れがすぎていきます。
昨日の生まれて初めて降り立った四日市への勉強会で怒涛の出張週間もやっと一段落。
週末に向けて今日は実務に打ち込むいちにちになりました。
このところ出張で神戸を離れているか、もしくは事務所にこもっているかという極端な生活になっておりまして、プライベートは一体どこに?という感じの相変わらずワーカホリックと言われてもしょうがないような状態が続いています。(^_^;)
まあしかし、私たちのような小さな事業者は「人生=事業」といってもいいくらい、致し方ない。
と言うよりは自らそれを選んでいるようなものですから、それはそれでいんですが。。。
私たち建築会社の仕事はモノを作る事ですが、その本質はというと、人のお話を聞く事だったりします。
顔を合わしてお話をしっかりと伺う事によって、こんなモノを作りたい、では無くて、こんなモノを作って、こんな暮らしがしたい、とかっていうモノではなく、コトを理解するコトが出来るようになります。
そんなこんなで、最近は建築にまつわるご相談を受けた後に、雑談というか懇親と言うか、クライアントと一緒に食事をしたり飲みの時間をとったりする事が多くなっています。
ま、そんな時間がそもそも好きだという事もありますが、、(笑)
今日も、2件のご相談を頂きましたが、両方とも建築の具体的な話ではなく、そこでどんな事がしたいか?というお話を延々とお聞かせ頂きました。
大きさやカタチ、金額など具体的で表面的な事ではなく、心の奥の方に持っておられる(将来的な)願望や夢を知る事によって、方向性を間違う事無くいいご提案をする事が出来ると思います。
夕方からお越し頂いた若きカリスマ農家の呼び声の高いキャルファームの大西さんとは、おまけに、ジョイントベンチャーで食と住を織り交ぜた楽しくて健康的なライフスタイルの提案を一緒に出来ないか?というところまで話は飛躍して、ヒヤリングの延長線ではなく、一気に地域に密着する事業者同士の作戦会議になってしまいました。(笑)
『住』という人にとって最も身近な環境を提供する者として、同じ健康の基盤となる『食』について無関心ではいられません。
そして、それは『食』を提供する者としてもおなじ事。
同じ方向性をがっちりと確かめあう、とても有意義な時間を過ごす事が出来ました。

神戸といえども我々のホームは田んぼや畑に囲まれた西の果てです。
自然豊かなこの地で住まい続ける事の意味を今一度しっかりと認識をして、本当の自立循環型社会を目指す歩みを進めてみたいと思います。
大西さん、宜しくお願い致します!
今日はありがとうございました。
心謝。
 

すみれ建築工房の目指すサイクル

 

創業時から変わらない私達の“想い”

それは作り手側から見た業界の悪習を断ち切りたいと言うその1点に尽きます。

しっかりと社会保障をされた職人が早く出来た事が儲かることではなく、完璧なものを作ることで評価されるシステムを作り上げ業界のスタンダードにしたい。

それがすみれが社員大工での施工に拘る理由です。





お客様に安心と安全そして心地よい環境を提供して、また次の仕事へと繋げていく。

それは工事を通してひとりずつのお客様の幸せの実現を果たして社会に貢献することを事業の目的としているから。


自然の摂理に逆らうのではなく、アタリマエの連続で自然な流れを作って行く。

だからこそ、業界の流れに逆流しながらも大工職人の内製化を守り、社員大工による自社施工に拘っています。



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